
1989年の参院選で、自民党は史上最低の36議席という大敗を喫した。一方、野党第1党の社会党は議席を倍増させ、当時の土井たか子委員長は「山が動いた」との名文句を残した。
野党第1党の立憲民主党と第2党の国民民主党の合流協議が足踏みを続けている。立民の枝野代表が新党の名称を「立憲民主党」とするよう主張し、国民の玉木代表は投票で決めるよう求め、にらみ合ったままだ。
国民の側に新党名を「民主党」とすべきだという声が多いことを踏まえ、立民は新党の略称を「民主党」にするという。苦し紛れのアイデアに、野党関係者からも「それなら一見民主党と名乗ればいい」と混ぜ返す声が漏れる。
党名だけならともかく、基本政策の違いもけっこうあるからやっかいだ。枝野氏は消費税率の引き下げに慎重姿勢を貫いている一方で、玉木氏は消費減税の必要性を公言している。憲法改正にしても、消極的な枝野氏と前向きな玉木氏は好対照をなしている。
立民の福山幹事長が「9合目まで来た」と言っているわりに、なかなか協議は折り合いそうにない。結婚を目前に控えているのに、どちらの姓を名乗るかでもめたあげく、互いの趣味や好みもてんでんバラバラ。そんな2人がいたら、うまく新婚生活を送れるか危ぶまれるところだ。
合流は、政権交代という最高峰の頂にたどり着くまでに乗り越えるべき小さな山の一つに過ぎない。長く険しい道のりを踏破するには、パーティーを組む面々が心を合わせる必要がある。しかし、この迷走ぶりを見る限り、登頂どころか遭難しそうな雰囲気だ。
合流か破談か。どちらに転ぶにせよ、協議をだらだらと続けるのが愚策であることだけは確かである。「しょせんはコップの中の争い」と、国民に見放されるのが関の山だ。(WEB抜粋引用)
与野党協力し憲法を改正し「新しい日本を創造」
するぐらいの野党にはなれないのだろうか?
今やっていることは余りにも考えが小さすぎる!