原スタジオには昔使っていた懐かしいカメラを展示してあります。
今回は上のカメラ「Nikon F3P」をご紹介しましょう。
実はこのカメラはプロ専用です、一般では手に入りませんでした。
ちょっと見づらいですが「Nikon P9001446」とあります。
当時のアマチュアカメラマンがあこがれた「P」が頭についたシリアルナンバー機。
普通のF3には無かったプロ仕様に改造されています。
たとえば
カメラ上部のアクセサリーシュー。
F3はプリズムファインダーが交換できるのですが、このシュー付きのファインダーはプロ仕様。
そして電源スイッチ、ワンアクションで起動できるように通常のものと違っています。
巻き上げノブ、通常はロックをはずす必要があるのですが、
プロ仕様はそのまま上げられ裏蓋が開けられます。
フィルム交換スピードアップのためですね。
モータードライブが標準装備されていて、しかもフィルム巻き込み防止仕様になってます。
通常フィルムを巻くとパトローネの中にフィルムが全部入ってしまいますが、
耳が出た状態でフィルムが取り出せます、現像する時の手間が省けるようにです。
このモータードライブ当時世界最速を誇りました。
秒間6コマ、36枚撮りのフィルムがたった10秒でなくなります。
デジカメやスマホで連写した時に出る音(基本的にデジカメ・スマホカメラは無音なのでスピーカーから音が出てる)
「カシャ・カシャ・カシャ・・・」という音の元はここにあります。
ぜひ触って心地よいシャッター音を聞きに来てください。
使い方ですが
シャッターボタン「L」はロック状態
つまみを持ち上げて回します「S」はシングルモード
「C」はコンテニューモード「連写」になります。
ここは連写を楽しみましょう!!
カシャカシャカシャ・・・
きっとプロカメラマンになった気持ちになれると思います。
わからないことがあったら何でも聞いてね〜
はらちゃん