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はるきちオーガニックファームBLOG

北海道石狩市花畔で有機農業を始めて8年目になる4代目です。

芋の苗作り

2012年04月23日 00時29分49秒 | 日記

直売所がオープンとなり、天候が良くなり、春らしくなったかと思えば、今日は強風で看板が飛ぶような1日でした。今日UHBの情報番組「さあトークだよ」の取材がありました。水曜あたり放送になるようです。

土曜日、北大の学生サークル「アギーズ」が当農園に来てくれました。いろいろとお手伝いしてもらいました。その中で、種芋の植える準備をしてもらいました。切り分ける作業。詳しくはアギーズのブログを。

http://ameblo.jp/agees/entry-11229254410.html

んで、1日切り口を乾かして、今日はそこに土をかけ、ハウスに積んで置いてます。現時点では植えてません。

普通のジャガイモ栽培の農家さんではまずやらないと思うのですが、今年うちではジャガイモの苗を作ることにしました。昨年からずっと思っていたことなんですが、うちではジャガイモを植える機械を持ち合わせていません。借りてくればいいのかもしれませんが、その辺のやりくりが下手というところも正直否めないのですが。なので、例年、トラクターで定植する畝を切って、そこに手作業で芋を置いていって、その後に土をかけるという作業をします。家庭菜園や小規模なジャガイモ栽培なら似た作業かもしれませんが、定植する機械を使う方なら、僕が1日かかってジャガイモを2反植えるところを機械植えで1町分やってしまいます。しかも施肥も同時にしながら。なんだか悔しい。

どうせ手で植えるのであれば、機械植えにはない手植えメリットはないものかと考えた結果、予め土に埋めて芽出しをして、それを植えればいいじゃないか、という結論に達しました。こうすることで先に成長していると言うアドバンテージを得ることができ、雨が多い昨今の夏ですが、その雨の前に有る程度の成長が見込めるのではないかと。

また、この栽培方法は僕が幼いころ、両親が実際に行っているものでもあります。両親は早期に出荷する目的ではあったのですが、プラスチックのトレイが無かった時代(いや、あったかもしれませんが。)魚の木箱に芋と土を詰めて3月末からジャガイモの苗を作っていました。ジャガイモの苗を運ぶ手伝いをした記憶があります。いまではアスパラ栽培とトマトの苗作りに忙しいのでやらなくなりましたが。

さらに、今年は融雪が大変遅かったです。ジャガイモを栽培する畑は数日前に雪がなくなりましたが、地温が上昇する(理想22度)にはもう少し時間が掛かる事でしょう。できることを進めようと思ったわけです。

今年は直売所向けに8種類ぐらいのジャガイモ(キタアカリ、男爵、メークイン、アンデスレッド、さやあかね、シャドークイーン、ベニアカリ、その他ちょろちょろ)を栽培する予定です。秋になってそのジャガイモがより多く提供できればいいのですが。

また、直売所では昨年栽培して越冬したジャガイモを販売しております。どのジャガイモもデンプンが糖に変わっているので大変甘く美味しいです。特にさやあかねはいいですね。

 

北農研の信濃さんのブログ、大変参考になります。有機農業がぜいたく農業と揶揄されないようにがんばらないと。

http://takuro.exblog.jp/10349269/


victor MX-M5

2012年04月16日 23時46分03秒 | 日記

はるきちオーガニックファーム小林です。昨日今日と石狩は冷たい南風。

さて、AKB商法以外のCDは売れない時代だということにようやく気づき出した今日この頃。荷物も贅肉もスマートにと音源は全てPCで管理しようと田舎のお兄ちゃんもようやく思い立ち、でもPCのスピーカーではDJコバヤシ全くもって物足りないわけなので、PCのスピーカーを購入しようと価格comやヨドバシに行っていろいろ見て試聴してあれこれ悩んだ挙句、パソコンのステレオジャックからピンプラグでコンポにつなぐという、至ってシンプル且つ安価な方法に落ち着きました。ヨドバシで1,300円なり。

