シロクマのひとりごと

シングル環境のパーティ考察やポケモンの育成論

S17下半期使用構築「キュレムバーン」最終357位 レート1903

2021-04-20 18:02:00 | 日記
どうもです✨
クマです🧸

今回は竜王戦環境ラストの構築でW(ホワイト)キュレムを主役としたパーティです!

Wキュレムはダントツに強いという伝説ではない(後述で詳しく書きます)のですが、環境を整えれば上位帯でも戦えるポケモンなのではないかと思い、最後の伝説ポケモンとして採用しました。

あと、見た目かっこいいよね😳
↑が本当の採用理由です!笑

下記より
●構築経緯
●Wキュレムの弱みと強み
●パーティ紹介
●選出について
●おわりに
の順で書いていこうと思います!
お付き合いの程、宜しくお願いします🙇‍♂️

●構築経緯
1.シーズン16の1位と2位の構築が日食ネクロズマであり、黒バドレックスの増加に伴ってイベルタルの数が増える可能性が高いと感じたため、たまWキュレムから構築をスタート。
1.Wキュレム

2.Wキュレムと攻撃範囲の噛み合いが良く、一般ポケモンの中でも最強格であるチョッキエースバーンを採用。
2.エースバーン

3.Wキュレムのサポートとして"ねばねばネット"を覚え、能動的なS操作技を使用でき行動保障があるタスキデンチュラを採用。
3.デンチュラ

4.ゼルネアス・ムゲンダイナの牽制や受けループの崩しとして"ちょうはつ"を採用したヒードランを採用。
4.ヒードラン

5.↑まででザシアン・日食ネクロズマが重いためいつものヌオーを採用。
5.ヌオー

6.軸のエースであるWキュレム・エースバーンではリザードン入りのカバザシ、ホウオウ軸の受け、ラッキー入りの受けを崩せないためラム化身ランドロスを採用。
6.化身ランドロス

以上で
デンチュラ・Wキュレム・エースバーン
ヒードラン・ヌオー・化身ランドロス
のパーティが完成した!!

●Wキュレムの弱みと強み
まずWキュレムの弱みについてまとめると……
"こおり・ドラゴンという耐性の脆さとS95という絶妙な遅さ"である。

特に、こおり・ドラゴンはこおり技が等倍になる以外はこおりタイプのせいで劇的に弱点が増えている。

かくとう・フェアリー・はがねといった環境では必ず見かけるタイプ(ほぼ格闘はウーラオス、フェアリーはミミッキュだが…)が弱点を突いてくるせいで伝説枠、一般枠を問わず不利対面が非常に多い。

S95以上のドラゴンも多く、対ドラゴンとして優秀なタイプの割にはドラゴンタイプとの対面は基本的に不利になる。

そもそも、S96〜S103の間だけでもWキュレムの弱点をつけるポケモンが環境に多く、能動的なS上昇を"りゅうのまい"or"ダイジェット(物理)"しかできないのが種族値と噛み合いが悪い。

こおり伝説枠として差別化が必要なポケモンにはB(ブラック)キュレムと白馬バドレックスがいる。

Bキュレムと比較した場合は、後述する技範囲の広さを除いて"りゅうのまい"と相性のよい種族値を持っているBキュレムのほうが単体性能は上である。

絶妙な遅さと評したS95も裏を返せばS1↑〜のランクを獲得した場合、非常に優秀な抜き性能を得ることをスカーフヒヒダルマが教えてくれている。

次に、白馬バドレックスとの比較だが物理・特殊であることを除くと白馬バドレックスはくさ技を覚えるためみずタイプに有効打を持っている。
Wキュレムがみずに対する有効打を"フリーズドライ"しか覚えない点を考慮するとダイマックス中の範囲はバドレックスの方が非常に優秀。
そもそも、白馬バドレックスのステータスは耐久値がバグなため弱点を突いても等倍程度のダメージしか入らない。
こおり伝説内では両キュレムと比較しても、白馬バドレックスは耐久値が異次元なため比較対象になっていないかも…。

