コロナ重症化の因子を特定
ゲノム情報を分析、慶応大などのグループ
<picture><source srcset="https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/amd-img/20220812-00000017-asahi-000-1-view.jpg?exp=10800&fmt=webp" type="image/webp" /><source srcset="https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/amd-img/20220812-00000017-asahi-000-1-view.jpg?exp=10800" type="image/jpeg" /></picture>
新型コロナウイルス感染症の重症者を搬送する東京医科歯科大学医学部付属病院のスタッフ=大学提供
新型コロナウイルスに感染したとき、重症化しやすいのはどんな人か。
国内の患者のゲノム(全遺伝情報)と症状をもとに分析した結果を、
慶応大などの研究グループが発表した。
免疫に関わる「DOCK2」という遺伝子が重症化に関わることが分かったという。
【図】【そもそも解説】新型コロナの後遺症 症状は?どんな人に出やすい?
研究グループはほかに、東京医科歯科大、大阪大、東大医科学研究所、
北里大、京都大などで構成される。全国100以上の病院も研究に参加。
今年7月末時点で、同意した患者6千人以上の情報があるという。
研究グループは、2020~21年の第1~3波で新型コロナに感染して
重症化した65歳未満の440人分のゲノム情報と、
一般的な日本人を代表するようにさまざまな地域から収集した
約2400人分のゲノム情報を比べた。
すると、重症化した人では、免疫の機能に関わる遺伝子
「DOCK2」の付近に特定の変異がある人が多かった。
21年春と夏に起きた第4、5波のときの患者のゲノム情報で分析しても、
DOCK2遺伝子付近の変異があると重症化リスクが高くなっていた。
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