畑のクマゴロウ

糸島市でイノシシ君・アナグマさんと小競り合いをしながら畑、テニス&貝を楽しむのんびり人のブログです。

大根と蕪など;authorship of Trisidos kiyonoi ビョウブガイの著者は誰?

2018-01-11 19:38:48 | 日記
昨日唐津市外れの新木場204というお気に入りの物産所へ行こうとしたのですが、途中で雪に会い引き返しました。
おさかな村、福福の里を覗いたら野菜の高いこと、高いこと。

今日は時折小雪のちらつく中、可愛い顔をして辛辣な球を打つご婦人連と3時間テニスをした後畑に回り、大根、蕪、カツオ菜、パセリ、蕗の薹などを少しずつ収穫。昨日の物産店に出したら…円などと思いながら。薄氷のはった雨水受けで野菜を洗ったら、手がちぎれそうになりました。早く暖かくなりますように。

二枚貝の属名を調べていたら、ビョウブガイをTrisidos kiyonoi (Kuroda, 1929)と表記している文献とTrisidos kiyonoi (Makiyama, 1931)と書いている文献があることに気づきました。Kuroda, 1929は学名と図、産地、採集者などを書いているだけですが、Makiyama, 1931はしっかりとビョウブガイを記載しているために著者として後者を挙げる人が多いようです。
しかしながら、国際動物命名規約では1930年12月31日までに提唱された新しい種の名称は、その種を表す図がある場合は有効と認めることになっています(ICZN Article 12.2.7)。従って、Trisidos kiyonoi (Makiyama, 1931)はTrisidos kiyonoi (Kuroda, 1929)の新参の同名であり、Kuroda, 1929を使うべきです。
Arca kiyonoi Kuroda, 1929 accompanied with illustrations is available (ICZN Article 12.2.7) and a senior homonym of Arca kiyonoi Makiyama, 1931.