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Harmonia

こころとからだのバランスを・・・yoga&color&more・・・

交錯

2008-03-25 23:15:00 | バスケットボール

初めての対戦は、4年10ヶ月前。

バスケットボールの世界では無名の公立校から青山学院大に進学したばかりの正中にとって、佐古賢一は雲の上の存在だったろう。

でも、一歩も引かなかった。

     

5年近くの時を経て、JBLファイナルの舞台で対戦することになったふたり。

佐古は、今なお現役でいるとは思っていただろうか。

正中は、いつから自分がこの舞台に立つことを考え始めたのだろう。

 

決して楽ではなかった、それぞれの5年間。

戻ってきた佐古。

辿りついた正中。

 

このふたりを対比させる人はそういないだろうけど。

私が正中に出逢ったのはあの試合だったから、つい、ね・・・。

 

アイシン‐トヨタ、何気に選手のつながりが多い。

ま、この世界で何の縁もないことはありえないんだけど。

   

アイシンの網野・納谷は、もともとトヨタだったね。

詳細は覚えていないけど、なんともよくわからない経緯の移籍だった印象がある。

それから、トヨタの石田とアイシンの公輔は、慶応義塾大の先輩後輩。今日は公輔がしっかり石田にブロックショットをお見舞いしてた。

 

でも、私がもっとも気になったのは、アイシンの高島とトヨタの岡田。

ひとつ違いの、土浦日大高の先輩後輩。

早稲田大に進学した高島と、青学を選んだ岡田。

ふたりが在籍した時期の両校は、因縁めいていたように思う。

  

高島が1年のとき、早稲田は1部昇格を決めた。

入れ代わりに2部に降格したひとつが青学。

  

これより前に、岡田はすでに青学大への進学を決めていたそうだ。

決め手は、1部校であるということ。早稲田を選ばなかったのは、2部だったから。

なんとも皮肉な話だ。

 

しかし2年後、岡田が大学2年の年に青学は1部復帰を決める。

入替戦の相手は早稲田。

上に行くために、どうしてもこの年に1部に上がっておきたかった岡田。

最後の年はどうしても1部でプレイしたかった高島。

明暗がはっきりと分かれた。

 

翌年、関東を制した青学。

1年で1部復帰を決めた早稲田。

そして迎えた、高島最後のインカレ。

準々決勝で青学に敗れ、日本一の夢は消えた。

しかし、岡田も大学では日本一に届かなかった。

   

高校時代、同じチームで頂点を目指した。

大学時代。偶然、にしては交錯を重ねてきたふたり。

果たして、先に日本一になるのはどちらか。

  

それぞれが抱える思い。辿ってきた道。

そのすべてを力に変えて、目の前の試合に集中する選手たち。

結局、こんな縁だの因縁だの持ち出すのは、観る側が盛り上がりたいからなのかもしれない。

  

JBL2007-2008。

泣いても笑っても明日が最後。

どんな結末になるのか、注目です。


2008-03-16 23:07:03

2008-03-16 23:07:03 | バスケットボール

昨日の朝山は、私が見た中で、最も激しく熱い朝山だった。

今日の朝山は、どこか空虚感を漂わせていた。

    

肉体的な疲れ、精神的な疲れが残っていたのか。

それとも、昨日の激しさの反動か。

こころと体が一致していないように見えた。

そして、そんな自分に違和感を感じながら、もどかしそうにプレイしているようにも見えた。

 

試合終了後、三方向、それぞれに向かってファンに挨拶した。

一番深く、一番最後まで頭を下げていたのが朝山だった。

そして、最後までベンチに座っていたのも朝山。

  

涙はなかった。

ただ、疲労感と空虚感がないまぜになったような表情をしていた。

 

不完全燃焼――。

やりきれない思いは残っただろう。

 

もうちょっと、このチームで朝山を見たかったな、と思う。

だったら、もっと前からOSGの試合を見に来いと、ファンには怒られそうだけど。

でも。

それは、昨日の朝山を見たからだと思う。

  

学生時代、あれほど必死な朝山を見たことはない。

決して手を抜いていたようには見えなかったけど。

あの頃は毎試合厳しいマークに遭い、エースとして、主将としての責任を担い、プレッシャーと闘ってきたのだろうけど。

    

朝山が試合中に疲れた様子を見せるのも、それでも勝つことに執念を燃やして向かっていくのも、昨日、はじめて見た。

学生時代には見たことのなかった激しさ。

それをコート上で表現するようになったことが彼の最大の変化であり、成長の証のように思う。

この朝山を、ずっと見ていたいと思った。

   

