3月11日自然観察会「ベコ谷地スノーシューハイキング」を開催しました。もちろん雪には慣れている皆さんですが、コースに入るなり、重たい雪のラッセルをどうしよう。と思ったのです。
秋田八幡平スキー場での開会式。今日のイベントは自然観察会なのでパークボランティア「ヒナザクラ会」の皆さんが大勢応援に駆け付けてくれました。なんと、スタッフの方が多い観察会となりました。
さて、アスピーテラインの雪壁を越え、コースに入って見たらビックリ!
暖気で重くなった雪が膝の上下・・・
それでも、「澄川」を渡っています。雪面はつながっていますが、ほんとの橋は幅が40㎝ほどしかありません。雪庇を踏み抜かないように慎重にわたっています。
皆さん行儀よく一列に並んでいますが、重たい雪が膝! ですので、ちょっとやそっとではトレースから外れたくないのです。と、後姿が語っています。
この雪が、こんな斜面では腰です腰。ラッセルマンの荒い呼吸が聞こえませんか。
進みだしてから、まだちょっとの地点でラッセルマンより休憩の声がかかりました。
この雪の・ハーハー 昨年の冬はクマが、ハーハー とやっています。
昨年はクマの冬ごもりに使われたシナノキの樹洞です。
邪魔をしないように・・・
でもこんな場所で冬ごもりしているんですね。と見ていただきました。
そっと近くで見てみると、雪でほとんど隠れていますが、新しい爪痕は確認できませんでした。
休憩を兼ねながらの観察会です。
ラッセルはPVスタッフと我々とでの5~6人で交代交代。参加者の方も体験的に飛び入りラッセル。
一番前になるとペースが上がりますね。と感想を述べていただきました。
天気は予報通りの青空、こんな日はラッセルもまた楽しいです。
先頭、二番・三番手位までは、ちょっと難儀しますが、それ以降は雪が硬く締まってスノーシューがいらないくらいです。
ラッセル交~タ~イ!
と、ここで、ラッセルマンから、上を!の合図に見上げると、クマ棚発見!。ミズナラに架かった、地上から20mほどの高さの所にクマ棚がありました。
ほ~あんな所に、と思いながらも、爪痕の確認とばかりにぞろぞろと進んでいます。
ミズナラの木肌に残る爪痕を確認出来た人はまた、黙々と進みます。
ここで、二番手のラッセルマンがトラブル。スノーシューで雪の中の枝の脇を踏み抜き、足が抜けなくなったのです。
スコップで雪を寄せて何とかレスキュー。
雪が深いんだから追い越せねぇー、と後ろの人達も本人も笑っています。
などと、深雪ならではのすったもんだがありましたが、「ベコ谷地」に到着。
「国見台」と「毛せん峠」、「栂森」が白く輝いています。
何をしているかというと・・・
号令付、ウェーブ式後方倒れ!
キザな言い方、「青空観察会」。
何時まで寝ていればいいの~
背中にしんしんと雪の冷たさが伝わって来るので一人二人起き出しましたが、ついた手が沈むので起き上がるのも一苦労。
年甲斐もなく、ついついやってしまった。
そして「大沼展望地」到着。
スコップとスノーシューの踏み固めでイスとテーブル付の展望レストラン製作中!
一列横並び。大沼を見下ろす絶好のポジションでのランチタイム。
ラッセルで遅れたかな、と思っていたのですが、ほぼ時間通りの到着でした。
そして再び。今度は下りなので得意! とばかりに走ってみたり、大転倒あり、人の雪まみれを大笑い、皆さん結構やるもんです。童心にかえっています。・・・赤いウエアの少年はそのまま。
そんなに走らなくても大丈夫。
何がそうさせるのでしょう。
静かな森が・・・
最後はこれ、皆さん雪まみれ。大斜面を下って澄川林道に下りてきました。
気がつくと、どの顔も笑っています。
童心にかえること結構、楽しませていただきました。
ありがとうございました。
あべ
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