負のエネルギーは

お元気ですか～。
あのね、心配事はとりあえず、アウトプットしちゃうと元気が出ますよ。
例えば、こどもがミニカーで津波ごっことかしても、悪い事だと怒っちゃいけないんですって。再現することで心のダメージを消化しているそうです。

うちはこんな古家で、さらに一度雨漏りしたためシロアリが入っていて、入居してすぐ補修をお願いしたのですが、台風なんかでもゆさゆさ揺れます。
地震の時、私はガイドヘルパーとしてある小学生の下校支援中でした。出会ったばかりの子を家まで送っている最中に、突然道が波打って、電信柱がゆさゆさ倒れそうで...本当に緊張しました。小学生をとにかく無事におうちに送り届け、急いで娘の学校へ。校庭では、まんなかに子供を集め、目を血走らせた先生達が円になって対応を相談していました。その緊張が伝わって来て、ああ、本当にありがたい、と思った。人を預かるって一大事。その間にも何度か地面が波打ち...災害用ラジオがついていましたが、まだ詳細はわかりませんでした。
おそるおそる帰宅したら、家は無事！けれど停電で電話も不通、なんだかよくわからず、ぼやっとしていました。

それ以降、ニュースを見て以来、ずっと緊張して過ごしていたと思う。仕事も次々無くなって、日々が通常からかけ離れて行くし。非被災地域ですらこうなんです。被災地では...

受け止めきれない事は、子どものように何度も再現してみるしかないのかもしれません。


買い占める人を非難するのやめよう。
安全な地へ移動する人を責めるのやめよう。
だれかに声を荒げるのもやめよう。
みんな、どうしていいかわからなくって、できる事をしているだけ。

スーパーの店員さんが疲れきっていた。
仕事という名目上、負のエネルギーを身体で受け止めてくれているんだろうな。


まずひとりひとりが自分の状況を肯定して、そこから始めるしかないように思う。
そして、落ち着いたら、それぞれが理想の未来のイメージを思い描いてみませんか？

こんなふうだったらいいな、って。
こうなったらどうしよう、じゃなくて。