おどるなつこ 「あしおとがきこえる?」

タップダンサー・振付家おどるなつこの日常から浮かびあがることばを束縛せず書きとめています。2005年開設。

満喫なつやすみ!(長い日記で~す)

2010-08-18 | あしもとからの思索
なつやすみ~!まずはビールを解禁。
最近は年齢の事もあり、本番前は酒類を控えます。本番が月2回以上あると、打ち上げ以外ほとんど呑めず。ひたすら水水水。汗をかいて水だけのんでいると身体が透明になるように感じ、ついでに聖人君子になるかも~、、、いや、全然なりませんね。

夏休み1日目は、娘に起こされ、久々の打ち上げビールの残った身体でプールへGO。海で生き残れるように脱力と平泳ぎを伝授。娘の学校にはプールがないため、1年に3日しかプール授業がない!! 海のそばなのに。
水に入ったらついトレーニングしてしまう私、今日は休日なのでクロール100メートルでやめておく。

夏休み2日目は、ARTNでおこなわれているタップマニアックへ参加。娘も単独デビュー。私も興味を持っているクラスを受講。人のWSで勉強させて頂く事は、私にとって喜びでしかない!! いつもひとりで研究しているから、他の人がそうやって研究した事をすんなり教えてもらって踊ってみるって、公然と泥棒するみたいなきもちになる。ありがとうございます。
踊る事に集中すれば良い時間、うれしくてたまらない!!

うきうき踊ったあとは、明治神宮と代々木公園で一休み。遊んでいたヘディング犬とボール遊びさせてもらってから、I LOVE!! な友人ダンサー、振付家:富野幸緒宅へ。
この日は4月のコンテンポラリー公演の仲間とのビデオ鑑賞会だ!



メンバーは、外国へ武者修行へ行ったり、新たな振付に取りかかったり、でっかい仕事をかかえたり。そう、タフな皆はそれぞれに自分の道を走っていて、なかなか会えないんだが、やっと会えた。顔を見て、たあい無く喋って、ビデオに突っ込み入れながら、たくさん笑って、あ~~ほんとに勇気がわいた!また一緒に踊れるよう、それぞれがんばろう!!!

次の日はちょっと一休みしてだらだらし、夏休み4日目。
朝から各駅停車の旅で伊豆の某所、水のきれいなダイバーポイントへ魚を見にいった。
駅からてくてく坂を下ると岩場が有り海は青い。



でも、この日は若干波が荒く、岩場から娘を沖に連れて行くには少し無理だった。波が渦巻く所さえ通り抜けたら、沖は静かなんだけども。私だけ潜ってみたら、岩壁にはイソギンチャクの花が咲き、青い魚が泳いでいて本当にきれい!娘は悔しそうに唇をかんでいたが、あの渦の中沖へは出られない事を自覚していた。自然の力は時に凶暴だ。泳ぎを鍛えてからまた来ようね。

帰りにはそのまま北鎌倉駅前の円覚寺の盆踊りへ。
ここの盆踊りはすごい。
●お寺の山門をやぐらとして提灯で飾り、その周りを人々が踊り回っている。
●会場内の黄色いTシャツに白い半ズボンのおじさんが「住職!」と呼ばれて返事している。
●出店はかきごおりとビールのみで、麦茶、カルピス、ウイスキーの水割りはサービス。



とにかく、みな踊るしかない盆踊りなの。
浴衣率も高く、髭なんかはやした男性から子どもまで、もちろん女性も、年齢幅広く浴衣で踊ってる。

この盆踊りでは、ナンバの威力を感じる。
ナンバって、右手を出す時に右足が出る、逆らわずに半身づつ押すような動きの事ですね。
みんな、炭坑節や東京音頭を繰り返し踊るうちに力が抜けて、しらずしらずにナンバの動きに揃っていくのだ。クロスした動きが減ってナンバの動きがそろってくると、ひとりひとりではなく輪全体の踊りに見えて来る。う~ム、これこそ、にっぽんだよなあ。
あと、音楽と踊りの手(振り)の長さがどの曲もずれている。踊りの始まりと唄の切れ目がずれていくのに、輪になって踊る人たちの拍手は合う。盆踊りの醍醐味、、、これ、とても日本ならではの感じ。

そんな事考えててついつい最後まで踊ってしまった。

満喫したなつやすみ。
日に焼けた肩がちょっと痛いけど、今日からクラス開始。
発表会へ向けて、がんばろう!!!



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3 コメント

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Unknown (kawai)
2010-08-19 02:40:27
ナンバの話、いいですね。

踊りと音楽の周期がずれていくのは
盆踊りでよくあることなんですか。
私の愛する郡上踊り(以前に岐阜で
参加して大感動した)でも、7拍vs
5拍等とずれていてとても興味深く
思っていました。

楽しい夏休み良かったですね。
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Unknown (midori)
2010-08-19 11:29:37
他の人のWS、泥棒ですかぁ…
私にとっては浮気した気分(笑)
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Unknown (なつこ)
2010-08-19 17:43:48
kawaiさま
ほう、郡山踊りでも。
盆踊り、どの曲もたいていずれてました。どんどんずれていくのにみんなが合うのが醍醐味なのかと感じました。

 炭坑節:音楽ずっと7小節・踊り6小節+2拍
 東京音頭;踊りはずっと5小節、音楽は5,4,4,3,小節の繰り返し

midoriさま
うんうん、私が浮気と感じるのは、同じ曲を別のミュージシャンとやってるときかなあ。同じ曲なのに全然違うものになる。今回もそうだったけど、リハ同時進行だと、二股してる気分です(笑)。
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