突然止まるイビキ、脳卒中や心臓突然死の恐れも
まさかの睡眠時無呼吸症候群
タウンニュース
神奈川県全域・東京都町田市の地域情報紙 2012年9月20日号
橋本 信行 院長
『まさか自分が―』。患者の大半が驚くという睡眠時無呼吸症候群(SAS(サス))。「家族から指摘され、検査を受けて初めて気づく方がほとんどです。脳卒中や心臓突然死を起こす危険性もあるので、早目に相談してほしい」。あざみ野・三規庭2F『橋本内科・循環器クリニック』の橋本院長はこう呼びかける。
睡眠時無呼吸症候群とは文字通り、睡眠中に呼吸が止まり、様々な障害を引き起こす疾患。「大きなイビキをかく」「日中眠気に襲われる」「イビキが止まると同時に、呼吸が止まる」などの症状があるようなら、その疑いがある。本人は自覚が無くても重症なケースは多く、症状が軽いことで甘く見てはいけない。
「睡眠中の低酸素状態は、自律神経や心臓への負担も大きく、高血圧や糖尿病といった生活習慣病や認知症などの原因になる危険性があります」と院長。
セルフチェック項目としては、「夜中に目が覚める」「起床時の頭痛や倦怠感」「日中の眠気」など。SASの場合、一晩に何度も無呼吸になるため、深い睡眠が得られず、慢性の睡眠不足と同じ状態に陥る。「SASの患者が居眠り運転をして交通事故を起こすケースは、通常の7倍とも言われています」。
また、「肥満体型の人に多い」と思われがちだが、「日本人は顎の小さい人が多く、気道が狭くなりやすい。痩せ型の方も他人事ではありません」と話す。
同院では自宅で検査できる”簡易モニターキット”の貸出しを行っており、重症の場合は、大学病院と連携した検査や治療も導入している。
まさかの睡眠時無呼吸症候群
タウンニュース
神奈川県全域・東京都町田市の地域情報紙 2012年9月20日号
橋本 信行 院長
『まさか自分が―』。患者の大半が驚くという睡眠時無呼吸症候群(SAS(サス))。「家族から指摘され、検査を受けて初めて気づく方がほとんどです。脳卒中や心臓突然死を起こす危険性もあるので、早目に相談してほしい」。あざみ野・三規庭2F『橋本内科・循環器クリニック』の橋本院長はこう呼びかける。
睡眠時無呼吸症候群とは文字通り、睡眠中に呼吸が止まり、様々な障害を引き起こす疾患。「大きなイビキをかく」「日中眠気に襲われる」「イビキが止まると同時に、呼吸が止まる」などの症状があるようなら、その疑いがある。本人は自覚が無くても重症なケースは多く、症状が軽いことで甘く見てはいけない。
「睡眠中の低酸素状態は、自律神経や心臓への負担も大きく、高血圧や糖尿病といった生活習慣病や認知症などの原因になる危険性があります」と院長。
セルフチェック項目としては、「夜中に目が覚める」「起床時の頭痛や倦怠感」「日中の眠気」など。SASの場合、一晩に何度も無呼吸になるため、深い睡眠が得られず、慢性の睡眠不足と同じ状態に陥る。「SASの患者が居眠り運転をして交通事故を起こすケースは、通常の7倍とも言われています」。
また、「肥満体型の人に多い」と思われがちだが、「日本人は顎の小さい人が多く、気道が狭くなりやすい。痩せ型の方も他人事ではありません」と話す。
同院では自宅で検査できる”簡易モニターキット”の貸出しを行っており、重症の場合は、大学病院と連携した検査や治療も導入している。