hasshi_masa no HITORIGOTO

日々思うことをつらつらと

思いがけない出会い

2007年12月30日 | インテリア・建築・デザイン
恩師のパーティの幹事会のため東京へ。少し時間があったので、「12人の建築家のカップ&ソーサー・贈る器」展へ。有名な建築家たちがカップ&ソーサー・贈る器を作るというもので、小さな会場ですが、会場やロゴデザインは、隈研吾さんと原研哉さんという豪華なものでした。坂茂さんのものが目の付け所がいいなぁっておもいました。けど、飲んでる時にちょっと微妙かも。妹島さんのものが使い勝手がいいかな。この展示は銀座松屋内であったので、その後、話題のブルガリ銀座タワーができた銀座2丁目交差点へ。この交差点の各角には、カルティエ/シャネル/ルイ・ヴィトン/ブルガリという4大ブランドが並びインパクトありますね。建築的にはそんなにですが、話題のスポットです。カルティエの裏を覗くとミキモト銀座2(設計:伊東豊雄)があり、って、思っていたら、その並びになんだかうねったビルが!!「De Beers GINZAビル(設計:光井純)」というものらしい。すごいうねってますよ!!名古屋のモード学園スパイラルタワーズもすごいうねってますが、ここもうねってます。今後はうねり建築がはやるんですかね?

その後は、東京ミッドタウンに行って、前に買えなかった「Water展」のカタログを手に入れに。何で会期の途中でしかカタログができあがらないんだろうとブツブツ言いながら、歩いているとデザインハブにて「POST切手 ~ 郵便が変わり始めた。切手のデザインはどう変わる。」が開かれていたので、寄り道してきました。切手に新たなグラフックを提案するというもので、佐藤卓さんや矢萩喜従郎さんなども参加していて、思いのほか見応えがありました。多くが??という中で、一番のヒットは「切手サイズ」というもの。やりおるというアイデアでした。一番奥にあり、うまいなぁって遠くからでも思えた一番最後に見た作品が、中村誠さんのものでした。これは久しぶりの出会い。院生時代にグラフィックの授業でいろいろなデザイン界のお話を聞き、話が思い出の方へ行くと涙しながらも、その経験が今の自分に繋がっているという話などはとても貴重な経験でした。思いがけない嬉しい再会でした。

東京とは、このような展覧会や建築との出会いが容易にできるところ。名古屋でおとなしくしているとなかなかできない体感を味わうためには、アクティブさが必要なことを再実感。来年もさらにアクティブに活動をしていきたいと思います。


HuERA salon.02

2007年12月26日 | インテリア・建築・デザイン
今回も10名を超える参加者。院生のテーマを中心に色々と語り合う。こういう話の中で、雪の記憶案が出てきたことを思い出す。やはり、デザインとは簡単にできるものではなく、意見の収集と愛情とこだわりに大きな要因がありますね。このことは、最近読んだ「恋する建築/中村拓志」や「沢田マンション超一級資料」の中でも感じました。

皆さん、「愛情とこだわり」ですよ!

恋する建築恋する建築
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2007-12-03
沢田マンション超一級資料―世界最強のセルフビルド建築探訪沢田マンション超一級資料―世界最強のセルフビルド建築探訪
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2007-09-21



クリスマスの過ごし方

2007年12月24日 | ブログ
結婚してからは、奥さんの実家でみんな揃ってのクリスマスパーティです。たくさんの家族との食事は賑やかで楽しいですね。クリスマスですが、栗焼酎を満喫(笑

次の日は名古屋へ戻る前に、奥さんと京都駅前で牛たん処/たん味屋へ。世の中では、クリスマスだからフレンチ/コースというのが定番ですが、クリスマス限定コースというのは、あまりいい気持ちになれません。コスト面もありますが、サービスが急ぎすぎで、ゆっくりできないし、なんか時間で追い出される感じがどうも。。。ってなことで、牛たんです(笑 京都のお店はいい雰囲気とおいしいところが、結構あって、初めて行く店でもあまり外れがありません。牛たん処/たん味屋では、ゆでたん、たんかつ、テールのとろとろ煮込みがおいしかったです。このお店の周辺は昔ながらの町屋をリノベしたものが多く、いい感じです。名古屋でも駅前ちょっと行ったところの一角がそんな感じで、名古屋と京都って街のエリア分布が似ている気がします(駅前はそんなににぎわっていないし、繁華街はちょっと行ったところの栄と四条など)。

帰りに、京都駅のどでかいクリスマスツリーを見ていたら、前の大学の職員さんと偶然出会い、色々とご報告。

さて、来年のクリスマスはどんなですかね?

