添乗備忘録改め暮らしの記録

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〜からの田舎暮らしの日々の記録

聖なる緑

2010年01月30日 | アフリカ
緑色はイスラム教を象徴する色です。
イスラム教の開祖ムハンマドのターバンの色が緑であったこと、またコーランの一節に、唯一神アッラーから特別の恵みを受け、じきじきに知識を授けられた「緑色の男」の話が出てくることから、イスラム教において緑は神聖な色とされています。
が、リビアにおいて緑色は更に特別な意味を持ちます。
カダフィーは西洋諸国の民主主義を否定し、1969年の革命から40年間の間、人民が直接政治に携わる独自の直接民主主義体制を実施してきました。
その体制の根幹となったものが、カダフィーの著書「緑の書」です。
日本では絶版で手に入らないようですが、リビアにはなんと日本語版もありました。
(お客様はこぞってお買い上げ。1冊5ディナール≒430円)
こちらはリビアの国旗です。
単色の国旗は世界でもリビアだけになります。
なんでも政治的理由で急きょ国旗を決定しなければならず、時間がなかったためによるものだそうです。

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