八幡平の自然 ~アスピーテ日誌~

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10月27日(日)秋の里山観察会「志張ふれあい散策路を歩こう」を開催しました。

2019-10-28 19:10:43 | イベント

10月27日(日)朝から空気がひんやりと冷たく気持ちの良い中、秋の里山観察会「志張ふれあい散策路を歩こう」を開催しました。

今回は、志張温泉さんの駐車場からスタート。

宿泊された方々の車が、落ち葉で綺麗に彩られていました。

30分程度で歩けてしまう場所を一日かけて歩くという、のんびり、ゆっくりなイベントの始まりです。

黄色味を帯びた樹々の中をゆっくり進みます。

クロモジの色の変化していく様子が見られました。

まだ緑が残るものの、やがて周辺の林床はクロモジの眩しい程のレモンイエローに染まっていきます。

斜面に見える樹々の根の張り様や突然現れる岩に、「すごいよね」「どうして、こんな風になったんだろう?」「この岩はどこから来たんだろ?」と参加者の声。

良いぞー、その調子ー。

こうじゃないと、本当に30分で終わっちゃいます。

トチの葉も綺麗に黄色くなりますが、気の早いものが茶色掛かってきたり、落葉したり・・・

ガマズミの実が赤く熟して、首を垂れています。

同じ木、同じ葉でも、条件が少し違うと色付きも違ってきます。

まだ緑の残っている部分があったりして面白いですね。

大きな岩の上に鎮座する木たち。

よくもまあ、こんな場所に根付いたものです。

綺麗な景色に、撮影に夢中になる方も・・・

良い写真は撮れたかな?

足元には甘い香りのカツラの落ち葉が。

甘い香りが素敵な世界へと誘います。

素敵な世界って?

そりゃあ・・・

素敵な世界ですよ!

素敵なっ‼

川向うの紅葉が雲の切れ間からの陽射しに輝いています。

段々と、お天気が良くなってきなした。

ね。

綺麗でしょ?

ね?ね?

ブナの葉も優しい色合いに変化しています。

こうして見ると、どんなふうに色が変化していくのかが解ると思います。

景色を眺めたり、写真を撮ったり・・・

ゆっくり、のんびりと、楽しみましょう。

ハウチワカエデもご覧の通り。

これだもの、サクサク歩いて終わるなんて勿体ないと思いませんか?

虫食いのブナの葉も可愛いですよね。

ブナアオシャチホコの幼虫たちが食べたんでしょうね。

なかには、こんなに食べられた物もありました。

よっぽど美味しかったんでしょうね。

だからといって、食べろと言われても、くどーさんは食べませんっ!

誰も、そんなこと言ってないって・・・

すみませんでしたぁー

ヤマブドウも落ちてましたよ。

真っ赤なハート❤

川原にも下りてみました。

風に舞い落ちる葉が綺麗です。

秋の陽に透かされた葉が輝きを増します。

川面を漂う落ち葉たち。

それを撮る人。

 

いいねぇ~

と、つぶやきながらシャッターを切るくどーさん・・・

広い川原に下りた開放感からでしょうか?

皆さん自由に楽しんでいます。

これも、このイベントならではの良いところ。

志張温泉さんは紅葉の中に埋もれてしまっています。

お天気が良くなると、時々流れてくる雲も絵になると感じてしまいます。

お昼は、休憩用に設置されているビニールハウスの中で。

外にくっついた落ち葉も綺麗です。

午後の散策で見つけたトチの実。

落ち葉の敷き詰められた足元をよく見ると色んなものが見えてきます。

朱色の実が見えていますが、なんか半開きの目みたいで、ちょっとこわいホオの鞘。

落ち葉の上を・・・

じゃなく、落ち葉の中を漕ぐように。

緑の葉が、優しく木漏れ日に透けているのは・・・

サワシバの木。

で、近くにあった木の根元を見ると・・・

なんかある。

ネズミに齧られたクルミの殻とミズナラのドングリ。

少々古いものですが、おそらくアカネズミがこの場所で冬越しをしたのでしょう。

食べた後の殻などを外に運び出したのでしょう。

昔、同じような場所で、アカネズミの行動を観察したことがあるので、その時の様子を思い出してしまいました。

 

と、何だかんだでイベント終了です。

ゆっくり、のんびり

あっちみてー、こっちみてー

で、一日過ごしました。

じっくりとみれば、色々な発見があるでしょうし、知ってるつもりで知らなかった事もわかってくるかとおもいます。

皆さんも、是非、こんな散策をしてみませんか?

志張温泉さん周辺の紅葉は、今が見頃です。

                        くどう

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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