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発酵食品でも悪化するSIBO(小腸内細菌増殖症)とは?SIBOの原因、症状、改善策、そして避けるべき食品とは?【栄養チャンネル信長】

2022-11-20 16:19:45 | 分子栄養学

SIBOとは?

小腸内細菌増殖症(SIBO)は、小腸内に大量の大腸菌群が増殖してしまう病気で、

症状は、下痢、腹痛、腹部膨満、鼓腸などがあらわれる。

ちょっとしか食べていないのに、すぐにお腹がパンパンになる。

 

SIBOでは、悪玉菌にもかかわらず善玉菌も過剰になっている。

たとえ善玉菌でも小腸で繁殖しすぎると、不快を感じ続けてしまう。

小腸内で細菌が異常繁殖してしまうと、

糖や食物繊維繊維などを発酵して、炭酸ガス、水素ガス、

メタンガスの発生から腹部膨満(お腹の張り)につながる

 

健康に良いとされる食物繊維やオリゴ糖を食べたら、

お腹が膨らんで、よくガスがでる、、、。

 

SIBOは、脂溶性ビタミンA、ビタミンD,ビタミンB12

そして鉄などのビタミン欠乏やミネラル欠乏をもたらす可能性がある。

 

SIBOの原因は?

消化管の連動機能障害

抗生物質(抗菌剤)

プロトンポンプ阻害薬

残留農薬、除草剤

ストレス、副腎疲労

精製糖質の過剰摂取

アルコールや肝硬変

セリアック病

甲状腺機能低下症

糖尿病、クーロン病

 

過敏性腸症候群(IBS)とSIBO

IBSは、便秘、下痢、腹痛などの症状を長年繰り返し、

しかし、大腸に潰瘍や炎症が見られず、

腸の動きや働きに異常が現れる疾患。

1 排便で症状が和らぐ

2 症状とともに排便の回数が変わる

3 症状とともに便の形状が変わる

IBS患者の20〜80%が、呼気試験でSIBOと診断

 

SIBOと逆流性食道炎

SIBOになると、小腸内の細菌が発酵した大量のガスが、

十二指腸を通り越して胃まで逆流してしまう。

胃の中は過剰なガスで圧迫されてしまい、

ガスとともに胃酸が食道に逆流し、胸焼けがひどくなる。

 

SIBOの食事は?

SIBOの食事は、低FODMAP食が推奨される。

お米、十割ソバ、グルテンフリー、油脂、肉・魚・卵、

豆腐、レタス、トマト、ニンジン、キュウリ、ピーマン、オクラ

パイナップル、オレンジ、キウイ、バナナ、ブドウ、レモン、ベリー

海藻類、コンニャク、スパイス、緑茶などはOK

 

SIBOで除去する食事

高FODMAPの食材

精製糖質、小麦、パスタ、クッキー、アイスクリーム

ヨーグルト、チーズ、りんご、スイカ、ドライフルーツ

アスパラガス、ブロッコリー、ゴボウ、サツマイモ

マッシュルーム、ソルビートル、マンニトール、

ハチミツ、コーンシロップ、枝豆、大豆

 

SIBOにおける酵母菌に注意

SIBOにとって、酵母の過剰摂取は悪化の原因になることがある。

酵母を利用した食品は出来るだけ避けるべきです。

SIBOの治療中に酵母を利用した発酵食品はできるだけ避けたほうがいい。

パン、味噌、納豆、発酵バター、ぬか漬け、果実酒、黒糖

 

 

 

※この動画は、診断・治療または医療アドバイスを提供しているわけではなく、

情報提供のみを目的としています。診断や治療に関する医療については、

医師または医療専門家に相談するようにしてください。

この動画にある情報は、医療専門家からのアドバイスに代わるものでもありません。

 

#SIBO #腸内細菌 #発酵食品

 

 

 


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