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Harmonia

こころとからだのバランスを・・・yoga&color&more・・・

7分の5(後)

2008-03-31 23:45:00 | 鎌倉・相模

Photo_2 写真は、鶴岡八幡宮前から見た段葛です。

駅から参拝に来る人のほとんどが、ここを通ってくると思われます。

たまに駅に向かう人もいますが、流れに逆らっているので、相当歩きにくいと思われます。

実は、このあとどこに行くか決めてませんでした。

光則寺のカイドウと妙本寺の桜を候補に考えていたのですが、その前にお腹が空いたので、ランチを。

小町通と若宮大路を繋ぐ横道のさらに脇道に、鎌倉小町本店というお豆腐専門店がありまして、そこの湯葉丼をいただきました。

くちなしで炊き込んだごはんに、鶏そぼろと湯葉が乗っかって、お味噌汁・お漬物・豆乳付。980円也。

オープンした当初は販売専門店だったのが、土地柄か飲食主体に切り替えた模様。

ちなみに鎌倉駅のエキストにも出店していて、プリンなどのデザートをお土産用に販売しています。

  

お店を出た後も特にどこと決めていなくて(苦笑)、とりあえず小町通を鶴岡の方へ一区間だけ歩き、ふと思い立って若宮大路へ出て、段葛をそのまま行き。

ま、宝戒寺でも行こうかと。

戻った八幡宮の社をくぐらずに右へ。

    

Photo_3宝戒寺は萩寺として有名ですが、梅や桜もあります。

写真は、3年前に撮影した 本堂前の梅です。桜ではありません。ごめんなさい。

でもこの日目を引いたのは、椿です。

赤・白・桃。一重や八重。多くの種類の椿が、境内の左手奥に咲き乱れていました。

椿というと2月から3月、まだ肌寒い時期に咲くイメージなのですが、都心でもまだ咲いていますね。

ちょっと違和感を感じます。

宝戒寺は、本堂に上がって参拝できます。

この左手におわしますのが毘沙門天。

上杉謙信公が信仰した武勇の神というイメージが強いのですが、財宝や富をもたらす神でもあるそうです。

宝戒寺を出て、小町大路を下ります。

若宮大路の東側の区画は主に住宅街になっていますが、やはり土地柄、史跡を示す石碑やお寺が自然に存在しています。

  

そのひとつが妙隆寺。

家と家にはさまれて、きれいに整備された路地。

ちんまりとした山門(ほんとに門だけ)の奥に、またこじんまりとしたお堂。

日蓮宗のお寺で、日蓮上人が水行をしたと言われている池があります。

 

また、本堂の脇にこれまた小さな祠。

ここに、欅一本作りの寿老人が安置されています。

寿老人。南極星の化身で、名前からも察せられるように、長寿と健康の神です。

祠が妙に厳重なつくりになっていて、本体がよく見えなかったのが残念です。

 

Photo_4 これは、日蓮上人辻説法の跡。

日蓮上人は、ここで民衆に向かって布教活動を行っていました。

石碑の両脇に桜が咲いているのですが、ピンクのソメイヨシノでなく、すでに葉の出始めた白い山桜でした。

質素な感じが、石碑に合っていました。

さらに小町大路を下り、突き当たったところにあるのが本覚寺。

ここも境内の中まできれいに整備されていますが、やはり鎌倉時代まで遡れるお寺です。

境内の砂利や敷石が新しいと、お寺自体が新しく見えてしまうから不思議です。

 

ここは元々、鎌倉幕府が守護神を祀っていた天台宗の夷堂が合ったところだそうです。

夷堂は新田義貞の鎌倉攻めのときに焼失し、200年余りのち、日蓮宗に改めて再建されます。現在あるのは1981年に復元されたものだとか。

 

