いい覚悟で生きる・言葉の処方箋(世田谷深沢カフェ)

無理せずに、言葉による処方箋からいただいた「がんは病でも病人ではない」ことの思いを中心に語ります。

「日めくり」人生を変える言葉の処方箋」・・・・・・・・2020年9月20日土曜日

2020年09月20日 | 日記
    ☆☆☆一日は「貴い一生」と、思い定めて生きる☆☆☆

内村鑑三の言葉に「一日は貴い一生である。これを空費してはいけない」とあります。人は目的を失ったときに弱くなります。生きる希望を失ったときに脆くなります。どんなに思い悩み、時にはふて腐れようとも、与えられたいのちを生きなければなりません。いのちは授かったもの。あなたのものではないからです。
聖書の中には「あなたはどこにいるのか」(旧約・創世記3:9)という言葉があります。人間最初の問いかけです。真摯にこのことを考えるチャンスとなるかもしれません。
 内村鑑三が著書の中で、このような言葉を紹介しています。「私が死ぬ時は、私が生まれた時よりも少しなりともよくして逝こうじゃないか」
 今からでも遅くありません。あなたの居場所、あなたの役割を見つけてください。
     樋野興夫(順天堂大学名誉博士・㊓がん哲学外来理事長)著書より

 先月下旬から、今までにない痛みに襲われ、検査の結果、ホルモン注射の効果も低下し、骨転移がだいぶ進行しているとのことで、医師と家族と相談し緩和治療を選択しました。
といっても、なかなか気力というか自分を失い始めかけた時に、聖書を始め、樋野先生の本を読み返す時間をもてましたことが救いでした。
私の生きている一日をしっかりと生きていこうとの、がんの先輩の妻との気持ちの認めあいに戻れました。
緩和治療=死の思いを吹っ切れた時に、「人とし生きて活きるために、明日以降のことをホットケ、今日一日は貴いとの内村先生の言葉」と再会しました。
今週末9/26も、スタッフと一緒に「ホッコリとした空っぽのの器の世田谷深沢カフェ」で参加していただける方との対話を大切にしていきます。
プログラム内容も、みんなで検討し、コロナ禍であるが、常識的なスタンスとのことで、ピアノ奏楽とゲーテの詩とシューベルトの曲で「心の中で花を咲かせて唄います」
皆様のご参加お待ちしています👐


日めくり「人生を変える言葉の処方箋」・・・・・・・2020年9月1日㈫

2020年09月01日 | 日記
☆☆明日のことまで心配しないで、その日行うべきことをきちんとする☆☆

人間の力ではどうにもならないことは、がんや大病の発症に限らずいくらでもあります。寿命自体、私たちの自由にはなりません。自分の力でどうにもならないことに、あまり思い悩んだりすることはやめましょう。
「明日のことまで心配しなくてよいのです。明日のことは明日が心配します。苦労はその日その日に十分あります」(新約聖書マタイ福音書6章34節)
開き直ればいいと言ってるのではありません。力及ばぬことに大切な時間を使うよりも、その日のうちに行うべきことをきちんとやろうという意味だろうと私は理解しています。悩み不要とまでは言いません。おススメは一日一時間,深刻に考える時間を設け、それ以外は悩むことはやめるのです。すると不思議なことがおきますよ!

今日から9月に入りました。昨日の朝までの早朝(4時頃)までは、セミの音や鳥のさえずりが聞こえましたが、今朝は、コオロギの根音です。つくづく日本の四季を感じることが出来て嬉しくなります。
8月は、家族そろっての、過度な自粛をしないで、常識的な配慮と注意をもって「北海道の自然」を満喫することが出来ました。今年の北海道は私たちの旅を「定山渓での虹」が迎えてくれました。新しいファミリーと喜びと絆を大事にしていく旅行となりました。
帰京してから、妻との共有した、がんということを認めつつ、「過去も明日以降も深く考えないで、今日一日を、息子たちの新しいファミリーと、気張らずに今日一日を生きましょ」との妻の言葉、、、痛みは癒えないときもあるけど24時間中でないから、まず私に出来ることをしていきます。
私たちのカフェは早いもので今月末に4回目を迎えます。一緒に活動を支えてくださるスタッフの友と参加していただける方に感謝します。
これこそ、「ホッコリとした空っぽの器の中での寄り添う場のカフェ」と実感しています。
第4回目のカフェのブログラム、スタッフと意見を交換して出来ましたのでご案内します。
皆さまの参加をスタッフ一同でお待ちしています。
第4回「がん哲学外来メディカル・カフェin世田谷深沢」
   2020/9/26 13:30 会場は「日本キリスト教団深沢教会」