HAPPY DYNAMITEヒストリー 2001年~2007年@新宿club complex CODE

今は無き新宿のCODEで2001年からスタートしたHAPPY DYNAMITEですが、新宿CODEの閉店に伴い2007年以降マンスリーでの開催が終わっているので、HAPPY DYNAMITEをご存じでない方も多いかと思います。
そこで、新宿CODEで開催されていた2001年~2007年のHAPPY DYNAMITE(愛称:ダイナモ)の歴史をご紹介したいと思います。

参考としまして、過去のHAPPY DYNAMITEのフライヤー画像を全てアップしているhappydynamite.jpの【GALLERY】コーナーをご覧下さい。
http://happydynamite.jp/docs/gallery/index.html


まず、「HAPPY DYNAMITEとはナニ?」ということになるかと思いますが、2008年1月に閉店した新宿の「club complex CODE」で平日の夜に開催されていたハードコアをメインとするマンスリーのイベントになります。

「club complex CODE」は最大収容人数1,800人を誇る都内有数の巨大クラブで、週末にはトランスの有名イベント(日本でのエピック・トランスブームを作った「Sound Collection」や、トラパラのブームの発祥である「Saturday Jumpin Disco」など)が開催され、非常に大きな盛り上がりを見せていました。
2001年当時は平日でも250人超のお客さんが来場し、イベントの内容を問わずに遊びに来るいわゆるハコ客が100人ぐらいいるなど、大変な盛り上がりを見せていました。

そんな中、この盛り上がっているCODEでHappy Hardcoreのイベントを開催し、より多くの人にHAPPY HARDCOREに触れてもらい、知ってもらい、日本のHAPPY HARDCOREシーンを少しでも広げるべく2001年5月17日の木曜日にHAPPY DYNAMITEがスタートしました。


◎HAPPY DYMAMITE第一回目フライヤー

ところで、HAPPY DYNAMITEのコンセプトは、Happy HardcoreEを全く知らないお客さんにそのサウンドに触れてもらい、そしてその楽しさを体感してもらいたい、というところにありました。
その為、メインフロアーのHAPPY AREAはニューエナジーやトランス、ハードハウス、ハッピーテクノなども掛かっていてHappy Hardcoreを知らないお客さんも楽しめるような構成にしました。
その一方で、DYNAMITE AREAはよりハードでコアなジャンルや新鋭のDJが多く出演し、アンダーグラウンドなテイストで実験的な試みを行っていました。
スタート当初のHAPPY DYNAMITEは、CODEのスタイルに合わせてハードコア色がそれ程強くないイベントでした。

また、当初は20時から翌日の5時までの開催時間でしたので、終電前後での流れを考えてイベントのタイムテーブルが組まれていました。
だいたいのパターンとしては、最初はトランスやハードハウスからスタートし、そこから徐々にBPMを上げてハードコアに進み、10時から11時に最初のピークタイムを生み出します。その後、一旦BPMを落としてトランスやハードハウスに進んだ後、そこから再加速して最後はHappy Hardcoreで締める、という感じでした。


フライヤーの裏面にはイベントのコンセプトとHAPPY DYNAMITEについての説明文を掲載していました。

●2001年の主な出演者
・HAPPY AREA:急行、DJ CHUCKY、ANGEL、もやし、KITA、TADASHI HASEGAWA 他
・DYNAMITE AREA:カワシマ、Super Saver、MUNETICA、MIZUKI、MHC(松が丘ハードコア) 他



2002年になると、CODEでもHAPPY DYNAMITEの名前が少しづつ知られるようになり、この頃からDEPATH、DJ ZET、OKMRといったクルーが形成される等、その後のHAPPY DYNAMITEのテイストが徐々に固まってきます。

そして、これまでの実績を認められ、2002年3月20日の祝前日の深夜に「HAPPY DYNAMITE SPECIAL」が開催されました。


◎HAPPY DYNAMITE SPECIALのフライヤ

このイベントはマネーの虎で一躍時の人となったUTOさん、それにURAKENさんをゲストに迎え、1000人近い集客を記録し大盛況となりました。

●2002年の主な出演者
・ゲスト出演:DJ CHUCKY、DJ HORN、DJ YOUSUKE 他
・HAPPY AREA:DEPATH、DJ ZET、DJ ANGEL、MUNETICA、GULD、ni-21、DJ KONNY、DJ nakagawa 他
・DYNAMITE AREA:DJ SHIMAMURA、カワシマ、MIZUKI、DJ92、DJ Nemo、tomo iwasaki、sincek 他



2003年になり開催日が火曜日に移動しました。
そして、フライヤーがA5の大きいサイズになり、ポップでキャッチーで、そしてシュールなテイストという、HAPPY DYNAMITE独特の世界が確立されます。



