「逆子の妊婦さんは大勢来ますか?」といわれても、「大勢は来ませんよ。」と正直に申し上げるほかありません。
この妊婦さんは今年2人目です。
3日通って至陰の灸をすえ、2日休んで今日の検診では正しい位置に収まっていたそうです。
30週で、まだ動き回るかもと、期待を持って様子を見るつもりだったようですが、早めに施灸して正解だったと思います。
当治療室では、34週、35週でも返った例はありましたが、一般に32週以降の改善率は高くないと言われています。
逆子灸を知らない、知っていても施灸してくれるところを探し出せない、また、はなから病院に任せて安心しきっている場合もあるでしょう。
ネットで探して、問い合わせをいただく例が一番多いです。
逆子の灸は、限られた短い時間内での勝負である、タダではできない、したから必ず逆子が治るとは限らない、などネックとなることも多々あります。
が、お灸で逆子が解決する可能性があるならば、試してみたほうがベターと考えます。
するかどうか迷っているうちに、1週間、10日とあっという間に時が過ぎ、治りやすい時期を逸してしまいます。ニコニコ堂治療室での改善率は、大まかに6割程度です。