単体としてのWキュレムの性能はどうしても上記こおり伝説の2体に隠れてしまいがちで、採用率も如実に低い。


"えっ?めっちゃ弱いじゃん…"と思いましたか?? 私も思いました( ˙-˙ )


次に、Wキュレムの強みについてまとめると……
"いのちのたまを持たせることでの火力+特性:ターボブレイズの制圧力が非常に優秀である"と感じたためである。

まず、前提として竜王環境がサンダー+はがね枠を採用したサイクル構築が上位帯では自然に採用されておりこおり+じめんの通りがすこぶるいいという点が重要。
Wキュレムのウェポンは"フリーズドライ"(こおり技)と"だいちのちから"(じめん技)で範囲が完結しており、その範囲の強さはマンムーが証明してくれている通りである。

さらに、特性:ターボブレイズによる特性:ふゆうの無効は同じ技範囲を持つマンムーが苦手なロトムシリーズに対しても有効打を叩き込める点で非常に強力。

差別化対象のBキュレムはじめん技を"だいちのちから"しか覚えず、特殊を採用するならWキュレムに群牌が上がり、白馬バドレックスもじめん技を覚えるが、特性:ふゆう+こおり半減の性能を持つポケモンには有効打を待てない点で差別化ができている。

このことから、Wキュレムのこおり+じめんは元々一貫性が高い範囲をさらに強化しており、タイプ受けをほぼ許さないポケモンとして優秀と言える。

もちろん、"クロスフレイム"や"りゅうせいぐん"も魅力的だがこおり+じめんとほとんど範囲が被っているため採用を見送った。
ナットレイやテッカグヤに抜群を取れない不安要素があるが"いのちのたま"を待つことでこおり技のゴリ押しが効く。

また、メタモンにコピーされても有効打は"ふぶき"しかないため相手に命中不安を押し付けることができる。

フリーズドライは威力70の関係でダイマックスとの相性が良くないがラグラージ・ランドロス・カバルドンのようなステルスロック始動と後続のみずタイプへ一貫した打点となるため必須である。

余談だが、Wキュレムとエースバーンを組ませることでお互いの苦手な範囲と呼ぶポケモンを保管しており、相互の攻め範囲を意識した場合は受けきることは困難。

常に、Wキュレム+エースバーンが相手のパーティに一貫する技を使用することで相手のサイクルを許さずに蹂躙するのが本構築のベースとなっている。

以上がWキュレムを使用する上での弱みと強みになります!
能動的なS上昇をすることができないので"ねばねばネット"から無理矢理3タテを狙うのがコンセプト✨

それでは、頑張ってくれたイカれたメンバーを紹介するぜ😎

●パーティ紹介
※下記より
HP=H 攻撃=A 防御=B
特攻=C 特防=D 素早=Sと表記します。

@きあいのタスキ
性格:むじゃき
特性:ふくがん
努力値:H36 B244 S228
実数値:H150 A97 B111 C117 D72 S172

努力値調整
◎A189たまドラパルトのドラゴンアローが128〜150
◎A200ウーラオスのすいりゅうれんだが117〜138
◎準速エースバーン抜き

採用理由
◎初速が早く、ねばねばネットを取得する
◎S操作技を多数習得する

使用感想
"いとをはく"の存在感!!!
"でんじは"との差別化は"エレキネット"でS操作ができないガブリアス・ランドロスのような高速じめんタイプやレジエレキ・ボルトロスのようなでんきタイプに対して有効な点。
地味に特性:ふくがんのおかげで"エレキネット"・"いとをはく"の命中が100になるのもポイント。

"ふいうち"は初手黒バドレックスとの対面で"みがわり"を展開されても"みがわり"を剥がしながら後続にまわしたり、マンムー・連撃ウーラオスの先制技の上をとりながらタスキを潰せるなど汎用性に富んでいる。