200712242012000



建築系学生のための卒業設計の進め方

2007年12月22日 | インテリア・建築・デザイン
この間、書店に行ったら並んでいました。「建築系学生のための卒業設計の進め方/井上書院」。アフォーダンスを卒業研究のテーマにすることについて執筆しました。是非読んでみてください。卒業設計を考えている人には様々な情報がありますので、参考になります。

建築系学生のための卒業設計の進め方建築系学生のための卒業設計の進め方
価格:¥ 2,730(税込)
発売日:2007-11



来年度は大変だ

2007年12月14日 | ブログ
来年度の卒業研究について、プレゼミ生からのテーマ提案をおこないました。総勢14名ですので、テーマを多岐にわたり、様々。論文/制作/設計の割合はきれいに希望が分かれました。このまま順調に進んでほしい。と言っても、この段階では、まだまだテーマのみなので、可能性と希望を感じられますが、具体的になってくると、徐々に変化が出るんだよなぁ。1年後には内容の濃い卒業研究がたくさんあることを期待しています。


「茶の湯 内田繁の世界」@為三郎記念館

2007年12月14日 | インテリア・建築・デザイン
「茶の湯 内田繁の世界」へ。茶器の世界はまだまだわかりません。「竹根付花入」は格子越しに見たら、一段とかっこよかったです。「受庵」は内部に入れました。発想がすごいなぁってことと、格子越しに風景が見えると狭さ感が和らぐということを体感。照明の力ってすごいですね。最近の「ムー」などは内田さんを連想できないですが、だんだんこのような世界へ行くのでしょうか。夜の開館時間を選んで正解でした。

「あんきも」は大人の食べ物のようですね。

Img_4639



西沢立衛記念講演会

2007年12月08日 | インテリア・建築・デザイン
第24回JIA東海設計競技表彰式とゲスト審査委員長の西沢立衛さんの講演会へ。東海地区では、学生コンペが2つあります。最近始まった愛知建築士会主催のコンペと歴史があるJIA東海設計競技。愛知建築士会主催のコンペでは、一次審査委員をやったりしていて、今年の委員長は中村拓志さん(って書いているところで、トップランナーに中村さんが出とる!髪型がいつもとちゃうね)。ということで、今年の東海地区コンペでは、若手活躍建築家ということになります。こちらは200名を超える応簿があったようです。

JIA東海設計競技では、入賞作品の傾向がなんとなくあって、透明感のあるコンセプトイメージが多い気がします。なんか夢のような案だと思っても実際に伊東豊雄さんや西沢さんの設計事例をみると、建ってしまうんですからね。入賞作品では、「ニワ」をどう読み解くかという部分で斬新なアイデアが詰まっていて、「イエニワ」の図と地の関係の表現や「庭、踊る」のプレゼン力、「幅40センチの風景」の壁厚と庭のつながり方、「めいろハウス」の通らないところが庭になる獣道というアイデアは、なるほどって感じでした。2次審査通過作品も展示されていて、入賞というのはなかなか厳しいハードルやな。

西沢さんの講演は、学生にとってとても有意義な内容。森山邸の関係性の話に感心。さすがにうまいよねぇ。美術館シンポジウムを企画しているときに、西沢さんの作品などを色々と観ていたこともあって、西沢さんの作品について結構知ってるんだなぁって認識。直島に建設中の美術館がとても気になります。金賞の「マチニワ」と西沢さんの「House A」のイメージがだぶったのは気のせい?

最近の「家庭」は、「家」だけで「庭」がない「家庭」が多くなりました(小川勝章さん談)←確かに


HuERA act.14『歴史と現在 in 京都』

2007年12月02日 | インテリア・建築・デザイン
HuERA act.14として総勢15名で京都へ。メインは平等院鳳凰堂と鳳翔館。鳳凰堂は何十年ぶりかなぁ。前回訪れたときに雲中供養菩薩と阿弥陀如来座像に圧倒されたことを鮮明に覚えていて、楽しみにしていたひとつ。実際に体感してみると、雲中供養菩薩の多くが鳳翔館へ移動しており、ちょっと残念でしたが、それでもやはり印象的な空間。CGでの極彩色で彩られた当時の空間にも興味がありますが、長い年月を感じさせる現在の空間もとても魅力的。今回は三十三間堂も行きましたが、やはり実際の空間というか空気感を感じることができるからこそ、その空間の魅力を感じられるんだなぁと改めて実感。保存の方法は隔離ではなく、体感しなければ意味がないっすよ。

それから宇治上神社へ。拝殿の雰囲気は今までにない感じ。なんか本殿も含めて全体の雰囲気が静かで緩やかさを感じた。この雰囲気をこれからも壊さずに残してほしい。龍安寺にも行ったが、人の多さはどうにかならないかなぁ。静けさとかあったもんじゃないよね。ちゃんとしっかりと実感する姿勢があればいいけど、そんな感じじゃない人たちもちらほら。宇治上神社は観光地にならないことを願います。

今回のHuERAはプレゼミ生と行きましたが、移動スケジュールの段取りが良くて、さくさく見て回れた。感謝です。

紅葉っていいですなぁ。。。

Img_4478Img_4475Img_4501_2Img_4508Img_4513_2Img_4595Img_4618Img_4620Img_4491