はせがわ鍼灸院 院長の『ハリハリ日記』 http://www.shinkyu.in/

ちょっと変わった経歴の、鍼灸院・院長による
こころがホットする日記です。

さん太とワルツを

2006-12-30 02:12:37 | Weblog
ついに、恐れていた事態が発生した。
私のホットカーペットの上で、さん太がオシッコをしてしまったのだ。

初めて、私の家にやてきたさん太は、我が家での最初のオシッコを
なんと、自分のサークルのトイレでしたのだ。
これには(コイズミっぽく)「感動した!」
この犬は天才だ、とさえ思った。
そして、順調にオトイレはできていた。
ああ、それなのに・・・

お漏らしをした場所にさん太の鼻をくっつけ「ダメ、ダメ」と。
次に、サークルのおトイレに連れて行き「ここ、ここ」と。
しばらくは、この繰り返しなんだろうなあ。

罰として、短い前足を持って、二人でワルツを踊った。
さん太は短い後ろ足で一生懸命立って、私とワルツを踊らされていた。

なぜ、「ワルツ」なのか?

今は「泣き小説」ブーム。
その先駆けとなたのが、Terry・Kayの書いた「白い犬とワルツを」だ。
大人の童話として、数年前に大ブームとなり120万部も売れた。

内容はいたってシンプル。
たいした事件も起こらないし、大きなヤマもない。
淡々と日常を描いた物語。
しかし、ジワジワと心に何かがしみこんで来る。
そして・・

最愛の妻を亡くした老人、サム。
子供たちは心配して一緒に住もうと言ってくれるが、頑固者のサムは首をたてに振らない。
妻と一緒に暮らしたこの小屋から離れたくないのだ。

足も悪く、動くのがやっと。妻との思い出だけに浸るサム。
そんな彼の前に、一匹の白い犬が現れる。
最初はうっとうしく思っていたが、次第にこの白い犬の存在が気になりだすサム。
それでも無視する。
犬は現れなくなる。
気になりだす。
犬が現れる。
ホッとする。
やがて一人の老人と一匹の犬は一緒に暮らし始める。
サムは犬に語りかける。妻との楽しかった生活を。

しかし、この白い犬は、サム以外の人間の前には現れない。
子供たちは心配する。
妻を亡くした悲しみから、親父はおかしくなったのだと。

果たして、この白い犬は、老人サムの幻想なのか、それとも現実なのか。

面白いですよ、この小説。

で、そそうをしたさん太の罰を「ワルツ」にしたのです。
なにしろミニチュア・ダックスフンドですから、赤ちゃんでも胴体が長い。
短い足を持たれて踊るのは苦痛らしく、
私の♪ズンチャチャ♪ズンチャチャ
に、辟易しながら付き合ってくれています。

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