天皇陛下の79歳の誕生日を祝う一般参賀が23日、皇居・宮殿東庭で行われ、午前中で昨年より1000人余り多い2万1950人(宮内庁調べ)が訪れた。
陛下は皇后さまや皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻とともに午前中3回、長和殿のベランダに立たれた。2月に心臓の冠動脈バイパス手術を受けた陛下は、現在の体調について「普通と変わりなく生活していますので、どうか安心してください」と述べた。
また、「これからも(東日本大震災の)被災者のことを思いつつ、国民皆の幸せを願って過ごしていくつもりです」とあいさつ。日の丸の小旗を振る人々に笑顔で手を振って応えた。
午後には、宮殿で野田佳彦首相らが出席する祝宴や、各国大使らを招いた茶会が開かれる。(JCOM)
茶会の儀で各国大使らと歓談される天皇、皇后両陛下=23日午後、皇居・宮殿「春秋の間」(代表撮影)
79才を迎えられた天皇陛下の東日本大震災の被災者を思う心に、被災地では天皇陛下に対する尊敬の念で一杯である・・・