7月11日、雲海が見られるものの少しボンヤリと空気が霞む中、7月21日(日)開催の「裏岩手縦走路トレッキング」の下見に出発です。
「あこがれの雲上ルート!天空の花園へ行く」とタイトルに謳っている、大深湿原のお花畑が楽しみなルートです。
畚岳登山口を松川温泉に向けてスタートです。
八幡平ビジターセンターで一二を争う体力の無さを誇るくどーさんは、前を行くおじさんについて行けるか不安でいっぱいです・・・
厳しい環境を生き抜き、その生涯を終えた立ち枯れのオオシラビソの中に、次世代を担う若いオオシラビソたちが鮮やかに力強く葉を茂らせています。
この力強さが自分にも欲しいと思うくどーさんでした。
足元にはコケモモの可愛らしい花が。
ミネカエデの実が、赤く綺麗な翼を広げていました。
ハイマツの球果はまだまだ小さな赤ちゃん。
諸檜岳への分岐。
左手に岩手山を見ながら進みます。
シラネアオイが、綺麗に花開いていました。
諸檜岳。
あまり強くはないものの、日射しが眩しくなり、くどーさんは既に汗だくです・・・
険岨森へ向かう途中で出逢ったリンネソウ。
とても小さく、可憐な花です。
黄色が眼に眩しいミヤマキンポウゲや、濃い赤紫のベニバナイチゴの花が登山道を彩ります。
石沼の石は、上空から見ると「心」と並んで見えるらしい・・・
と、誰かが言ってたが、多分見えないと思う。
いや、心の綺麗な人には見えるのだろう・・・
くどーさんは・・・
水面に映るミツガシワが綺麗だねっ!
シャジンソウの花が風にゆらゆら。
険岨森を行くおじさん。
かこいいーっ!
くどーさんは背中がびちょびちょです。
また汗疹がでるじゃん・・・
大深山荘到着。
お昼にしましょう。
誰が何と言おうが、お昼にします!
お昼を済ませて出発です。
足元には、最盛期を迎えたアカモノが。
いよいよ、お待ちかねの大深湿原です。
湿原の植物といえばモウセンゴケ。
赤い繊毛とキラキラ光る粘液が綺麗です。
いや、違うだろ。
お花を見せろって話だよね。
ハクサンチドリが見頃です。
風に揺れるワタスゲの穂は、もう暫く楽しめそうです。
ウサギギクは、開花間近。
シナノキンバイが日射しに輝いています。
ムシトリスミレ、虫を捕る。
花にばかり気を取られていましたが、この子は立派な食虫植物です。
アオノツガザクラは最盛期。
弱っていたくどーさんも、知らず知らずのうちに写真を撮るのに夢中になってしまいました・・・
まさに天空の花園です。
ヨツバシオガマが咲き始めていました。
大深湿原のオトシブミ。
奥ではジョウカイボンが子孫を残すために頑張っていまーす。
チングルマは、同じ湿原の中でも既に穂が風になびいているものもありました。
緑の湿原にワタスゲの白が散らばっています。
ニッコウキスゲは沢山の蕾が開花の時を待っています。
イベント当日は見頃を迎えているかも知れませんね。
ニッコウキスゲと岩手山とおじさん。
源太ヶ岳、松川温泉の分岐まできました。
ここからは、急坂を下ります。
まだ3.4㎞もあるよ・・・
ヒメヒミズのご遺体を発見!
こういうのを見つけると、俄然テンションが上がるくどーさん!
行程の終盤でやる気が出てきました。
水場到着。
冷たい水が美味しいです。
帽子を被った標柱が気になる・・・
草影に、ひっそりと佇むギンリョウソウ。
透き通るような白さが素敵です。
ちょうど見頃のショウキラン。
クロサンショウウオの卵嚢。
トゥルントゥルンのプルップルッです。
コケイランの花はそろそろ終盤です。
これ、何だかわかる人いないかなぁ・・・
どうやらキノコの様ですが・・・
触ると茶色い粉が手に着きます。
ゴールです。
お疲れ様でした。
今回の下見は、お天気にも恵まれて、行程中は良い景色も楽しむ事が出来ました。
稜線を歩くコースならではの楽しみですね。
また、大深湿原では、既に終盤の花もありましたが、これからニッコウキスゲをはじめ、様々な花が入れ替わり立ち代わりで湿原を彩ってくれることでしょう。
イベント当日も素晴らしい景色を楽しむ事が出来ることを期待せずにはいられませんね。
ちなみに、くどーさんは汗疹がでちゃいました・・・
皆さん、対策はしっかりといましょう。
痒くて仕方ない・・・
くどう