今回のプレイオフについて、そして来シーズン以降何らかの変化があるのであればそのことについても、いずれオフィシャルブログで朝山本人から何かしら語られるだろう。

その思いを、朝山はこの先どのような形で結実させるのか。

    

見届けないわけにはいかない、かな。  

こうやって、私の追いかけていく対象は増えていくのです。


最後のプレイオフ

2008-03-15 23:23:39 | バスケットボール

「これが最後だ」

  

それは錯覚かと思うほど、一瞬のうちに駆け抜けた。だけど確かに、私は感じた想い。

  

OSGフェニックス東三河。

JBLは今季限りで脱退し、来期からbjリーグに加盟する。

従ってJBLプレイオフの舞台に立つのは、今回が最後になる。

だが、選手全員がbjに移るのかというと、そうでもないらしい。

若きエース川村など、すでにアイシン移籍が噂されている。

  

どんなに協会がみっともない騒動を続けていても、現状のレベルは協会傘下のJBLの方が上。加えて協会管轄外のbjに移れば、日本代表に選ばれることもなくなる。

特に実力のある選手にしてみれば、悩ましい問題だろう。他チームからの誘いを受けていればなおさらだ。

 

だから。

OSGというチームが、JBLの舞台に立つのは最後かもしれない。

だけど選手によっては。

OSGというチームでプレイするのが最後になるかもしれない。

選手全員にとって、OSGというチームで、このメンバーでプレイすること自体が最後になるかもしれない。

  

そのことに対して、選手・関係者ひとりひとりが様々な想いを抱いているだろう。

でも、プレイオフの間は忘れて、目の前の試合に集中する。ましてや試合中はなおさら。

そのはずなのに。

  

朝山正悟という選手のプレイオフに賭ける想い。それはやはり、こういったチーム事情も影響しているだろうし、彼自身が情に厚い人間なんだと思う。

  

朝山のことは、早大3年の時から見ている。

3年2部リーグ&インカレ得点王。4年1部リーグ得点王&3P王。

関東屈指のシューターで、4年のリーグではどのチームも朝山を潰しにかかってきた。

表彰式では「親分」コールが起こったくらいだから、周囲からも慕われていたのだろう。(後輩に当たる岩隈(日立)は「尊敬する人 朝山正悟」とプログラムで回答している)。

  

当時早大でも指導していた、倉石さんが日立のヘッドコーチだった縁で、卒業と同時に日立入りした。

朝山と倉石さんの関係は良好だった。試合後、観客席でふたりが他校の試合を見ながら話していたのを見かけた。信頼関係が築かれていると思った。

日立でも、1年目から結構使っていくんじゃないかと思っていた。が。

  

当事者たちが公の場で話さない限り、移籍の真相はわからない。

だけど朝山の場合は、日立を解雇されたところをOSGから声が掛かったと見るのが自然に思える。解雇ではなくても、本人が起用法になんらかの不満を抱いていた可能性は十分にある。

私の記憶違いでなければ、開幕直後は結構使ってもらっていたのが、終盤に近づくにつれて出場時間が減っていったように思う。

言葉は悪いが、倉石さんに切られたのか朝山自身が別離の決断を下したのか、そこへ以前から朝山を評価していた中村和雄さんが声を掛けた。

そんなイメージの移籍だった。

  

私の中で、倉石さんと中村和雄さんは、対極に位置するイメージがある。

倉石さんはビジネスライクに割り切るタイプ、中村さんは熱い・厚いタイプ。

朝山を変えたのは、中村和雄さんだった。情に厚いもの同士、通じるものがあったのかもしれない。

  

意識から変えられたのだろう。

精神的に成長したことで、選手としても一皮向けた。

OSGへ移ってからの朝山は、学生時代よりはるかにひたむきで真剣だ。

朝山自身、このチームで日本一になりたいと心底思っているだろう。

  

だけど、OSGがJBLに参戦するのは今期が最後だ。

  

今の朝山なら、JBLの他チームから声がかかってもおかしくはない。

やはりレベルの高いところを選ぶのか、それとも中村和雄さんについていくのか。

いずれにしても、このチームでこのメンバーでプレイすることは最後になるだろう。

  

チームに対する想い、仲間に対する想い、中村さんに対する想い、バスケットボールに対する想い。

   

そのすべてを、優勝するための力に変えて臨んだであろうセミファイナル第1戦。

激しい追い上げの末、OSGは敗れた。

試合後の虚脱したような朝山。

明日敗れれば、それが最後。

でも。

  

こんなところで終わるわけがない。

  