この頃にはHappy HardcoreのイベントとしてHAPPY DYNAMITEの認知も進み、CODEの他のイベントには無いサウンドということで独自の地位を築いていきます。
ダイナモ・クルーとしてDEPATH、DJ ZET、OKMRにJIMMY-!を加えたレジデント陣が確立され、サウンドの方向性も固まっていきます。

また、HAPPY DYNAMITEという名称の長さから、お客さんの間で愛称が生み出され、「ハピダイ」と「ダイナモ」の間でデットヒートが繰り広げられましたが、最終的には「ダイナモ」という愛称へと統一されていきました。

ところで、開催クラブのCODEで2003年からレイバーパンツを着用禁止の動きが出ました。
週末のトランス系のイベントや平日のイベントも全てレイバーパンツ着用禁止となったのですが、ダイナモだけはCODEからレイバーパンツ着用者の入場を認めてもらえ、CODEで唯一のレイバーパンツ公認イベントとして認知されていきます。
そして、その頃から一気にレイバーの比率が高まり、レイバーイベントとして広がっていきます。

また、5月のイベントからフライヤーにMCがクレジットされハードコア・パーティーのカラーがさらに高まっていきます。



その一方で、CDのラウンチパーティーとして開催したり、ハードハウスとのコラボやBEAT RATIONクルーとのコラボなど、セッションも多く開催されました。



●2003年の主な出演者
・ゲスト出演:DJ SHIMAMURA、DJ EVIL、URAKEN、DJ CO-3 他、
・HAPPY AREA:ダイナモ・クルー(DJ CHAMP、DEPATH、DJ ZET、OKMR、JIMMY-!)、DJ ANGEL(レジデント出演)、YOUSUKE、TETSUYA.H.C、DJ ENBUN8WARI、neco-punch、DJ Nemo他
・DYNAMITE AREA;びっく、G.T.、DJ EUTO、MARIX、まさしあ、唐沢、aSaKO 他



2004年になると、フライヤーがより洗練されたデザインになり、ロゴも変化してクールなテイストが増していきます。
そして、石原都政によるクラブの深夜営業への締め付けがCODEにも波及し、深夜営業が全面中止となり、4月27日のイベントから18時スタートの深夜1時終了へと開催時間が変更となりました。



この時間変更によって、それまで終電前と明け方の2回のピークを作っていたのが、終電前にピークを設定する流れに変わり、同時にメインもハードコアでガンガン押して行くスタイルへと変化していきます。

この頃からDJ CHAMP、DJ DEPATH、DJ ZET、OKMR、JIMMY-!に新たにDJ EUTOを加えたレジデント体制が完全に固まり、HAPPY AREAはハードコアがより長い間かかるようになり、ハードコア・イベントとしてのカラーがより強まりました。
その一方で、DYNAMITE AREAは逆にハードハウスやハードエナジーやガバと言った、Happy Hardcore以外のジャンルの割合が増えていきました。

そして、11月25日のイベントではゲストとして出演したDJ SHIMAMURAさんの時間に、榊原ゆいさんが緊急出演するという特別イベントが催されました。
DJ SHIMAMURAさんと榊原ゆいさんとの最強タッグの原点とも言えるこのライブで「jewelry days」、「Eternal Destiny」が披露され、今までとは違った熱気に包まれました。



また、2004年の12月30日に開催されたHAPPY DYNAMITE ANOTHER EDITIONで、フライヤー内のジャンル情報に初めて【UK Hardcore】を掲載しました。
HAPPY DYNAMITEは、ジャンルとしてUK Hardcoreを謳った日本で一番で最初のイベントでした。




●2004年の主な出演者
・ゲスト出演:DJ SHIMAMURA with 榊原ゆい、BUG、SHADOW K、BUZZMASTA他
・HAPPY AREA:ダイナモ・クルー(DJ CHAMP、DEPATH、DJ ZET、OKMR、JIMMY-!、DJ EUTO)、DJ急行、DJ SOA、イオ、aSaKO、DJ TAKKA
・DYNAMITE AREA:DJ A2C、MIKARIN、Lunch、DJ☆マキコ、DJ Yo+Co、唐沢 他



2005年にはレギュラー・イベントとしてのフォルムがさらに固まって行きました。
ダイナモ・クルーのプレイする曲がUK Hardcore一色になるに従い、フライヤーでのジャンルもUK Hardcoreが前面に出るようになりました。
また、サウンドテイストの変化に伴い、ロゴマークがさらにスタイリッシュになっていきます。



