風薫る5月も終わりに近づいた日曜日、「逆子ですが・・・。」と電話がありました。
早速午後から来院、お話を伺うと「明日から35週です。」とのこと。次の診察日は3日後で、その時に逆子のままだったら手術の予定を入れましょうと言われています。
「もうじき35週だし、今さらなおんないよね・・・。」と、あきらめ半分あきらめたくない半分でネット検索して当治療室にたどり着きました。
直前の診察日は3~4日前だといいますから、逆子体操をやりながら逡巡している間に数日経ってしまったというところでしょうか。
経過は順調、特に指摘される問題はないということでしたが、拝見すると足が冷たく、少し浮腫が有りました。むくみについても特に何も言われていないそうで、「妊娠する前も元からむくむことがあった。」とご本人も気にしていません。
(いいなだか、そのままで・・・。)
自宅でするお灸をレクチャーしてから、横になってもらい要所要所にお灸をしていきます。
するとお灸をしている方の足がぽかぽかと温まってくるのがわかりました。反対側も据え終わる頃には両足とも温かくなっていました。
風薫るとはいうものの、昼夜の気温差が大きかったり、嵐のような風が吹いたりと天気が落ち着かず、思いのほか冷えを感じる季節でしたので調子を崩したのかもしれません。
冷えると固くなるのは体の筋肉だけでなくおなか(子宮)も同じ、ゆったり柔らかいおなかだと赤ちゃんも居心地よく動きやすいといいます。
「家でも頑張ってお灸をしてくださいね。」と念を押してお帰りいただきました。