大佳農産(はるかのうさん)の美味しい京丹後ぐらし

東京暮らしから一転、京丹後で新規就農した日記

今年の野菜余りについて覚書

2021-12-13 22:56:04 | 野菜

先月末に携帯電話を畑で落として、ついにスマホデビューして冬野菜の季節に突入してしまい、あっという間に時間が過ぎています。

自然は相変わらず美しいので、記録は忘れずに!

さて、このところ野菜が溢れて豊作貧乏と聞くけど大丈夫?と複数の友人、知人から尋ねられたので、今の状況について考えてみました。

今年は8月に雨が降り続いて、例えば10月下旬収獲を狙ったキャベツの定植が1週間ほど遅れて8月下旬にようやく畝を立てられた、という声をよく聞きました。

大佳農産は研修の年に同じような長雨でなかなか畝が立てられなかった経験と、除草剤を使いたくないな~という理由から、毎年6月に透明マルチをかけてしまうので、8月の定植はほぼ予定通りにできました。

そういう状況にあって、10月下旬こそは品薄でそこそこ価格が上がる可能性はあるけれど、もしかしたら11月に入ったら品物が集中して崩れるだろうな~ただでさえその頃は丹後中にキャベツが溢れているんだけど、と心配していました。

予想通り10月下旬は直売所でのキャベツの売れ行き好調!そして11月第一週は無事に過ぎたのですが、11月中旬に入って少しずつ商品が動かなくなってきたなと思った頃、もう一つ予想外の事態が発生していました。

それは、12月収穫用に定植した分が、天候が良かったことから11月中旬にもう十分収穫できるような大きさに育っていたことでした。

つまり、ただでさえ遅れて定植された分が通常より増えているのに、早く出来上がった分も加わって、ダブルならぬトリプルでキャベツが多く出回っているということなんだろうな~と思います。

すると、本来12月、1月に収穫しようと思っていたものが早く出来上がっているわけだから、また1月か2月ぐらいには品薄になるんだろうか?その頃はもともとキャベツを育てている人が少ないから、結構高値がつくものなんですけど、今度は高騰するのかもしれないな~。そのころ、うちにはキャベツがあるかな~???

なんてことを考えています。

大佳農産が今出荷しているとくみつというキャベツは、甘くてジューシーなのにサクサク、という地域で多く作られているキャベツより美味しい品種なので、そこをアピールできるPOPが置ける直売所や、安定して同じような価格で営業している京都市内のスーパーなどに少しずつ出荷先をシフトして対応しています。

こういうことを繰り返して、いろいろな状況に対応できるようになって、売り上げも上がっていくのかな~そうなるといいな~。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