46年ぶりに国内でみられる22日の皆既日食の際、カーナビなどに使われるGPS(全地球測位システム)の精度が下がる恐れがあることが、情報通信研究機構(東京都小金井市)の分析で分かった。
太陽からの紫外線が急減して日本上空の大気に異変が起きることが原因だが、精度低下による位置のずれは2~3メートル以下で、日常生活に支障が出るほどではないという。
異変は高度60~400キロの「電離圏」で起きる。電離圏では、大気中の窒素や酸素に太陽からの紫外線が当たり、電子が飛び出して漂っている。この電子の密度変化が、短波放送やGPSなどに使われる電波に影響を与えることが分かっている。
同機構は、皆既日食が昼間に局地的に「夜」となり、その状態が最大6分以上続くことに着目。通常の夜とは異なる現象の影響をスーパーコンピューターで予測した。
その結果、日食が始まる午前9時過ぎから電離圏の電子が減り始め、月が太陽を覆い隠す「皆既」となる午前11時前後には減少域が沖縄から東京まで拡大。通常の昼間より電子が半減する可能性があることが分かった。通常の状態に戻るのは午後1時ごろという。
予測を踏まえ、同機構は、北海道豊富町や鹿児島県指宿市など国内4カ所の観測態勢を強化。15分間隔の観測時間を5分間隔に縮めて変化を追いかける。
品川裕之・宇宙環境計測グループ主任研究員は「カーナビには修正機能があるため、市民生活への影響は小さいだろう。
「観測網が整った日本で皆既日食が起きるという絶好の機会なので、太陽活動が電離圏やGPSに与える影響を詳しく調べたい」と話す。 【毎日jp】
不 良 品
不良品の日食グラス。四角い窓 分に本来あるべき遮光板が入ってない。
独立行政法人科学技術振興機構が17日、全国の小・中・高校などに無料配布した「日食グラス」に遮光板が入っていない不良品がまじっていたと発表した。そのまま太陽を見ると失明の恐れがあるという。約5万個を配布済みで、ホームページ(http://www.jst.go.jp/)で注意喚起を始めた【ASAHI COM抜粋】
部分日食は全国で観測できる。太陽が欠け始めるのは那覇が午前9時32分50秒▽東京同9時55分33秒▽札幌同10時4分30秒で、昼過ぎまで続く。最大どのくらい隠れるかを示す「食分」(皆既は約1)は、九州で0・9以上、東京で0・75、札幌で0・5程度。
とから列島
46年ぶりと言う皆既日食が見られる日が近づいてきた。
無料配布したはよかったが、遮光板が入っていない製品が混在し全部回収すると言う残念なニュースがあつた。何も全部回収することはなく不良品だけでも等とも考えないでもないが、会社とすれば「もし」と言うことを考えれば仕方ないのかもね。
昔はろうそくでガラスを曇らし覗いたりしたりしたこともあったが、科学の進歩とともに安全に観測する方法が解明して来た。
90%が隠れている太陽でも、肉眼で見れば短時間で目に大きなダメージがあるという。
目の奥まで届かない紫外線より、赤外線が危険で、紫外線カットのサングラスやゴーグルも役に立たないという。下敷きやCDのほか、以前には推奨されたススを付けたガラス板も、赤外線は通すため危険のようだ。
簡単に安いものと言っても1500円ぐらいするようですがつぎの注意事項を参考にしたほうが安全のようですね・・・・
危険回避のために
http://www.astronomy2009.jp/ja/webproject/soecl/ng.html
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