今日(1月28日)のNHK「その時歴史は動いた」で細川一さんの話を放送していました。
細川さんは水俣病の原因企業チッソの付属病院の院長をしていたそうです。水俣市では唯一の総合病院だったので、水俣病の患者さん(当時は原因不明の奇病)を多く診ていたそうです。また、チッソ側の水俣病原因究明チームとして原因究明にもあたり猫による動物実験などもしたそうです。
その動物実験で、工場の排水を与えた猫が水俣病の症状を発症したという結果がでて、それをチッソの技術部に報告したそうなのですが、チッソ側は無視?隠蔽?したそうです。そして、その後も水銀が含まれた工場排水を流し続けました。
その後の裁判でこの事を証言し、チッソ有罪の決定的証拠になったそうです。
細川さんは企業側の人間だったので、企業に不利益なことはできないという立場と医者として人の命を守らなければならないという立場で辛かったと思います。けど、この証言のおかげで、企業の利益追求(生産活動)は人々の命をないがしろにしてまで行うものではないという流れができたのだと思います。
多くの人のつらい想いの上に、現在では人の生死に関わる公害は少なくなってきました。しかし、みんなが気を抜くとチッソと同じような企業がまた出てくるかも知れません。規制緩和の名を借りて、企業の責任を認めずに公害防止のコストをかけないようにしようと働きかけている人達もいるようです。
細川さんや水俣病の患者さん(国に認めてもらえなかった患者さんも含めて)の想いを無駄にしないためにも最低限、今のレベルは守らなければと強く思いました。
細川さんは水俣病の原因企業チッソの付属病院の院長をしていたそうです。水俣市では唯一の総合病院だったので、水俣病の患者さん(当時は原因不明の奇病)を多く診ていたそうです。また、チッソ側の水俣病原因究明チームとして原因究明にもあたり猫による動物実験などもしたそうです。
その動物実験で、工場の排水を与えた猫が水俣病の症状を発症したという結果がでて、それをチッソの技術部に報告したそうなのですが、チッソ側は無視?隠蔽?したそうです。そして、その後も水銀が含まれた工場排水を流し続けました。
その後の裁判でこの事を証言し、チッソ有罪の決定的証拠になったそうです。
細川さんは企業側の人間だったので、企業に不利益なことはできないという立場と医者として人の命を守らなければならないという立場で辛かったと思います。けど、この証言のおかげで、企業の利益追求(生産活動)は人々の命をないがしろにしてまで行うものではないという流れができたのだと思います。
多くの人のつらい想いの上に、現在では人の生死に関わる公害は少なくなってきました。しかし、みんなが気を抜くとチッソと同じような企業がまた出てくるかも知れません。規制緩和の名を借りて、企業の責任を認めずに公害防止のコストをかけないようにしようと働きかけている人達もいるようです。
細川さんや水俣病の患者さん(国に認めてもらえなかった患者さんも含めて)の想いを無駄にしないためにも最低限、今のレベルは守らなければと強く思いました。