夷。えびす。ということで、祀ってあるのは恵比寿様。開運・商業の守り神ですね。

本覚寺を出て、迷いました。

まっすぐ左手へ進み、妙本寺の桜を見るか。それとも帰るか。

Photo_5 写真はやっぱり3年前の妙本寺の桜です。

・・・ということで、お分かりですね。門まで行ったものの、引き返しました。

予想より人が多く歩いていたというのもありますが、ここは入り口から本堂まで長くてゆるい山道(もちろん階段はありますが)を歩かなければならないのです。

ちょっとこの日は疲れてて無理でした。でも、余力のある方は、鎌倉へ行かれた際は是非足を伸ばしてみてください。

大町の方へ行く人は少ないので、ここは穴場です。

 

帰りは小町大路から大巧寺を経由して、駅へ出ました。

大巧寺。別名「おんめさま」、安産祈願のお寺です。

お寺とは思えないような境内、というより道ですね。小町大路と若宮大路をつなぐ道。

だけどこのお寺?道?いつでも何かしらの花が咲いています。

Photo_6 これは、境内脇の利休梅。

椿も咲いていたし、アジサイや彼岸花も咲きます。あとは蓮もおすすめ。

鎌倉駅東口の正面にあるので、ちょっと時間が余ったら覗いてみてください。

さて、タイトルの「7分の5」。何のことだか、お分かりになりましたでしょうか?

実は、この日、鎌倉七福神めぐりのうち、期せずして五ヵ所を周っていたのです。

 

江ノ島の弁財天を含めると、鎌倉・江ノ島七福神(計8箇所)になり、各在所では七福神めぐりの台紙も販売しています。ご朱印帳の七福神のみのバージョンですね。

ちなみに私が周っていなかったのは、江ノ島の弁財天、長谷寺の大黒天、御霊神社の福禄寿です。

 

個々には訪れているのですが、これほどまとまってめぐったのは初めてでした。

江ノ島は行かないにしても、北鎌倉から本覚寺まで歩くのは、結構大変です。長谷は江ノ電乗っちゃえば楽なんですけどね。

でも、結構年配の方がこの七福神めぐりを楽しんでいらっしゃるのを見かけます。

 

普段はふらふらと行きたいところに行っているのですが、たまにはこういう目的を持って周ってみるのもいいかもしれないと思ったのでした。


7分の5(前)

2008-03-30 22:37:44 | 鎌倉・相模

週末、都心周辺ではお花見に行かれた方も多かったでしょう。

かく言う私も29日、北鎌倉~鎌倉に行ってきました。

 

混雑大嫌い!!なので、8時半北鎌倉着を目標・・・だったのですが、休日はなかなか起きられないので(苦笑)

それでも、8時46分に北鎌倉着。まだ人は少なかったのですが、何らかのツアー客と思われる60代前半とおぼしき集団や、早起きした母子3人連れなど、来る人は早くから来てますね。

  

Photo_5 駅前の円覚寺はスルーし、最初に向かったのは東慶寺。

こじんまりしていますが、実はいつ来ても何かの花が咲いています。

円覚寺・明月院・建長寺といった名高い名刹の陰に隠れがちですが、穴場的名所。

写真は、本堂脇のしだれ桜です。

東慶寺の敷地は縦に長いのですが、奥は墓地になっています。和辻哲郎や、岩波書店の創業一家など、文化人が何人か眠っているようです。

その手前が古い杉などの木立で、ちょっとした森林浴ができるのもこのお寺のいいところ♪

 

Photo_7こちらは浄智寺。

山門の手前には桜草が満開。

境内にはレンゲも咲いています。久しぶりに本物のレンゲ見ました。

こちらも竹や杉が林立していますが、朽木にキノコが育っていたりもします。

境内を一周してまわった最後、洞窟をくぐるよう指示があり。

とりあえず従ってみたところ。

Photo_8

布袋様登場~。

洞窟の中でにまにま~っと、楽しそうにおわします。

おなかをさすると御利益倍増、ということで触ってきました。いいことあるかな。

   

建長寺もスルーして、一直線に鶴岡八幡宮へ。

お参りして、おみくじ引いて、石段から下を見下ろすと、舞殿には婚礼準備が整っていました。この日挙式のカップルがいらしたようです。天候にも恵まれ、多くの観光客の祝福を受けられたかと。