基本的に"ねばねばネット"を展開できれば仕事は完了だが、S96〜103の上からS操作を行えるので体力次第では後続に残す選択肢もある。

先発起用のイメージが強く、"でんじは"を警戒して初手じめんタイプを誘えるのでWキュレムと非常に相性のいいポケモンだと感じた。
🚩選出率5位


@いのちのたま
性格:おくびょう
特性:ターボブレイズ
努力値:H4 C252 S252
実数値:H201 B110 C222 D120 S161

努力値調整
◎CSぶっぱ

採用理由
◎制圧力がすごい(語彙力)
◎じめん+こおりの範囲が刺さってる

使用感想
本構築のエース。
イベルタルが増加することを見越して採用したが、ほとんどのイベルタル構築に採用されているラッキーorハピナスにボコボコにされた。

しかし、"ねばねばネット"を展開できたあとの制圧力はすさまじい。
採用率の高いサンダー・霊獣ランドロスを始め、ザシアン構築の取り巻きのポケモン(電子ロトム・カイリュー・カバルドン・ラグラージ)に強くでれる。
ダイマしたH振りサンダーもたまダイアイス(140)で確定一発なのは圧巻の一言。

特性無効がとにかく強力で"がんじょう"・"ふゆう"・"ばけのかわ"・"マルチスケイル"を貫通して攻撃できる。
最強の天候である「あられ」もダイアイスで能動的に展開できるため、相手を選ぶがタスキ持ちに対しても強い。

技構成に違和感を感じると思うが竜王環境ではこの構成が1番刺さっていた。
特に、"シャドーボール"(ダイホロウ)は舐めてダイマ勝負をしてきた黒バドレックス・ミミッキュに壊滅的ダメージを与えることができるので強力だった。

ザシアン入りに対しても後述するヌオーと組ませることで強気に先発で起用することができ、相手の歪んだ選出をそのままぶち抜くこともあった。

Sが98〜100であればもっと活躍の幅が広がるのでやっぱりポケモンは素早さゲーだなと改めて感じた。
やはり素早さ!素早さは全てを解決する!
🚩選出率1位


@とつげきチョッキ
性格:いじっぱり
特性:リベロ
努力値:A252 D4 S252
実数値:H155 A184 B95 D96 S171

努力値調整
◎ASぶっぱ

採用理由
◎ゼルネアス・黒バドレックスへのケア
◎耐久ノーマルへの圧力

使用感想
今まで信用していなかったエースバーンだったがやっぱり信用できなかった。
範囲を広げ、ダイマなしでの打ち合いを考慮した結果この技構成は非常に理にかなっていたのだが…問題は命中率である。
"ダストシュート"・"とびひざげり"を外して負ける試合が非常に多い。
特にゼルネアスに対しては八百長してんのかな?って思うぐらいに外す。
なんのために採用したのかわかったもんじゃない。

もちろん、上記の技で拾う試合もあるし命中率が低い技を採用しているプレイヤー側の問題であるためエースバーンはなにも悪くない。……ないのだが……。
やはり、命中100は偉大だしポケモンは命中ゲーだと改めて感じた。
やはり命中!命中は全てo…(以下略)
🚩選出率3位

@ゴツゴツメット
性格:わんぱく
特性:てんねん
努力値:H252 A4 B252 
実数値:H202 A106 B150 D85 S55

努力値調整
◎HBぶっぱ

採用理由
◎ザシアン・日食ネクロズマのケア
◎ラッキー+霊獣ランドロスへの回答

使用感想
大⭐️正⭐️義ヌオー!!
こいつに何回も助けられたしエースバーンの5億倍は信用している。
間違いなくこの構築のサンドバックであり癒しだった。

この竜王環境ではヌオーを抜いたことがないぐらいには使用したが無理をさせなければ場持ちが非常によい。
"のろい"と"ダイアース"の能力上昇からの積ませ性能は本当に優秀だった。

ザシアンという最強の役割対象がいなくなることでS18から数を減らすポケモンだが今後も可能性を探っていきたい。
🚩選出率4位


@たべのこし
性格:ずぶとい
特性:もらいび
努力値:H212 D252 S44
実数値:H193 B138 C150 D158 S103

努力値調整
◎HP16n+1
◎ムゲンダイナ意識のD特化

採用理由
◎ムゲンダイナへの後出し性能
◎受けループの崩し役

使用感想
ムゲンダイナのために採用。
ポリゴン2にも強く出るために"てっぺき"+"ボディプレス"で採用していたが、デンチュラがじめんを誘うためサイクル寄りの技構成へ変更した。

