ネットとデマは切っても切り離せないのか…。

ここ数日、大津市のいじめられていた……いや
暴行・窃盗強要などの被害を受けていたとされる中学生が、
自殺した事件に関する報道が連日行われています。

聞いた外郭を眺める限り胸糞悪い事件です。

報道される範囲で教育委員会・学校の説明は
あまりにも歯切れが悪すぎますし不明瞭です。
警察の不誠実とされる対応なども報道されています。
生徒が「大人」に不信感を示す証言もあります。

もし、大津市に住む親の立場だったら市に
子どもを預けることに漠然とした不安を抱き、
できれば回避したい、という思いになるでしょう。


ネットでは正義感に駆られた人々が怒りを露わにしています。
まっすぐな気持ちは大事ですが、そのまっすぐさに危うさも感じます。
事実、すでに間違った発露もされてしまっているようです。
折角の「正義感」も間違った発露をしては正当性をなくします。

「一切関係ございません」　大津中2自殺事件で、ある病院がコメント
（2012年7月9日　ITmedia）

残念ながらことあるごと、ネットとデマは度々セットで語られました。
毎度、議論は噴出するものの今回のように進歩が一向に見られません。

嘘の情報に惑わされず、怒りを正しい方角へ向ける
ということは、なかなか難しいようです。


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(井上宇紀)