その一方で、パーティーのカラーを反映する意味も込めて、イラストはポップでキャッチーなテイストが復活しました。

2005年はレジデントDJがレギュラーイベントをしっかりと固める一方で、様々なコラボイベントを展開しました。

2005年の3月20日の祝前日と9月18日の祝前日に行われた「TRANCE CARNIVAL! VS HAPPY DYNAMITE ANOTHER EDITION」や、織田デザイン専門学校とのファッション・ショーコラボなど。





そして、2005年12月27日行われた「HAPPY DYNAMITE meets RUSH HOURⅡ」はteranoid & MC Natsack、LIAさん、kors kさん、Ryu☆さん、そしてサプライズで榊原ゆいさんが出演するなど、これまでとは全く異なった趣向で、異次元の盛り上がりとなりました。



また、この年の1月14日(金)に兄弟パーティーのHAPPY JACKがCODEのセカンドでスタートしました。

●2005年の主な出演者
・ゲスト出演:LIA、榊原ゆい、kors k、Ryu☆、DJ SHIMAMURA、DJ急行、DJ BUG、DJ EVIL、GULD他
・HAPPY AREA:ダイナモ・クルー(DJ CHAMP、DEPATH、DJ ZET、OKMR、JIMMY-!、DJ EUTO)、DJ JO-KENG、TEKKA、DJ Nemo、DJ圧死、DJ A2C
・DYNAMITE AREA:REDALiCE、MIKARIN、AYAKO、DJ e*mi、DJ TOYOIZUMI、ME:CA、DJ BLUE 他



2006年にダイナモはハードコアのマンスリーイベントとしての地位を獲得しました。特に他に先駆けて提唱したUK Hardcoreがプレイされるイベントとして認識され、ハードコアのイベントの中で独自のカラーを発揮し始めました。
そして、CODEのレイバーパンツ着用解禁の後も、ダイナモはレイバーが集うイベントとなっていました。CODEのフロアーの後ろの方ではポイやルミカをクールに回し、華麗にステップを踏むレイバーで溢れていました。
その一方でCODEならではのサラリーマンやOLの方も多く、広いフロアーで様々な人達が思い思いにハードコアを爆音で浴びれて楽しめるという、他には無いイベントとなっていました。



2006年の5月23日には5周年記念のイベントが開催され、大勢のお客さんと共に5周年を大いに盛り上げました。



週末のCODEのセカンド フロアーで開催されていたHAPPY JACK、平日のCODEのメイン フロアー&セカンド フロアーの両方を使って開催されていたHAPPY DYNAMITE、それぞれのカラーと持ち味を発揮しながらハードコアを盛り上げて行きます。

●2006年の主な出演者
・ゲスト出演:DJ SHIMAMURA、DJ急行、DJ Silver
・HAPPY AREA:ダイナモ・クルー(DJ CHAMP、DEPATH、DJ ZET、OKMR、JIMMY-!、DJ EUTO)、TEKKA、DJ92、DJ TAKEHIRO、DJ Azsa、DJ nakagawa
・DYNAMITE AREA:REDALiCE、MIKARIN、AYAKO、DJ e*mi、DJ A2C、DJ TOYOIZUMI、ME:CA、鶴a.k.a ボングヤンキー、BLUE、GOGI 他



2007年になると、大型クラブCODEで開催されているUK Hardcoreのイベントとして広く知られるようになりました。
そして2007年1月30日のイベントではkors k&Ryu☆のスペシャルB2Bが行われ、これまた大きな盛り上がりとなりました。



その一方で、開催場所のclub complex CODE側の事情も絡みまして、途中から不定期の開催へと変更となります。

CODEで最後に開催されたのが2007年の8月28日のHAPPY DYNAMITEで、このイベントではメインフロアーにREDALiCEさんが登場し、ハードコア・シーンの新しい息吹、胎動を感じるイベントとなりました。



●2007年の主な出演者
・ゲスト出演:kors k、Ryu☆
・HAPPY AREA:ダイナモ・クルー(DJ CHAMP、DEPATH、DJ ZET、OKMR、JIMMY-!、DJ EUTO)、REDALiCE、OVERFLOW、DJ92、DJ TAKEHIRO
・DYNAMITE AREA:DJ A2C、Hecto-Pascal、DJ BIRHEAD、DJ AKAKO、DJ A2C、DJ Sango 他


以上、新宿CODEで開催されていた頃のHAPPY DYNAMITEの歴史を辿ってみました。
新宿CODE閉店後は、兄弟イベントのHAPPYV JACKが渋谷のROCK WEST(現R Lounge7F)に場所を移してHAPPY DYNAMITEのスタイルと精神を継承し、そして2013年には渋谷のR LoungeでHAPPY DYNAMAIEも復活開催するとことになりました。

ダイナモをご存じの方は思いだしつつ、そしてHAPPY DYNAMITEを知らなかった方はどういうイベントだったのかを認識する手助けになれば幸いです。
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