脳溢血で緊急入院していた知人が昨夜亡くなった。役所を定年で退職、嘱託にはならずに趣味と社会貢献に生きようとしていた矢先の思いもかけない病気。あと少なくとも20年は人生を楽しめたはずだったが、これも運命というしかない。数年間の療養の末昨年亡くなった仲の良かった母親を見送って、そのあと叔父も亡くなるということが続いたのも何かの暗示だったのかもしれない。母親の出棺の時に彼女が泣きながらもうすぐ行くからねと言っていたことを昨日のことのように思い出す。
人生の無常というか、脳裏にはまだ残影があるが目の前で風船が突然割れたように一瞬にして真空になってしまったような喪失感。