朝方どしゃ降りで、嗚呼、これではとても帰りに山へは行けそうにないと思うが起きたら雨は上がっていた。
行きたがらない娘を留守番にして、仕事道具を鞄に放り込み、積んであった図書館の本から一冊持って町田タップクラスへ向かう。
(今日明日と”ぐるしの”なんだよなあ。娘といきたいのにな~)
”ぐるしの”とは「ぐるっとお散歩篠原展」。藤野駅から2時間弱歩いたのお祭りで、たくさんの友人が関わっている。
半ばあきらめながら「まあ、お天気も含めて、なるようになるんだろう」と思いなおし、仕事に向かう電車の中で本を読み始めた。
「アルケミスト」パウロ・コエーリョ著
読み始めてすぐ、なんで今日、この本が手元にあるんだ?と思った。最近は気付いた時にまとめてネットから予約しておくので、図書館に本が着く頃にはどんな本が来るか忘れている。
その本は、羊飼いの少年が2回も続けてみた”夢”に従い、羊を売って新たな旅に出て、ひどい目にも遭いながらあきらめずに目的を果たそうとし続ける話。夢を信じる強さと、それを実現するための一生懸命さ。遠回りが修行になり、羊や、沙漠の砂や、全てのものから少年は学び...
町田のクラスが終わり家に電話をしたら、娘は勝手に算段して祖父母を呼び寄せていた。ちょっと気に入らないけどじゃあいいか。寝袋もお土産も準備してないけれど、藤野に向かおう。
きれいな夕焼け空の藤野駅に到着し、山越えの道を歩くうちに辺りはすっかり闇になった。耳が割れるほどの虫の声がりーりーと響き、両側から木々がこんもりとおいかぶさる。その間からのぞく薄闇色の空が唯一の明かりだ。星がひとつ。道路の端はすっかり闇になっていて、道の真ん中だけぼうっと白く続いている。りーりーりーりー。まるで夢の中を歩いているみたいだ。。。去年歩いたときは坂がきつかった覚えがあるのだが、今年は見えないせいかちっとも坂を感じない。ある所で密閉されたように音が倍増してきこえる場所があったので、立ち止まって音に浸っていたら、ボーンとお寺の鐘がなった。
山がきれて神社にお辞儀をしていたら雨が降って来た。皆の集まる場所へいそぎ、テントの中のみんなに挨拶したとたんどしゃ降りに!
雨はすぐやみ、きれいな星空が広がった。
ネイティブアメリカンフルート演奏にタップで混ぜてもらったりしながらコンサートを楽しむ。手ぶらで向かったので、全てごちそうになってしまう。歌い、語らい、夜が更ける。
翌日は朝からバードウォッチング、佐藤文男さんと言うアホウドリ研究の方に鳥の生態を聞きながら空を眺める。鳥の声を聞きわけ、モズ、カケス、オオタカ、ハヤブサ等と出会った。キノコやヒノキの倒木など様々な匂いを嗅ぎ、草を踏み分け斜面を上がった見晴らしのいい場所で写真展をみて、宅老所では芳晴コンサートに加えてもらう。薪を並べたステージで踊る決めごとのないセッション、見ている子どもが飛び跳ねて、皆の顔が笑っている。
すごくゆるりと楽しい時間と空間。
主催の友人たちは寝る間を削ったり各方面調整してこの日を迎えたんだろう。そこにふらりと遊びにこられる私はしあわせな訪問者。それぞれがそれぞれの夢を忘れないで、それぞれに一生懸命やってみる先には、こんな場所が生まれるんだな。そしてその場に同時に集うひとの間に交流が起き、その楽しいきもちは上昇気流のように空へのぼって行くだろう。
こうだったらたらいいなという思うようにやってみること。夢を果たすための旅をあきらめなければ、鉛も金にかわる。
このお祭りに関わるひとりひとりが、アルケミスト(錬金術師)だった。
行きたがらない娘を留守番にして、仕事道具を鞄に放り込み、積んであった図書館の本から一冊持って町田タップクラスへ向かう。
(今日明日と”ぐるしの”なんだよなあ。娘といきたいのにな~)
”ぐるしの”とは「ぐるっとお散歩篠原展」。藤野駅から2時間弱歩いたのお祭りで、たくさんの友人が関わっている。
半ばあきらめながら「まあ、お天気も含めて、なるようになるんだろう」と思いなおし、仕事に向かう電車の中で本を読み始めた。
「アルケミスト」パウロ・コエーリョ著
読み始めてすぐ、なんで今日、この本が手元にあるんだ?と思った。最近は気付いた時にまとめてネットから予約しておくので、図書館に本が着く頃にはどんな本が来るか忘れている。
その本は、羊飼いの少年が2回も続けてみた”夢”に従い、羊を売って新たな旅に出て、ひどい目にも遭いながらあきらめずに目的を果たそうとし続ける話。夢を信じる強さと、それを実現するための一生懸命さ。遠回りが修行になり、羊や、沙漠の砂や、全てのものから少年は学び...
