直売所がオープンとなり、天候が良くなり、春らしくなったかと思えば、今日は強風で看板が飛ぶような1日でした。今日UHBの情報番組「さあトークだよ」の取材がありました。水曜あたり放送になるようです。
土曜日、北大の学生サークル「アギーズ」が当農園に来てくれました。いろいろとお手伝いしてもらいました。その中で、種芋の植える準備をしてもらいました。切り分ける作業。詳しくはアギーズのブログを。
http://ameblo.jp/agees/entry-11229254410.html
んで、1日切り口を乾かして、今日はそこに土をかけ、ハウスに積んで置いてます。現時点では植えてません。
普通のジャガイモ栽培の農家さんではまずやらないと思うのですが、今年うちではジャガイモの苗を作ることにしました。昨年からずっと思っていたことなんですが、うちではジャガイモを植える機械を持ち合わせていません。借りてくればいいのかもしれませんが、その辺のやりくりが下手というところも正直否めないのですが。なので、例年、トラクターで定植する畝を切って、そこに手作業で芋を置いていって、その後に土をかけるという作業をします。家庭菜園や小規模なジャガイモ栽培なら似た作業かもしれませんが、定植する機械を使う方なら、僕が1日かかってジャガイモを2反植えるところを機械植えで1町分やってしまいます。しかも施肥も同時にしながら。なんだか悔しい。
どうせ手で植えるのであれば、機械植えにはない手植えメリットはないものかと考えた結果、予め土に埋めて芽出しをして、それを植えればいいじゃないか、という結論に達しました。こうすることで先に成長していると言うアドバンテージを得ることができ、雨が多い昨今の夏ですが、その雨の前に有る程度の成長が見込めるのではないかと。
また、この栽培方法は僕が幼いころ、両親が実際に行っているものでもあります。両親は早期に出荷する目的ではあったのですが、プラスチックのトレイが無かった時代(いや、あったかもしれませんが。)魚の木箱に芋と土を詰めて3月末からジャガイモの苗を作っていました。ジャガイモの苗を運ぶ手伝いをした記憶があります。いまではアスパラ栽培とトマトの苗作りに忙しいのでやらなくなりましたが。
さらに、今年は融雪が大変遅かったです。ジャガイモを栽培する畑は数日前に雪がなくなりましたが、地温が上昇する(理想22度)にはもう少し時間が掛かる事でしょう。できることを進めようと思ったわけです。
今年は直売所向けに8種類ぐらいのジャガイモ(キタアカリ、男爵、メークイン、アンデスレッド、さやあかね、シャドークイーン、ベニアカリ、その他ちょろちょろ)を栽培する予定です。秋になってそのジャガイモがより多く提供できればいいのですが。
また、直売所では昨年栽培して越冬したジャガイモを販売しております。どのジャガイモもデンプンが糖に変わっているので大変甘く美味しいです。特にさやあかねはいいですね。
北農研の信濃さんのブログ、大変参考になります。有機農業がぜいたく農業と揶揄されないようにがんばらないと。