どうやら私のプレイオフは、朝山正悟を追い続けることになりそうです。


運営側にもの申す

2008-03-15 21:27:16 | バスケットボール

そんな余裕ないはずなのに。 JBLセミファイナル観に行きました。

そういえば、バスケ以外の観客席模様、ほとんど知りません。 テレビ中継に映る様子から想像はできても、現場の空気はまた別物。 ファンの空気しかり、運営しかり。

今回JBLセミファイナルでは、サポーター席(チーム応援席/自由席)を、試合ごとの入替制にしました。 チーム券(チームの親会社が社員や選手関係者に販売もしくは配布する割安チケット)で入った人は、自分のところの試合が終われば入れ替わってしかるべきですが、一般チケットで入場した人にしてみれば面倒くさい話で。

入替自体は割とスムーズにいったのではないかと思いますが、それでも前の試合が終わってから20~30分くらいかかりましたね。 運営側は面倒になるけど、チーム券入場者のみの区画を設けた方がいいのではないでしょうか。

あと、運営側にも襟を正してもらいたいですね。

消防法の関係で、立ち見は禁止されています。これ、代々木第二体育館に限らず、世間一般的にね。

SBIインテグレーション。IDカードにはそう明記されていた。 JBLがボックススコア用のシステムだったか何かを委託している業者の人々、4~5人いたな。 自由席の最後列に座っていた私の後ろで、立ったままべちゃくちゃ喋りながら試合観戦。

お仕事…はシステム管理なら、不具合起きない限りないのか。

とはいえ、非常に不愉快でした。 ま、単に耳障りでうるさかっただけなんですけど。 でも、運営関係者が集団で、理由もなく観客席で観戦してるのって、あまりいいことではないように思うのですが。

次からは座るところ、ちょっと考えよう。


受賞基準

2008-03-14 23:18:10 | バスケットボール

スポーツの世界では、学生でも社会人でもプロでも、大抵、シーズンや大会終了後に優秀な選手を表彰していますね。

高校野球のように優秀選手を選抜してアメリカ遠征に行くこともありますが、ポジション別に表彰するのが主流と思われます。野球ならベスト9、サッカーならベスト11というように。

    

ではこの選考、何を基準に選ぶのでしょう?

   

①数字 ・・・ いわゆる個人成績。タイトルには届かなくても、それなりの数字を残している。

  

②チームへの貢献度 ・・・ 数字では表せないファインプレイとか。

  

③同じポジションの中で最も優れた選手 ・・・ 技術とか勝負強さとか、総合的な能力・実力。

  

④ファンサービス ・・・ 協会が売り出したい選手をあえて選ぶ。

  

普通に考えれば、どれかひとつということはないと思います。

①~③を総合的に判断するのが常識的な選考だと思うし、候補に挙がる選手ならある程度の人気はあるはず。

もちろんすべてのファンが諸手を挙げて賛成する選手はごく稀にしかいないだろうけど、「個人的にはOO選手の方がいいと思うけど、××選手でもまあ納得できるかな」と、なるべく多くのファンに思ってもらえるのが望ましい選考結果ではないかと。

誰もが認める優れた選手だからこそ、表彰されるわけであって。

 

で、JBLです。バスケットボール。男子のレギュラーシーズンベスト5。

なんか似たようなログ、去年どこかで書いたような気がしないでもないけど。

レギュラーシーズンまともに見ていないくせに言うのもなんだけど。

 

・・・はっ?

・・・・・・はあああっ?!

・・・って感じです。

 

ま、いいんじゃない。って思うのは、Cのエスティルと別枠でMVP受賞した柏木だけですね。

折茂・譲次・公輔も、悪くはないけど、他にいなかったのかなあと思ってしまいます。

勘繰っちゃうんですよね。協会が何らかの別の意図を持って選んだんじゃないかって。

3人がどうこうというより、協会に対する不信感と言ったほうが正しいかもしれません。

  

残るポジションは言うに及ばず、ですかね。

素直に柏木でいいと思うんですけど。MVPとベスト5、分けなくてもいいと思うんですけど。

キャンベルはプレイオフがあるからいいってこと?だったら柏倉もなの?とか。

 

ほんとさー、早く石崎、成長してよ。正中も早く代表入りして。

佐古×後藤、節政×北の次は、正中×岡田、石崎×菊池なんだから。

  

あ、明日からJBLプレイオフですね。

入替時間考慮したのか、インターバルが異様に長いんですよね。試合開始時間早めてまでする必要あるのかな、と思うんですけど。チケットは当然値上げしてるし。

で、1試合目が1位のアイシンなのね。てっきりトヨタ×OSGだと思ってた。

まあ、どれだけ席が埋まるか、楽しみですわ。