添乗備忘録改め暮らしの記録

添乗先の国々や出会った方々の記録、そして仕事の備忘録
〜からの田舎暮らしの日々の記録

マルタ共和国

2010年02月11日 | ヨーロッパ
次回は仕事ではありませんがマルタに行ってまいります。
マルタはシチリア島とリビアの間、地中海の真ん中に浮かんだ3島からなる島国です。
首都はヴァレッタ。
ヴァレッタは聖ヨハネ騎士団によって築かれた城塞都市で世界遺産に登録されています。
今も残る先史時代の巨石遺跡群や、聖ヨハネ騎士団の史跡、青の洞門などを紹介致します。
次の更新は3月7日頃を予定しています。
(写真はレプティス・マグナのセヴェルス帝の凱旋門)

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お休みします

2010年02月07日 | その他
しばらく添乗に出ませんので、またまたブログはお休みします。
休んでばかりのブログですがいつも見て下さり有り難うございます。m(^_^)m
(写真は世界遺産サブラタのローマ劇場)

フェアトレードのチョコレートについては、以前の記事で紹介しましたが再度紹介致します。
フェアトレードとはその名のとおり公平貿易ということであり、生産者と公平に取引することで生活を支援保障することですが、チョコレートに関しては児童労働の防止という意味合いも大きくなります。

以下、ILOの「児童労働の実態」の統計より
*児童労働をしている子ども: 2億4600万人 
 うち15歳未満: 1億8600万人
   10歳未満: 7300万人
*危険で有害な労働をしている子ども: 1億7100万人
   15歳未満: 1億1100万人
*無条件に最悪の労働をしている子ども: 840万人
   強制労働・債務奴隷: 570万人
   強制的な子ども兵: 30万人
   買春・ポルノ: 180万人
   不正な活動: 60万人
 うち人身取引の犠牲者: 120万人

5歳から17歳の約2億4600万人の子どもたちが「児童労働」をしています。
これは世界中の子どもの6人に1人にあたります。
(ILOの定める児童労働とは、基本的に子どもたちの健全な成長を妨げる労働をさし、家や田畑での手伝い、小遣い稼ぎのアルバイトなどは含まれません。)

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女怪メドゥーサ

2010年02月06日 | アフリカ
メドゥーサは、毒蛇の毛髪と見る者を石に変えてしまう瞳を持ったギリシャ神話に登場する女怪です。
ローマ時代には魔除けの意味もあったので、レプティス・マグナのフォーラム(公共広場)にはメドゥーサとその姉、ゴルゴン三姉妹の装飾が施されています。
よ~く見ると、瞳はハート

ギリシャ神話のオリンポスの神々は、見栄や嫉妬、妬み嫉みなど余り上等ではない感情さえも丸出しの喜怒哀楽豊かな神々でした。
恋愛も自由奔放にやりたい放題。
元々神に仕える美しい女司祭だったメドゥーサを恐ろしい怪物に変えたのも他でもない神でした。
その理由は、海神ポセイドンに求愛されたことでその妻アンピトリテの嫉妬をかったからとか、美しい髪を自慢した為に知恵の神アテナの怒りをかったからとか諸説あります。
そして妹を擁護した二人の姉までも怪物に変えてしまったのでした。
人間相手に全く手加減なしの神々です。

もうすぐ公開のギリシャ神話がベースのファンタジー映画ですがメドゥーサも登場します。
パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々

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パンとサーカス

2010年02月05日 | アフリカ
北アフリカ最大のローマ都市、レプティス・マグナ。
最盛期の2世紀には、ローマ皇帝セプティミウス・セヴェルス帝を輩出し、人口10万人を抱える「ローマ以外のローマ」と呼ばれる繁栄を築いていました。
そして十分なパンを手にした豊かな人々が欲したものがサーカス、つまり娯楽です。
収容人数1万6000人のこの円形競技場では、日常的に様々な戦いが繰り広げられていました。
剣闘士VS猛獣、ライオンVSトラなどの猛獣同士、ゾウやキリン、また、水を張りワニを放ち競技者と戦わせることもありました。
競技者(剣闘士)となるのは奴隷や捕虜、死刑判決をうけた犯罪者ですが、主な競技者である死刑囚が不足した時には、死刑に相当しない犯罪者もこの競技場に強制的に送り込まれていました。
当時、血が流れれば流れるほど歓声に沸いたであろうこの競技場は、発掘されるまで完全に地中に埋まっていたことから保存状態は極めて良好です。

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世界遺産のお宅拝見

2010年02月04日 | アフリカ
世界遺産ガダメスの旧市街の外観は白一色に塗られています。

けれど一歩その家の中にお邪魔してみると、室内はこんなにカラフル。
白壁には赤・青・黄色の鮮やかなペイントや織物、また銅や鏡がたくさん飾られています。
これはガダメスの典型的な民家の居間になりますが、特に銅や鏡は装飾品と同時に必需品です。
旧市街に電気は通っていませんので、天井の明りとりから入る太陽光を室内に飾った銅や鏡に反射させ部屋を明るくしているのです。
カラフルな色と飾り物、これらは暗い部屋を明るくするために生活の知恵から生れたインテリアという訳です。

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ブルーマン

2010年02月03日 | アフリカ
北アフリカの先住民はベルベル人と呼ばれる人種ですが、ベルベル人にも様々な部族がいます。
元々サハラ砂漠にノマド(遊牧民)として暮していたのが、ブルーマンと呼ばれるトゥワレグ族です。
かつては隊商(キャラバン)を組み地中海とアフリカとのサハラ交易を支えていました。
彼らの搬出品はアフリカからの金や宝石、象牙、そして奴隷です。

砂漠のオアシス都市ガダメスのお土産店主のこちらのの男性、
「自分はトゥワレグだ。」
と青い布を巻いて見せ、にっこり笑ってくれました。
精悍という言葉を絵に描いたような笑顔で、居合わせた女性陣でその場は一斉に撮影会と化したのでした
ガイドさん曰く、彼はトゥワレグのイケメンなのだそうです。

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カダフィーグッズ

2010年02月02日 | アフリカ
リビアのお土産店では必ず見かけるカダフィー物です。
まずは定番のポストカード。

着るのに勇気のいるTシャツ。

すぐに針が落ちてしまいそうな時計。(結構人気)

お土産に関しては決して充実しているとは言えませんが、素朴な品ぞろえもまた味のある感じです。
また、どの場所も破格な値段をふっかけてくることもなく
「商売する気あるのかな~?」
と買う側が心配になるほどにおおらかなのでした。
きっと今後は色々と変化していくのでしょうが、値札のついていない国での買い物で、値切りバトルを繰り広げずにすむ貴重な国かと思います。

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サハラの夕日

2010年02月01日 | アフリカ
砂丘に上り地平線を見つめ日没を待つ静かな時間。
谷川俊太郎の「朝のリレー」が思い浮かびます。
けれど一旦地平線に姿がかかると、その落ちてしまうスピードの速いこと速いこと。
リビアまで来られるお客様はかなり旅慣れされた方ばかりなので、サハラも初めてではない方がほとんどです。
余韻にひたることもなく、
「ほな、行こか~。」
ご年配のお客様に感想を伺うと、
「ま、どこでも一緒やわな。」
と、小気味いい程身も蓋もないのでした・・

懐かしいCMです。
YouTube ネスカフェ「谷川俊太郎/朝のリレー」

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