  

Photo_9 写真は、源氏池です。

平家池にも桜はあるのですが、こちらの方が華やか。

池の成り立ちを考えると、まあそうだろうなと。

平家池には四つの島。「四」と「死」を掛けて、平家の滅亡を祈った島。

源氏池には三つの島。「三」と「産」を掛けて、源氏の繁栄を祈った島。

この桜が創建と同時に植えられたものかどうか、私は知りませんが、ロケーション的に源氏池のほうが恵まれているのは、やはりこの背景が関係しているのではないかと。

   

その源氏池の中島にあるのが、旗上弁才天社。

七福神のひとつ、弁財天様が祀られています。

江ノ島辺津宮の弁財天様は、カップルで訪れると嫉妬して別れさせるとの噂もありますが、

こちらの弁財天様に関しては、そういったことは聞いたことありません。

同じ弁天様なのにね。


大祓

2006-12-31 21:42:50 | 鎌倉・相模

061231_19580001_1 鶴岡八幡宮へ行ってきました。

目的は、写真の「お祓いさん」を入手するため。

鶴岡八幡宮では年に二度、6月30日と12月31日に、大祓の儀式があります。

大祓とは何かというと、ひと言で言うとお清め。半年間の罪や穢れを清め、神のご加護を祈念するというもの。

参加するのは、主に地元の氏子さん?当日申込の受付もあったので、誰でも参加出来るのかもしれません。いつも外から見ているだけなので、参加資格や条件はよく分かりません。

Img_1596

祝詞を唱え、榊でお祓いを受け、幣と紙の人形で自身を清めた後、それらを木箱に納めて儀式終了。木箱は、後で神社が燃やします。

儀式に参加した人は、「お祓いさん」を受け取ることが出来ます。

ところが、一般人も志納すれば、数量限定ですがもらうことが出来るのです。で、私はこれを狙っているわけです。

実はこれがどんな由来のものかよく分かってないのですが、家の鴨居に飾っておくものらしいので、お札代わりでしょうか。

とりあえず、ここ数年は毎年大晦日に来ては、古いものを納め、新しいものを持ち帰ってます。

鶴岡八幡宮は、歳時記に合わせて様々な儀式を公開で執り行っています。ちょうど来合わせると、なかなか興味深いです。1月4日の手斧初式や11月23日の新嘗祭を見ました。

あと、たまに舞殿で結婚式をやっています。これも素敵。観光客の注目を一身に浴びるのは言うまでもありませんが。

そんなこんなで2006年も残すところあとわずかとなりました。

皆様、どんな一年をお過ごしでしたか?私は、最後バタバタしたけど、大きな収穫もあった年でした。これを来年に繋げて、さらに大きくしたいです。

それでは皆様、どうぞよいお年をお迎えください。


秋っぽく

2006-09-24 22:03:46 | 鎌倉・相模

そんな暇ないとは分かっているんだけど。

どうしても行きたいってわけじゃなかったんだけど。

でも、萩見たいな~なんて思って。

鎌倉行ってきました。

花の見頃と自分の予定と、合わないとずっと機会を逃したままですよね。

逆にタイミングが合えば、予想外に見事なものを見られたり。

Photo_6 鎌倉で萩を見るなら、と評判の高い宝戒寺を訪れました。

萩って、白いのもあったんですね。萩=赤だと思っていたので、予想していたのと違った風景でした。

花の形を見て、萩はマメ科なのかと思ったり。

でも萩って写真映えしませんね・・・まあ、しょうがないんですけど。

正直、宝戒寺の萩よりも、彼岸花の咲く段葛の方が、秋らしかったです(苦笑)

ともあれ、久しぶりに季節を感じられたので良かったです。

最近はあっという間に一週間が過ぎ、一ヶ月が過ぎ・・・季節感も何もあったもんじゃない。

やっぱり自然に触れるのは大事です。