「間引きしなくて良いと?」
「もったいないし、かわいそうやろ~~」
大根は最初から20cm~30cm間隔に間引きするそうですが、
そんな事をするとこの畑では数本しか残らないので、
お隣さんとぶつかって来たら間引く、『満員電車栽培』です。
この画像の中に7本有ります。
さすがに苦しそうになってきた2本を収穫。
当然小ぶりですが、これが柔らかくて美味しいのです。
その都度間引き、その都度食べる!
「立派な大根を作る事が目的じゃなくて、食べる事が目的やからね~」
大きくなったのから食べれるだけ食べていく!確かに食べる時はいつも新鮮で、理にかなってます。
普通自然界では成長の早い優等生が生き残り、もたもたしていた劣等生は朽ち果て、自然淘汰される。
しかし、ここでは優等生が先に収穫され、
本来は先に間引かれたり自然淘汰されるはずの劣等生が最後まで生き残る・・・。
屋久島の縄文杉も同じような話を聞いた事を思い出しました。
劣等生だったからこそ落雷や台風の自然災害から生き残り、また樹形も悪く人間にも伐採されなかったと・・・。
大根の収穫から・・・人生に例え・・・感慨深げでした・・・・・・。
「どう例えたの?」「・・・別に・・・ひみつ」