中2の時から愛用しているvictorのロボットコンポMX-M5。当時で10万円はぼくにとって初めての高い買い物で、確か僕に彼女が初めてできたから、と、そんな理由だけで親を騙し込んで、決めた理由もロボットコンポだからという肝心の音関係なく、バブル全盛期だから実現されたフォルムに魅せられてという、全く親不孝な買い物をしたコバヤシ少年ではあったのですが、MX-M5も今年で祝20年目になり、減価償却はとうに終わっている昨今、冷却ファンがついているお陰で今まで故障することなくきたのだけれど、冷却ファンの音が耳障りなのが残念でもあり、壊れたら買い換えられるのにナーと思いながらの20年。MDが世に出る前でCDも一枚しか入りませんが、だからこそ故障無く今に生き残り、今尚良い音を聞かせてくれます。おめでとう祝成人。これからもよろしく。


直売場は4月21日からです。

2012年04月14日 22時56分45秒 | 日記

はるきちオーガニックファーム小林卓也です。ここ数日間暖かい日が続いていますが、畑はまだ積雪が。今日は一日中ハウスの除雪をしていました。4月も折り返しなのに。

先日黒にんにくを作ってみました。炊飯器で1週間ほど保温で置いておいたものです。出来上がりはなかなかのもので、食べやすく、今年の夏はこれで乗り切れるのではないかと思っています。去年収穫したにんにくが小さかったせいか、きれいに越冬しており、随時黒にんにくを製造してます。製造に関しての難点は時間が掛かることと、臭いが立ち込めるということ。

種芋が届きまして、太陽の光に当てています。こうすることで芽が丈夫になり、よりよい栽培が見込まれます。にしても、今年はジャガイモの定植が遅れることが間違いないので、早めに切り分けた後に、土を被せて芽出ししてから定植しようかと考えています。僕の畑はそんなにジャガイモの面積があるわけではないし、機械で定植するわけでもないので。僕が幼い時、両親はそうやってハウスで芽出ししたジャガイモを定植して、7月下旬には収穫して早出しジャガイモとして市場に出荷していました。

さて、タイトルの通り、4月21日からはるきちオーガニックファーム・小林農園直売場をオープンします。当初はプレオープンで越冬ジャガイモ、ヤーコン、トマトやにんにくの加工品、切り干し大根、味噌などラインナップは地味なんですが、そのうちウドやニラなどの春の恵みも並ぶ予定です。例年好評を頂いている両親のアスパラは5月20日以降になるのではないかと思います。その頃には葉物もぼちぼち並ぶのではないかと思っております。よろしくお願いします。

今日の畑

黒にんにくの仕込む前と完成品

ジャガイモの浴光催芽とひなたぼっこ。コンテナの色でジャガイモの品種を分けています。


エコポカプチによるビニルハウスの内張り断熱材

2012年04月07日 00時00分15秒 | 日記

今日は北大の入学式。石狩の小学校も入学式で始業式だったようで、昼前にランドセルしょった小さな子が元気に走って帰宅してた。でも沿道には雪の山がもりもり・・・

大学生の時はいつからラグビーが外で出来るのか、よくグラウンドに行って確認したのを思い出した。札幌は融雪が進んでいるとはいえ、グラウンドとか河川敷とかの雪はなかなか融けなかったりする。

石狩は例年だとこの時期に白鳥が飛んできて、融雪後の水の溜まった水田で羽を休めるのだが、雪が融けている水田が無い為、飛んできても羽を休める場所がないのか、見かけない、と思ったら、一箇所だけ融けてる水田があって、1枚の水田に白鳥が100羽ぐらい群がっていた。ちょっと気持ち悪かった。それぐらいまだ冬。

今日せめてハウスだけでも融雪が進むようにと、もみがらくん炭を撒こうかなと思っていたら雪予報。そして只今きっちりと雪が降っています・・・明日からは温度も上がりそうなので、明日の午前に撒こうかしら。

今日畑に行ったら、少しは融雪が進んだようだった。けどまだ86cmの積雪。先週の金曜日は85cmだから、この1週間では融雪が進んでいないorz

いつになったら春になるのだろうか

 

指をくわえて待っているわけにも行かないので、ハウスの断熱材を買ってみました。このかた、電熱線と言うものを使ったことが無くて、なんとなく苦手にしていて、どうにか電熱線を使わずに育苗ハウスが出来ないものかと毎年考えていたところ、断熱材を導入してみました。

