「お天気悪いけど積雪してるから行こう」
「どのくらい・・」
数日前に韓国岳は大雪で積雪し、土曜日好天で沢山の方が登ったはず、
そして日曜日、韓国岳は多少悪天候でも何とかなると・・・
都城から県道３１号線を霧島神宮に向けて登って行くと、高千穂峰が～～
あそこまで白いのは「お～～～久しぶりや～～」「結構積もってる～～」
８時過ぎ、えびの高原駐車場に到着・・・車は１台のみ
気温－９℃、風８ｍ・・見上げると恐ろしいほどの勢いで雲が飛んでます
寒さに震えながら最高の防寒対策をして・・・
数日前に除雪された雪を乗り越え９時出発
雲が無ければ正面に韓国岳～～の所
黒い雲が次々に飛んで行き・・不気味です
前日は好天で沢山の方が歩た様・・、踏み荒れた１合目
「今日の雪は滑るね～～」「全然
」「アイゼン付けようかな～～」「私はいらない」「じゃあ・・いいは」
２合目から積雪量が急に増し
しかしまあ寒い事・・
いつもの事ですが歩き始めて３０分以上しないとメインエンジンがかからないので・・まだです
薄着のトレールランの３人組が下りて来て「山頂めっちゃ寒いですよ」「今でもめっちゃ寒い」と
その格好で行けただけ凄いと心の中で思い
思ったより積もってます～～２５０回以上登っていても・・画像だけを見ると・・ここ何処だ？感が
５合目の先・・・画像では判りませんがものすごい風・・・そして雲の切れ間で時折明るく
「休憩する？コーヒー飲む？」やっと温まってきたので「止まりたく無い・・行く」
あまりの寒さに、予備に残しておいた合羽を着て・・８合目
変な姿勢ですが、風に倒されそうになりヨレヨレ状態
あまりのヨロヨロヨレヨレ歩きに低体温症で意識朦朧としているのかと心配し
「大丈夫か??」「・・・」大丈夫で無い時のいつものパターン・・・返事なし
私も風で身体が支えられず、私だけ素早くアイゼンを装着・・・さすがアイゼンでバッチリです。
９合目、アイゼンを装着している間に開いた間隔を一気に縮め・・・追いつくと
ヨロヨロ歩きどころでは無く、左に右足から数歩・今度は右に左足から数歩・・やっと前に数歩後、後に一歩
「戻るか～～??」「・・・」返事無し・・・笑ってしまいそうなぐらい風に翻弄されていて
山頂標識に直登するのに、最短距離を歩けば良いものを・・思考が回って無いのか・・大大外周りで。。。。。
「山頂こっちやぞ!!」「判ってるけど・・飛ばされて思った所に行けん」それでも何とか２５４回目の山頂
この強風をザックから風速計を出し、ブログ用に画像を撮る余裕も根性もテンションも無く・・
「帰るよ～～～そっち反対やが・・・」ヨレヨレと反対方向に・・「判ってるけど・・・そっちに行けん」
今まで以上の風で・・・ただうずくまるだけ
風の音よりアウターに雪が砂の様に当たるシャーーーーシャー音の凄い事・・・また顔に当たり痛いこと
アイゼンを付けたので何とか立って居られます
なんとか下り、８合目付近は山頂より雪が多いので地吹雪状態・・背を向けて耐えるのが精一杯
「さっさと風の無い所に下りた方がまし！行くよ」「目が痛くて開けられない・・前が見えない・・・」
「サングラスは」「凍って見えないから外した」「何で凍ると・・・何で外す」
笑いたくなるほどの風と地吹雪・・・久しぶり
３０年ぶりの地吹雪・・疑似雪山ですね
何とか６合目まで下りて来ると・・・風は以前強いのですが・・地吹雪は無くなり・・歩きながらアイゼンを外し
「死ぬかと思った??」「死ぬとは思わなかったけど,,,,,凄かった～～」
とにかく無事クリヤー「やったね～～～」とアイゼン片手にバンザイ・・
が！次の瞬間、緊張が抜けていたのか・・・・
気がつくと・・・「一度も休憩してないし・・水も飲んでない」
水を飲もうと・・「飲めん！凍ってる」完全に凍ってます。
「髪も髭も凍ってるやん・・なんで？」「なんでって・・冬山はこんなもんよ」
「でも・・・楽しかったやろ～～」「だね～～～あきらめずに行ったね～～」
一気に駆け下り・・山頂の風に比べると無風に等しい風となり
しかし・・・すれ違う人が「風凄いですね・・」に「ですね・・・・・・」と
最後はどうしてもこれ
昨日忘れたソリを今日は持って来たので,,,,,,,,,,
そこそこ滑って数ｍで横倒し
「笑わんで自分もやってん～～」「いいよ～～～」「全然やん・・・」「ザックが引っかかって無理無理」
そして、ここはいつも完璧「カメラOK～いつでも良いよ」
「きゃほ～～～～」大成功でした
GPS計測で距離５.５ｋｍ、時間２時間５５分、累計標高差５４９ｍのお山歩で、
一回も休憩せず登り２時間２分、下りも休憩無しで５３分でした。
「楽しかった～～～今日もありがとう～～」
駐車場は満車になっていて、ほとんどがスケート場でスケートか池めぐりコースのトレッキングでしょう。
それにしても雲行きが・・・青空が見え始め・・・日差しが出・・・風が止み・・・「それはないやろ・・・・・」
帰りの車窓から・・・「山頂が見えてる・・・凄い雪で真っ白よ～」「うそ～～何で・・・さっきガスで真っ白やったが・・」
霧島連山の雪景色は全く見る事ができませんでしたが・・・強風の中よく歩きました。
「地吹雪冬山も体験したしね～～」「まあね・・あんなもんじゃないけど、疑似体験程度や」
しかし楽しく体験出来た事に感謝でしょう。
北国の大雪で苦労されている居る方々には申し訳ありませんが、
九州でも雪雪雪で、雪が生活に直結しないため今期は楽しいばっかりです。
さて今週末連休の九州南部山沿いのお天気は土曜日
日曜日
月曜日・・・悩みますね～～。
何時何処で安全に手軽に雪と戯れるか～～。
