誰もが『認めて欲しい』 【承認欲求】 に飢えている

誰もが『認めて欲しい』 【承認欲求】に飢えている

【承認欲求】

承認欲求とは、他者から認められたい。
自分を価値ある存在として認めたいという願望であり、
尊敬・自尊の欲求とも呼ばれる。

太田肇・同志社大教授によると……

▪︎ テレワーク(在宅勤務)が「承認不足」を生む、日本は「大部屋、仕切りなし」を好む。

▪︎ 米国や豪州、韓国、シンガポールなどでは机に仕切りがあるのが普通だ。管理職も欧米は個室が普通だ。

 ▪︎ 日欧米など計7か国の労働者3000人以上を対象にしたIT企業の調査で、テレワークがオフィスよりはかどる、
としたのは全体平均で7割だったのに対し、日本は4割と最低。

日本は集団で「くっついて」働くことが多く、
「離れて」仕事をするテレワークとは相性がよくない。

＜テレワークは 上司も部下も承認欲求不足＞

▪︎ 周りに部下がいないので上司としての自尊心を満たす場がなくなる。

▪︎ 部下にも承認欲求はある。一般に、社内序列もあって能力や実績をすぐ認めてもらうのは難しいが、
細かなことへの迅速な対応や、周りの意向を忖度した行動といった「チラ見せ」で存在感を示すという。

【マズロー 欲求の5段階】

マズローの法則とは、人間の欲求は5段階のピラミッドのように構成されているとする心理学理論。
アメリカの心理学者、アブラハム・マズロー（1908～1970）が考案したもので、「マズローの欲求五段階説」「自己実現理論」などと呼ばれている。

⒈生理的欲求   ⒉安全欲求  ⒊社会的欲求   ⒋承認欲求   ⒌自己実現欲求

♻️ 低次の欲求が満たされるごとに、もう1つ上の欲求をもつようになる。

▪️承認欲求=『認めて欲しい』

「認めてほしい」と思うからこそ、努力して能力を磨いたり、礼儀正しく振る舞ったり、身だしなみを整えたりする。
人間らしい向上心や尊厳をもって生きるため、承認欲求は必要不可欠。

⚫︎承認欲求の特徴

・人に嫌われたくない

・友だちから一目置かれたい

・会社で認められたい

・SNSでたくさん「いいね」が欲しい

・アイドルになりたい

・大企業の社長になって世界的に評価されたい　etc

⚫︎承認欲求が暴走すると、さまざまなトラブルにつながる

・仕事で認められようと頑張りすぎ、過労やうつになる
・嫌われないよう、気を使いすぎる
・人間関係に依存する
・自分の優位を認めさせようとパワハラやマウンティングをする
・注目を集めようと問題行動を起こし、SNSで炎上する

▪️承認欲求がない人の特徴

・認められたい気持ちが弱い
・嫌われることを恐れない
・他人に振り回されない
・寛容になれる

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