
可能性がある限り、瞳を見つめ続けて待つ...♪
9月26日
県道70号福島吾妻裏磐梯線を西へと向かい・・・
「雨が降っていなけりゃそれでいい」と思っていたけれど (T_T)
福島西部広域農道との交差点より先、山間部では霧雨が降っていた。
高湯温泉より磐梯吾妻スカイラインに入っても霧・霧・霧。
なんだ、沿線の紅葉の進み具合が全く分からないじゃないの。
濃霧でのゆっくり運転ながら自宅より約50分で浄土平駐車場に到着。

気温は8℃。
フリースジャケットの上にさらに撥水ジャケットを着込んで...
抗ウイルスのネックゲーターで肌を出すのは目とその周りと耳半分だけ。
それでも念のために日焼け止めも顔全体に塗っておこう。
30分ぐらい時間を掛けて、山行の準備を済ませて・・・

浄土平駐車場より山行開始 7:30

ススキ(薄・芒)靡かず。

無風につき。

・・・ということは、霧がずっとかかりっぱなしの可能性も!?

エゾオヤマリンドウ(蝦夷雄山竜胆)

今年はシラタマノキ(白玉の木)の実が凄く多く生っている!


マルバシモツケ(丸葉下野)の紅葉。

花後のヤマハハコ(山母子)

標高を上げれば霧雨が止んで・・・

いよいよ雲の天辺に近付いてきているのか、なんとなく明るくなってきたような気がする。

ミネカエデ(峰楓)

そして霧の白になんとなくだけれど水色が透けて・・・

登りはいったん終りの...
酸ヶ平に到着。

おっ、前大巓が薄くなった霧の向こうに見える。

一切経山の向こうに薄っすらと青空も。
そして、不意に・・・

霧が晴れた!
酸ヶ平湿原の草紅葉や鎌沼周辺の紅葉は後のお楽しみに...ということで・・・
酸ヶ平分岐より一切経山方面に折れて 8:25

再び霧に塗れてしまったいつもの場所でいつものアングルで。
酸ヶ平避難小屋を通り過ぎ・・・

ガレ場の急登を登る。

一切経山はしっかりと前に見えるんだけれど・・・

後ろに広がっているはずの酸ヶ平湿原と鎌沼の風景は見え...!?

東吾妻山が雲の上に浮かんでいる!

ガレ場の急登をこなした先、一切経山まで残り約600m地点で小休止。
酸ヶ平湿原も鎌沼も磐梯山の頭も見えないし、火山性ガスでハイマツ(這松)が枯死...白骨化している様子を眺めながら。
気温は10℃もないだろうけれど、フリースジャケットは途中で脱いでいた。
ここでもうジャケットも脱いで、上半身は夏山登山と同じ格好で問題なし。
いざ、山頂へと。

残雪期にまた登ってみたい1928mピーク(平石山)




福島市街地どころか吾妻小富士(標高1707m)のあの姿も見えない。

ここは風の通り道...
強い風が吹くことが多い場所。

ただし今日の風速は体感で1m/s~2m/sといったところ。


雲の天辺は標高1920m辺りと推理!?

今、標高的に微妙なところを歩いているんだなと。

空気大感謝塔。
一切経山山頂に到着 9:18

一等三角点・点名「吾妻山」(1949.1m)にタッチしたら・・・

一切の迷いなく山頂の北端へ。

五色沼(魔女の瞳・吾妻の瞳)を隠す(隠しきれてはいないけれど...)雲は緩やかながら動いている。

それにしても家形山が良い感だ♪

一週間後(10月3日...♪)の今頃はあの頂に立って、こちら側からは急斜面過ぎて見えない一切経山北斜面の真っ赤な素晴らしい紅葉を眺めているはず。

沼を縁取る紅葉も良い感じ。


家形山の向こうに2016年に登った大朝日岳を確認。

雲の高さからすると2017年に登った鳥海山や月山も見えそうなんだけれど...ね。



意外と早く・・・

眺め始めてから約13分で♪

とことん待つつもりだったけれど、まだ時間的に余裕があるので...
一切経山山頂から家形山へと向かう登山道を少し下った場所にある大岩まで行ってみようかな?
前景に紅葉を入れて魔女の瞳を撮ってみたいし。
続きます。