メジャーリーグの人気スターたちが一堂に会し、しのぎを削り合うオールスターゲーム。新型コロナウイルスの影響によって2年ぶりの開催となる今季は、全世界から熱視線を送られる男が参戦予定だ。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)である。
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 今季の大谷は開幕から怒涛の快進撃を披露。打っては本塁打32本、打点69、OPS(出塁率+長打率)1.064といずれもハイアベレージをマーク。ピッチングでも防御率3.49ながら、奪三振率11.69と高水準の数字を出し、自身のメジャーキャリアでは最高となる6度のQS(6回以上を投げて3失点以内)を達成している。

 オールスターの前日に開催されるホームラン・ダービーへの参戦も決意した偉才には、周囲からの注目度も日増しに高まっている。

 一方で大谷のコンディションを懸念する声も上がっている。米メディア『Inside Hook』は、「デグロムが参加しないように、ショウヘイ・オオタニもそうすべきだ」と指摘。今月7日の登板後に「僕にとって有益ではない」とオールスター参加を辞退した剛腕ジェイコブ・デグロム(ニューヨーク・メッツ)を引き合いに出し、「オオタニにとってもメリットはない」と主張した。

「オールスターゲームを辞退する決断は、おそらくMLBとファンから少なからず反感を買い、無礼だと見なされる可能性がある。だが、一時的に集まる多くのスポットライトとわずかなボーナスを得ること以外のメリットはない。だからこそ、オオタニのような過去に故障で苦しんできた選手は出るべきではないだろう」
さらに「ジョー・マッドン(エンジェルス指揮官)が常々言っている『ショウヘイのための最適な起用法』とは、彼をオールスター期間中に家に留まらせることだ」と断言した同メディアは、「オールスターやホームラン・ダービーへの参戦による余分な消耗に価値はない」と切り捨てている。   (WEB引用)

同感である。今は自分の成績-人気をより、チームの成績を上げるのが先ではないだろうか。人気にとらわれる事なく正々堂々とチームに答える成績を残して初めてオールスターに参加する権利を取得しても遅くないのではないか。DHで有りながらホームランだけを狙っているかのように見える大谷翔平の姿は見たくない。体力を温存し適時敵打で勝ち抜く大谷翔平を望みたい。

本国ではコロナとオリンピックで四苦八苦していることも配慮する必要があろう。