【北辰物産D-station】スタッフの声

北辰物産オンライントレードスタッフによるブログ。取引画面の便利な利用方法の紹介など様々な角度から情報発信致します。

ブログデビュー

2009-05-21 17:14:06 | Weblog

商品先物取引のリスクについて


はじめまして、N.Bです。本日より、木曜のブログに参戦することとなりました。
これから、宜しくお願いします。

東京工業品取引所の新システムが開始されてからと言うもの、その手の
記事を良く目にしますが、私も例にもれず書いていきたいと思います。

この度、新システムに移行してから注文の種類が変わり、MTLOやBLOと言った
新しい注文が導入されました(注文の種類についてはこちらをご覧ください)。
この新しい注文はやや複雑に感じますが、今までに無い注文方法だけに
特異な性質があります。

本日はMTLO-FaSの性質について、考えて行こうと思います。

既にご承知の方も多いかと思いますが、MTLO-FaSは反対サイドの
最良気配値の指値(LO-FaS)で気配値表に登録されます。
最良気配値とは、最も約定されやすい値段の事を指します。

つまり、下図のように買いのMTLO-FaSを出した場合は売りの安い値段、
売りのMTLO-FaSであれば買いの高い値段で登録されます。

〈買いのMTLO-FaS〉         〈売りのMTLO-FaS〉


この注文の特性は、こちらが出した注文を相手側の価格に合わせて
(最良気配値)出す為、最も約定されやすい注文だと言えます。
もちろん、MO-FaKも同様に最も約定されやすい注文ではありますが、
複数枚注文を出した場合、別々の値段帯で約定する可能性がある為、
約定平均価格が悪くなる可能性があります。

そこで、MTLO-FaS注文を出した場合、気配値表に2886円のLO-FaSで
登録されるため、2886円より高い価格での約定が無く、約定平均価格は
2886円より悪くなることはありません。
(但し、下図の気配値表では、現状10枚しか約定できません。)

〈MO-FaKで20枚買った場合〉   〈MTLOで20枚買った場合〉


このように約定平均価格で考えると、MO-FaSで注文を出すよりも
MTLO-FaS注文を活用することで、有利な状況を作ることが出来ます。
そう考えると、新たな可能性の広がりを感じますね~。

広がると言えば、新型インフルエンザの話題ですが、国内の感染も
広がっています。
昨日は、都内で新型インフルエンザの感染者が確認されました。

既に、多くの感染者が出ている地域では、マスク等の品切れが
続出しているそうです。
医療機関等で新型インフルエンザの対策が間に合わない今、
個人個人で早めの予防対策が重要になっているようです。

皆さんも、ご注意ください。
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