4月9日、長谷川健志前青学大バスケ部監督の、男子日本代表監督への就任が発表された。
この人事については、協会の方針も含めて賛否両論あるだろう。
代表は育成活動の場ではないとか、
世界と闘うのなら外国人監督を選んだほうがいいのではないかとか、
現状が現状だけに、反対意見もいちいちうなずけるものばかりだ。
だが人選としては悪くはないと思う。
国内で探すのであれば、長谷川先生以外の人を見つけるのは難しい。
というより、人がいない。
国内である程度実績がある現役の日本人指導者はすでに代表監督を経験しており、
(清水良規氏、中村和雄氏、吉田健司氏、倉石平氏、小野秀二氏、鈴木貴美一氏)
特に最近は結果が出なかったことを理由とした引責辞任が多い。
色々理由はあるだろうが、ここでもう一度と思う方もいないだろう。
そこで国外から・・・とならないのがJBAなのだが、
国内に残された最後の可能性に賭けたとみることもできる。
それに外国人監督を選んでも、過去の事例を見るに、協会が何かしらやらかすような
気がしてならない。
日本人監督でもそれは同じで、結局協会が変わらなければどうしようもない部分はある。
この10年を振り返るに、代表強化活動においても協会は信頼できるとは言い難い。
とにかく協会は、監督の要望をきちんと聞いて誠意を持って対応してほしい。
すぐに結果が出なかったからといって監督のせいにして辞めさせる前に、
協会自身が真面目に真剣に日本代表の強化を考えて、
強化合宿、海外遠征、親善試合等、全面的にバックアップしてほしい。
今回、長谷川先生が代表監督に就任すると聞いて、いろいろ考えた。
私が観客席から見てきた長谷川先生も含めて、
何回か代表監督について書いてみようと思う。