はせがわ鍼灸院 院長の『ハリハリ日記』 http://www.shinkyu.in/

ちょっと変わった経歴の、鍼灸院・院長による
こころがホットする日記です。

電報と紅白歌合戦

2007-01-02 01:56:54 | Weblog
大晦日の夜は、長男とさん太と私と、三人(?)でテレビを見て過ごした。
さん太は毛布にくるまって、幸せそう。
テレビは、BSの「ワールド杯・決勝戦」の再放送。
例の、ジタンの頭突きでレッドカードで退場した、フランスvsイタリア戦だ。
長男は「コブクロ」だけは見たいと、時々「紅白歌合戦」にチャンネルを合わせていた。

以前は、大晦日のテレビは「紅白歌合戦」一辺倒だった。
最近の話題は、美川憲一と小林幸子の豪華対決ぐらい。
どうして、紅白のギャグって、あんなに寒いのだろう。
今回も視聴率、ガタガタなんだろうなあ。

昔の「紅白」って、家族のニオイがしていた。
おふくろが「おせち」を作りながら、「ジュリーが出たら教えて!」と言いながら台所に立っていて、おやじはせっせと年賀状に芋版を押していた。

「紅白」で、私が最も印象に残っているのは、南極にいる越冬隊からの電報。
「白組勝テ。一面ノ白ノ世界カラ応援スル」
なんて電文が紹介されると、妙に感動したものだ。

今は携帯電話の時代。
さすがに、除夜の鐘の時間は、携帯が不通になって
携帯メールが届いたのは午前4時ごろだったそうだ。

その、電報でこんなエピソードがある。
お正月に、日本の家族から南極の越冬隊員にさまざまな電報が届く。
健康を気遣うもの、子供の成長振りを伝えるもの、両親のこと、子供のこと・・・
次々と電文が紹介され、みんなが拍手で一緒になって喜ぶ。
そのなかで、雪に閉ざされた昭和基地で、すべての隊員の心を強く打った一つの電報があったという。
ある婦人が、一人の隊員にあてた、たった三文字の電文。
その三文字とは
「アナタ」。

人の心を打つ言葉は、生活から生まれるものなんですね。

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