大相北の富士勝昭撲名古屋場所千秋楽(18日、ドルフィンズアリーナ)NHKでテレビ解説を務めた北の富士勝昭氏(79)=元横綱=が、横綱白鵬(36)は大関正代(29)を浴びせ倒した14日目の一番を振り返った。
時間いっぱいで、白鵬がそんきょから立ち上がると後ずさっていく。俵付近にまで極端に下がって手をつ、遠いき距離で正代と向き合った。軍配が返ると、立ち上がって歩いて前進。おもむろに張り手やおっつけで攻めた後、体が離れて様子の探り合い。機を見て十分の右四つでつかまえて浴びせ倒したが、後味の悪さが史上最多の優勝44回を誇る横綱の俵付近で手をつく奇襲に、北の富士氏は「あきれて物が言えなかった。44回優勝した大横綱がやって良いことといけないことがあるんじゃないか。それだけに質が悪い」と苦言。白鵬は進退を懸けて臨んだ場所で14連勝し、自身2度目の千秋楽全勝対決に持ち込んだが、北の富士氏は「きょうの全勝同士の一番を楽しみにしとったんですが、まあいいですわ。あとは精いっぱい、やってくださいよ」と突き放していた。
又NHKでテレビ解説を務めた舞の海秀平氏(53)=元小結=は「また立ち合い、肘打ちいきましたね。照ノ富士の顔面を狙って肘が飛んでいきましたね」と指摘。「余裕がないからああいう相撲を取る。勝利への執念といえば執念なんですけど見方を変えると、そこまでして勝ちたいかなという、そういう見方もしている人もいると思うんですよね」と苦言を呈していた。(抜粋)
横審の矢野弘典委員長(産業雇用安定センター会長)
19日の会合で「14日目の目を疑うような仕切り、連日の張り手。ヒジ打ちと疑われかねないカチ上げ。武道では見られないガッツポーズは見苦しく、どう見ても美しくない。多くのファンのひんしゅくを買っている」と苦言。(抜粋)
この横綱の仕切りはどうした! 見たことない?
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