"ボディプレス"は"マグマストーム"で捕まえたラッキーorハピナスの処理速度を上げるために採用。
技構成がこのままでは強くないためもっと煮詰めれた枠だった。

"ちょうはつ"+"マグマストーム"で捕まえていたハピナスの前で6連続麻痺という偉業を成し遂げる等、本構築ではやる気を見せないポケモンだった。
🚩選出率6位


@ラムのみ
性格:ようき
特性:すなのちから
努力値:H20 A84 B140 D12 S252
実数値:H167 A156 B128 D102 S168

努力値調整
◎ダイマックス時、A168たまエースバーンのダイジェット+キョダイカキュウ耐え
◎C177たまサンダーのぼうふう確定耐え
◎最速100抜き

採用理由
◎カバザシ+サンダーorリザードンに対して強い
◎ホウオウ軸の受け崩し
◎選出ではちからずく特殊型に見えるためジェット+ロックが刺さりやすい

使用感想
愛用していた自慢の1体。
この構成で使うなら霊獣ランドロスのほうがいいと思うかもしれないが、比較するには全くの別ポケモンである。

まず、初速の101が優秀。
ジェットなしでミミッキュ・ウーラオス・サンダーを抜いているためエースとしての対応幅が広い。
特に、スカーフS95〜100のポケモンをジェット1回で抜けるのが大きい。

次に、特性:すなのちからが地味に強い。
ラム+"つるぎのまい"を見てわかる通り、カバルドンを起点にしながら砂にタダ乗りできる。
上昇幅の1.3倍は低いように見えて微妙に火力が足りない"じしん"・"ストーンエッジ"を底上げしてくれる。
もちろん、"ダイアース"や"ダイロック"にも補正がかかるため"つるぎのまい"+砂下ダイマックスを止めるのは容易ではない。

また、化身ランドロスといえば特性:ちからずくを採用しての特殊アタッカーが有名なため、選出段階からミスリードを誘える点も優秀だった。

総合的に見ると霊獣ランドロスのように特性:いかくと絡めてサイクルを回せる耐久はないが、初速のSや特殊型の認知による初見殺し性能が高いため単純に下位互換とは言えない。
🚩選出率3位

●選出について
基本選出
デンチュラ+Wキュレム+エースバーン

VSザシアン
デンチュラ+Wキュレム+ヌオー

VSイベルタル
Wキュレム+ランドロス+エースバーン

VSカイオーガ
デンチュラ+Wキュレム+エースバーン

VSムゲンダイナ(スタンダード)
デンチュラ+Wキュレム+ヒードラン

VSムゲンダイナ(受け)
ヒードラン+Wキュレム+ランドロス

その他の構築は基本選出で戦えます✨

●おわりに
3ヶ月に渡る竜王環境お疲れ様でした🙇‍♂️
この環境が始まる前は早く終わってくれという声が多かったですが、終わってみれば惜しむ声もたくさんありましたね!笑

最後は見た目が大好きなWキュレムで戦えて満足でした!
もっと凝ったギミックや構築を考えたかったんですが、デンチュラ・エースバーンで選出誘導してキュレムの攻撃性能に任せて蹂躙する脳筋な動きも楽しかったです!笑

2日に"にんまろ"さんという実況者さん主催の「ラストリュウオウ」という仲間大会にお誘いいただいてますので、竜王環境もうひと暴れしていきたいと思いますᕦ(ò_óˇ)ᕤ

S17は最終357位レート1903でした😭


2000以上を達成するには構築と実力が足りなかったですね💧

5月から一般環境に戻りますが変わらずポケモンを楽しんでいこうと思うので宜しくお願い致します🙇‍♂️

それでは今回はここまでとなります!
お付き合いありがとうございました😊

それではまたの機会に ノシ

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