町田のクラスが終わり家に電話をしたら、娘は勝手に算段して祖父母を呼び寄せていた。ちょっと気に入らないけどじゃあいいか。寝袋もお土産も準備してないけれど、藤野に向かおう。
きれいな夕焼け空の藤野駅に到着し、山越えの道を歩くうちに辺りはすっかり闇になった。耳が割れるほどの虫の声がりーりーと響き、両側から木々がこんもりとおいかぶさる。その間からのぞく薄闇色の空が唯一の明かりだ。星がひとつ。道路の端はすっかり闇になっていて、道の真ん中だけぼうっと白く続いている。りーりーりーりー。まるで夢の中を歩いているみたいだ。。。去年歩いたときは坂がきつかった覚えがあるのだが、今年は見えないせいかちっとも坂を感じない。ある所で密閉されたように音が倍増してきこえる場所があったので、立ち止まって音に浸っていたら、ボーンとお寺の鐘がなった。
山がきれて神社にお辞儀をしていたら雨が降って来た。皆の集まる場所へいそぎ、テントの中のみんなに挨拶したとたんどしゃ降りに!
雨はすぐやみ、きれいな星空が広がった。
ネイティブアメリカンフルート演奏にタップで混ぜてもらったりしながらコンサートを楽しむ。手ぶらで向かったので、全てごちそうになってしまう。歌い、語らい、夜が更ける。
翌日は朝からバードウォッチング、佐藤文男さんと言うアホウドリ研究の方に鳥の生態を聞きながら空を眺める。鳥の声を聞きわけ、モズ、カケス、オオタカ、ハヤブサ等と出会った。キノコやヒノキの倒木など様々な匂いを嗅ぎ、草を踏み分け斜面を上がった見晴らしのいい場所で写真展をみて、宅老所では芳晴コンサートに加えてもらう。薪を並べたステージで踊る決めごとのないセッション、見ている子どもが飛び跳ねて、皆の顔が笑っている。
すごくゆるりと楽しい時間と空間。
主催の友人たちは寝る間を削ったり各方面調整してこの日を迎えたんだろう。そこにふらりと遊びにこられる私はしあわせな訪問者。それぞれがそれぞれの夢を忘れないで、それぞれに一生懸命やってみる先には、こんな場所が生まれるんだな。そしてその場に同時に集うひとの間に交流が起き、その楽しいきもちは上昇気流のように空へのぼって行くだろう。
こうだったらたらいいなという思うようにやってみること。夢を果たすための旅をあきらめなければ、鉛も金にかわる。
このお祭りに関わるひとりひとりが、アルケミスト(錬金術師)だった。
お散歩楽しかったですね。
バードウォッチングも行きたかったなぁ~。まぁ来年の楽しみにしておこうかな。
アルケミストたちはみんな心がピカピカですね。
そうそう、コンテンポラリーダンサーの方とも時々セッションやるんです。私の太鼓で良かったら、踊って欲しいです。
実際、藤野は不思議なところです。住んでいる僕もそう思う。そして夏ちゃんのような妖精が集まってくるところです。
たのしかったですね~。今度ぜひ。
可能ならばT家のY君交えてやりたいですな!
芳晴様
遠藤家こそ、妖精の養成所ですね。
家族皆、素敵な唄でした~。
最近、なんか、いろいろ自分を変えなきゃいけないんあ~、なんだかきっと変わらなきゃいけないと思っていたらこんな人がいることを知って、共感しています。
http://littlegrandmother.net/default.aspx
SZは自ら育ったの。こどもはえらいねえ。
たえちゃんは今一番慌ただしい日々かしら。でも、後で思い出すとなんてゆっくりした時間だったか、と思うんだよ。
インドではこどもたちの暮らし方も違うのかな~。
でも、同じ時代を生きている、今の子どもたちが、次の時代をつくるんだよね~。
その時代が楽しいように願うばかりです!