へなちょこへにゅの「へ」の字あたり。

萌えたり燃えたり遊んだりする、女子と腐女子の境目辺り。漫画とか喫茶店とか日本史とかが、へにゅの棲家。

夏で海

2006年08月19日 21時42分55秒 | 短歌
一、海に堕つ 陽を見送りて 昔日の 過ぎて滅びる 夏の葬送

二、白日に 黒点連なる 葬列の 視野脅かす 病の如くに

三、窓越しの 熱を持たない 光、灼く 膚に僅かな けものの名残

四、無理矢理に かたちを作った 個性に飽き いまでもここでも ない場所へ
五、自己主張 誰もが同じ 言葉吐き 死ぬまでなんて 皆、五十年

六、差し伸べる 憐れみさえも 叩き落とす 十九で滅びた 誇り高さか

七、夜を請う 起きて寝るだけの 人生に 静寂、月光、孤立と祈り

八、問い掛ける 言葉が電波に 化け届く 彗星真似て 墜星に似て

九、雨、雫 ばらりばらりと 頭上撃つ 街も我が身も 真夏の底へ

十、がりがりと 青き錠剤 噛み潰す 二人で絶望 なんて、温いね


あまりの暑さに耐えかねて、カンカンに逃げる。海の見えるスターバックスで短歌詠んだり、短歌評論を読んだり。

隣のテーブルで男女二組が合コンだよ。さすが岸和田…高校生がイズミヤでひっかけ橋状態、というのを目撃した昔、嗚呼異郷に嫁に来たものだと感慨深かったものですが、今また異郷イメージが力強く更新されました。
三十歳(←聞こえてきた)でスタバで合コンかあ。

二十代とおぼしき男子が三十歳の女子に向かって、若いよ、凄く若く見える、二十代も前半てカンジ、若い若いと連発しています。

正直、自分が三十路になるまでは、三十以上の女性には若いと言うのが親切とへにゅも信じ実行していたものです。
しかしなあ。いざ三十路に突入してみると、皆言うんだよね。

「え~。全然見えない~」
「若く見えますよね~」

…飽きたっちゅうねん。
誉める気持ちがあるのなら、もうちょっと考えろ!

へにゅの友達も皆一様に若く見えると言われており、同僚上司親類等、正直ふつうに五十代に見えるけど…という方でも、「その年令にはとても見えないってよく言われるの~」と発言。みんな、その言葉を何故本気にしているのか…
へにゅは三十代二年目にして、若い発言を耳にすると、またかよコイツ知性ねぇなと思うように…

ひねくれてるのか?
でもな、あるやんか。ひとにはほかにそれぞれ誉める所がさ。
十代二十代の子は、そこらへん考えて、ピンポイントで誉めて下さい(*^_^*)