昨日はさいたま市民会館浦和で「埼玉県高齢者大会」が行われたので、年金者組合員として参加した。参加者は400人と会場一杯だ。記念講演の講談師田辺鶴瑛さんの「ふまじめ介護~涙と笑いの修羅場講談」が面白くもあり、ためになる話だった。
田辺鶴瑛さんは50代後半ぐらいの年だが、実母、義母、義父と3人の介護を経験したが、介護をたのしみながら「笑い」でやってしまおうという事にたどりついたそうです。認知症の90才の義父は最近亡くなったが、介護している人もわからなくなる。しかしその一瞬、一瞬はまともで、すぐ忘れる。その一瞬の会話を笑いで吹き飛ばそうというものだ。毎日、ヘルパーさん、娘のおなじく講談師の田辺銀治さんと協力しながら介護をする。ねたきりなので介護も大変だが、笑いで乗り切る。
1時間の講演のうち、20分ぐらいをビデオで介護のようすを実際のみせる。夜中に起こされてしまうので、田辺鶴瑛さんがはくせいの馬の顔をかぶって、現れる。義父は本当に馬が来たかと驚く。義父のびっくりしたようすが面白い。こんな楽しいエピソードをしてくれます。介護を苦でなく楽しむという発想の転換が必要だと感じました。
「ふまじめ介護」定価1300円を買いましたのでじっくり読んでみます。