11月25日(金)に埼玉大学で、93歳の東大名誉教授、太田尭先生の
ドキュメンタリー映画「かすかな光へ」が上映されました。
93歳なのに、声はしっかりしているし、夢を持ち続けているエネル
ギッシュさは青年そのものです。物とお金より命が大切にされる社会
にを!と熱く語られていました。
今回は太田尭先生がご自身が住んでいる見沼の自然を守ろうと
「見沼フイールド・ミュージアム」を呼びかけ、埼玉大学が地域交流と
して見沼の事を授業で取り上げていて、その結びつきから、映画の上
映、太田尭先生と上井埼玉大学学長の対談という企画が実現したもの。
対談では、太田尭先生は長生きの秘訣としては、夢を持ち続けて来た
事を挙げ、教育では人間みんな違っていてあたりまえ、それが人間なん
だという意識で人と接する事が大事。
人それぞれ、みずからが選ぶことが大事で、独学が必要と語っていました。
上井学長は大学は学生個々が新しい発見、社会にとっての重要なことを
どう学問すれば良いのかを教えるところで、学生は大学を利用して欲しい
と述べました。
会場から質問がありました。坂西教授は今回、原発の事故が起きてしまい、
研究者として気持ちの整理が出来ていない。科学者、研究者としての責任
をどう感じるのかと質問しました。上井学長は科学者、研究者はその開発
したものについて結果がどうなるのかというとこまで責任がある。そこまで
考えて行動する必要があると述べました。太田尭先生も「同感!」。小生も
正にその通りと思いました。久保美樹日本共産党市会議員も見沼の自然
を守るという活動をしている。子供が障害者で映画に出てくる「川口太陽の
家」ではお世話になった。子供を地域で守る事が大事と話されていました。
今回、妻が埼玉大学で働いていたので、そのつながり、参加しましたが、
こののように、埼玉大学が地域に開かれたイベントを行うのは大変良いこ
とと感じました。