(今回のブログは今の政治とは全く関係がありません)
毎年この時期になると憂鬱なのが鳩であり、
あのほっほーという声を聞くと、あーまたあのにっくき鳩野郎が上空から森から電線から家の畑を狙ってるよと
あれあれ今年はどうしたの?豆蒔くの遅いんじゃないの?いつになったら計画的に営農できるようになるんですかねー
なんて言われている気がしてなりません。
もしゴルゴ13がウーファーで来たらあいつらの抹殺をお願いするところなんですが(報酬にいくら用意したらいいのやら。)
今年は例年とは違って豆を蒔いた畑が普段いる美登位の畑から遠い、今年から本格的に管理するようになった北生振になったので、
(何人が北生振を読めるかな?)
今までだったら農作業しながら時々観に行ってはコラ!ぼけ鳩いてまうぞと追い払っていたのですが、
はてさて普段いない畑ではそうは行かないので、どうしたものかと去年から思っていたワケです。
慣行の農家さんは大豆に予め鳩が好まない物を塗すことによって大豆が鳩に食べられないようにしています。
しかし有機農業では僕の知るところそういった対策をとることができません。
周囲の大豆を栽培する方は大抵そうしているのか、なおさら家の畑に鳩が集まります。
ホームセンターに行くと防鳥線なるものが販売されていて、きらきらと光るテープ状の紐などがありまして、
最初の家庭菜園に毛が生えたぐらいのときはそれらを使っていたのですが、
面積が1反1町歩ともなるとそれで対応することはとても手間がかかり、
またその苦労をあざ笑うかのように鳩は防鳥線の間に降り立ち、または手前で降りて歩いて豆を啄ばみに来ます。
そしてそのうち防鳥線がたるんで風に靡いて発芽したての豆を抜いてしまったり絡まってしまうなんて本末転倒なことが起きます。
爆音を定期的に出す機械もありますが広範囲ではなかなか有効ではなく、上にパオパオなどを被せるのも手間とコストがかかります。
パオパオは人参の発芽の促進や春先の保温も兼ねれば有効かとも思ってはいるのですが。
さて、今年ですが、今まで温めてきた案をウーファーに話したところ、あっさりと、いいのではないかと言うことなので実行に移すことにしました。
それは「人海戦術」です。
つまり、鳩が来るであろう時間帯に必ず誰か1人その畑にいて、鳩が来たら追い払うと言うものです。
鳩が来る時間帯は日の出から日の入りまでです。
その時間帯に必ず誰かがいます。
以下考えた作戦です。
朝4時から7時までは私が。
7時から夜7時までは交代で誰かがいます。
滞在中は畑に突如出現した監視小屋と言うビーチパラソルの下にキャンプ用の椅子に腰掛け、本を読んだり手仕事をしたりして優雅に過ごします。
道路ぶちにいると畑の向こう端170m先まで追いかけるのが難しいので畑の真ん中に監視小屋を設置します。
鳩を追うためにまずはロケット花火で威嚇射撃します。そのためロケット花火は常備します。笛がなるタイプではなく、パーンと弾けるタイプです。
お昼はその場で食べます。
ラジオを置いてゆっくり時を過ごします。
昼寝をする場合は定期的にアラームを設置して監視を怠らないようにします。
(JR北海道の車掌が居眠りで新聞の見出しに「JR車掌、船を漕ぐ」はなかなかのセンス)
鳩が豆を啄ばみに来るのは最初の双葉の間なので本葉が出始める発芽1週間後にはこのミッションは終わります。
ウーファーがいるからできることといえば確かにそうなんですが、
鳩を追い払う作業もこうすると有意義な時間に変わるではないかと思っています。今のところ。
来年はいっそのことテントを張って鳩追いキャンプを畑の真ん中で実施しようかと思っています。
結果がどうなるかは1週間後に報告するとします。