八幡平の自然 ~アスピーテ日誌~

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10月22日「草木染め体験~ブナの落ち葉で染めよう~」開催しました

2016-10-23 16:40:35 | イベント


晩秋の後生掛(大沼)キャンプ場に、10名の参加者様がお集まりくださいました。
案内人はおなじみのお二人。
「鹿角紫根染・茜染め研究会」の関幸子さん・杉澤多鶴子さんです。
会場には、研究会で染められた布が飾られました。
全て自然の素材で染められた、優しい色の布たち。

今日は、八幡平のブナの落ち葉と、鹿角の伝統的な染めの材料・茜で重ね染めをします。
さあ、始めましょう。まずは、絞りのデザインとなる落ち葉を選びます。
キャンプ場の外は落ち葉の絨毯!選び放題です。どれにしようかな~

えらんだ落ち葉を布にあてて、形をなぞったら・・・
ちくちく縫って、絞っていきます。
 
案内人の手元を凝視・・・。

おっ、ハウチワカエデを選んだんですね!これは作業レベルが高そう・・・。
ぐるぐる~っと絞り終えたら、染めの作業に入ります!
椿の灰汁の上澄み液を使って、先媒染を行います。
既に案内人が3回媒染をしてくれているので、これで4回目の媒染となります。
あらかじめ作っていたブナ落ち葉の染液を熱します。
ふわ~と良い香りが漂って、ついくんくん。「なんか木のにおいがする~!!」
染液に投入~!

時々喧嘩しながらも、なんだかんだで仲良し兄弟♪ いい笑顔いただきました。
先媒染を行うと、染めの色が一気に現れて楽しい!

染めてる間の案内人とのお話も楽しいもの。

ブナ染め上がり♪ きれいなブナ色で、このままでも素敵。
ここからは、茜を重ねていきます。薄めに重ねたい人、濃い目に重ねたい人に分かれて作業。
染めタイム終了!炊事場で布を水洗いします。

ぱあっ、と茜の色が鮮やかに!

水玉模様は、洗濯ばさみで挟んだもの。こんなにくっきり!
最後の行程、絞りの糸をほどいていきます。
「にゃっ、老眼で見えねでぇ~!あはははは」
が、頑張って~!(((((;´Д`)

待ちきれなくて広げちゃってます。いい感じ~。
線の部分は輪ゴムで縛ってみたところです。

布を切らないように慎重に糸を取り去ったら・・・

ついに完成!!!

十者十様の秋色、ほんとうに綺麗です。

落ち葉の絞り、可愛すぎます。苦労したハウチワカエデの絞りもこんなに綺麗に。
布を乾かしている間に、ちょっとコーヒーブレイク。
窓の外の銅色のブナ林とそれぞれの作品を眺めつつ、草木染めの話がはずみました。
せっかくなので外で記念撮影。秋の景色に溶け込むような色のストールになりましたね!


数年前から夏と秋に草木染め体験を開催していますが、毎回参加者様の笑顔に感動させてもらっています。
登山だけでなく、自然の恵みをいただいて様々に楽しめるのが八幡平のいいところ。
次回はあなたも、八幡平で笑顔体験しませんか?

(かさい)


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