プチプチの断熱材、エコポカプチ。見た目はプチプチのでっかいシートですが、簡単にはプチプチが潰れにくくなってます。でプチプチ表面は一面プラで覆われているので、表面はつるつるしてます。通常のビニルハウスの内側にパッカーで内張りしました。間口5.4mのハウスに対して、エコポカプチ幅4.8mで片側25mを天井と肩のちょっと上で、おくり2.4m間隔でパッカー留め。入り口と出口はそのまま垂らしてあります。完成までの作業時間は1時間ぐらいです。目に見えて日照が悪くなった、と思うことは無いです。多少は日照量が減るとは思いますが。従来の2重ハウスとかだとパイプを組まないと行けないので、その手間を考えると楽です。お値段は3万円弱。もし今日ぐらい最低気温がマイナス5度まで達するのであれば、この中でストーブをたくと。来週には最高気温が10度前後になるようなので、家の中で溢れそうな苗をこちらに移す予定です。何年持つか。


リスボンの市場

2012年04月03日 03時55分51秒 | 日記

3日坊主にならないように、日記進めますか。なんせ石狩は積雪がまだ90cm以上もあって、いつになったら春になるのか、まったく分からない状況です・・・

 

先日、大学のゼミの先輩がうちに来てくださって写真を見てもらったときに、視点が全然違うと言われました。野菜とか市場とか食事とか畑の写真ばっかりだと。そりゃそうかも。

リスボン市内の港のそばに大きな公設市場がありまして、そこに行った時の写真。

ミラノかぶ。日本名だとあやめ雪。誰が名づけたのか。

日本だと「サラダ菜」とかいいますけど、もっと消費されてもいいぐらい美味しい。レタスはどうもシャキシャキしすぎてて。

こういう葉物も作りたい。

苗も売ってた。さすがアブラナ科の原産地方。

菜花。日本の菜の花よりはしっかりしている。イタリアのチーマデラパとかこんな感じ?

結球しない立ちキャベツの葉。

葉が硬いから千切りにして売られてた。スープや炒め物に。

オリーブ売りのおばちゃん。このオリーブめっちゃ美味しい。美味しいのに300gで1ユーロぐらい。日本だと300gで500円前後。オリーブは当たり外れあるから、信頼のおけるお店から買いたい。日本だと難しいし高い。新琴似にあるけどね。

とうがらし、ポルトガルでは「piripiri」。親近感を覚える。

そら豆。近郊の畑はこの時期立ちキャベツかソラマメばっかり。

ピーマン、ズッキーニもポルトガル料理には欠かせない。でもどちらかと言うとスペイン料理の印象があるかな。かんきつ類も充実。

豆もよく食べる。

南瓜もよく食べる。南瓜はポルトガル語由来。大航海時代に南北アメリカ大陸から世界各地へと運ばれたのだろうか。南瓜はカンボジアから来たからかぼちゃと言われるのは通説。詳しくはウィキを。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%9C%E3%83%81%E3%83%A3

魚も食べます。貝も食べます。牡蠣があって、過去2回牡蠣に中っている私は、食べたくてしょうがないのだけど、旅のはじめにいきなり体調崩したらどうしようと思い、嫁は苦手だと言うし、だから我慢してました。(スペインでは食べましたが)

美大生が写生してた。

 

お肉も卵もチーズも花も売ってました。札幌の二条市場のような観光向けではなく、まっとうな市民向け。値段は安い。日本の半額以下。なにより美味しい(ゲストハウスで自炊していたのでよく分かる)。この市場は規模がでかかったなー。でも先進国の田舎国、ポルトガルの首都リスボンであっても郊外にショッピングモールとか出来つつあって、そこで便利に買い物が出来るとあってか、市場の中にはちらほら空き店舗が目に付きました。

ポルトガルは良くも悪くもイベリア半島の末端の田舎国であり、経済的に余裕がないので輸入品が見当たらないです。フランスドイツイギリスなら、アフリカとかスペインとかイタリアなど他国から持ってきたほうが安いし美味しかったりする。(ちなみに、ポルトガルは国土に平地がないので野菜や穀物を栽培する農業が盛んではなく、また末端だしスペインがあるから野菜穀物の輸出も盛んではない)。だから基本的に自給自足。なのに、これだけ食材があるのだから羨ましい。世界の大陸からその種を自ら持ってきて自国で蒔いた結果といえるのかな。