Accumulation journalière

とある社会人の日常と夢への道のり。時々月に還ったうさぎ🐰のことも。※画像を使用する場合はひとことコメント下さい

ある意味忘れらないバレンタインデー

2023年02月19日 23時26分38秒 | 日記

今週は大変な一週間でした。

あんまり気が休まらなかった…。

 

というのも、月曜の夜、祖母が脈がおかしいというのと、吐き気がすると訴え、救急車を呼んで病院に連れて行ったのです。

私はその日も残業で家には遅く帰り、いつも通りご飯を食べようと居間に行くと、

祖母の顔がしかめっ面で椅子に座っていました。(いや、いつもですけどw

その日は特に眉間にしわが寄っていました。

聞くと、どうも気分が悪いらしく、早めに寝るとのことでした。

私はわかった、と言って一人でテレビを見ながら夕食を終え、風呂に入ろうと湯沸かし器のスイッチを入れたところで、

祖母の寝室から壁をバンバンと叩く音が聞こえました。(壁というか、隣の部屋を仕切る引き戸)

私はびっくりして寝室に行くと「救急車呼んで」と祖母から言われました。

祖母は具合が悪くなったとき、よくこうして戸を叩くので、音を聞いたときは何かあったんだろうと思いましたが、

まさか救急車を呼ぶことになるとは思っていませんでした。

家は私と祖母しかいないので、他に誰も頼れる人がおらず、しかも救急車を呼んだことがないので

かなり動揺しました。

それでも何とか落ち着いて119が出来たのは、祖母がかろうじて会話ができたこと、

もう救急車を呼ぶしかできることがなかったからです。

 

119すると、ワンコールでオペレーターの人が出てくれました。

テレビでしか聞いたことがない「火事ですか?救急ですか?」。まさか自分が答えることになるとは・・・。

ちなみに、少し前にNHKで「ENERGENCY CALL~緊急通報指令室~」という、119のオペレータの現場を紹介するドキュメンタリーを見ていたのですが、オペレーターの方が通報者を安心させるために極力落ち着いて話をしたり、安心させる言葉をかけてくれているのだなと思っていました。

番組でも言ってた「もう救急車向かってますからね」という言葉を、実際にかけられました。

そう言ってもらえるとやはり安心しますね・・・。

 

救急隊員の方々が来てくれたときの安心感といったら・・・。

ただ、あんなにお世話になったのに、お礼を言う暇もなかったのが申し訳なかったです。

初めて救急車に乗ったものの、このご時世、どこの病院も急患を受け入れる余裕がなく、

数件電話してやっと見つかった受け入れ先の病院では、てっきり入院をさせてくれるものだと思っていたら

患者がいっぱいなのか、検査しても特に悪いところが見つからなかったためか、吐き気止めの薬をもらって、その日のうちに帰されました。

私は唖然としました。

祖母はまだ具合が悪そうなのに、今晩私が一人で家で看ろと・・・??

私も無知なのが悪かったんですが、祖母の命に関わる状態だと思ったので、救急隊の方を待たせてはいけないと思い、

着替えもせずパジャマのまま(笑)コートを羽織って、財布も持たずスマホだけを持って救急車に乗りました。

即入院と思っていたのと、今時QRコード決済ができるだろうと思ってたので、財布を用意していませんでした。

ところが、入院はしない(させない?)ことになったので、医療費をその場で支払わなければなりませんでした。

クレジットは使えるが、スマホ決済はダメとのこと。

「財布がない」と伝えると怪訝な顔をされ、仕方ねえな的な感じで、「何月何日までに支払います」という誓約書を書かされました。

そして、行きは救急車で来たので、帰りは足がありませんでした。時刻はもう深夜0時近くでした。

病院の受付の人は誓約書を受け取ると後は知らん的な感じでした。

お金払ってない分際で申し訳なかったけれども、受付の人にタクシーを呼んでもらいました。

で、終了です。

見送りも心配もされませんでした。

こっちは右も左も分からない状態で頼れる人なくて、たった一人で来ているのにその態度はねぇだろと正直思いましたよ。ま、一銭もお金払ってない私が言えることではないんですけどねw

タクシーのおじちゃんの方が親切に思えましたよ。

ばーちゃんが気分が悪いっていうんで、袋ちょうだいって言われたんで、おじちゃんに「袋ないですか?」って聞いたら、「ないです。病院からもらってきてください。吐かれたら困る」とかぬかしてましたけどw

そして乗せる手伝いもしないw

受付に戻って袋もらおうとしたら、受付の人いねぇしwオイコラw仕事しろww

仕方なく、祖母を看てもらった先生に声を掛けて袋をもらいました。

タクシーのおじちゃんも色々物申したいこともあったけど、家に着くまで支払いを待ってもらったし、

ちゃんと家の敷地の中まで車をつけてくれ、代金を払うときは愛想良い感じだったので許しました。

 

・・・それからがまたなかなか落ち着きませんでした。

家に着いたものの、祖母は玄関からしばらく動けず、ぐったりしていました。

それでも、なんとか力を振り絞り、私に支えられながら、寝室まで歩いていきました。

床に入ったのは1時近くでした。

祖母に頼まれ、何かあってもいいように、隣の部屋の戸のすぐ近くに布団を敷きました。

しばらくは寝られんなと思い、布団の中でスマホを見ていました。

2時ぐらいまでそうしていましたが、いつの間にか寝落ちしていました。

「しまった!」と思い、目を開けて、祖母の様子をうかがうと、落ち着いて寝ているようでした。

ほっと一安心して、布団に戻ったものの、その晩は些細な物音でも目が覚めて、なかなかゆっくり寝られませんでした。

 

翌日は仕事の予定でしたが、自分が睡眠不足というのと、祖母の容態が気になったので、会社を休むことにしました。

どっちにしろ、翌々日は休みの予定だったので、1日前倒して休ませてもらおうと思いました。

上司や先輩は家庭の都合による休みに関しては寛容な方なので、事情を説明すると休みを許可してくださいました。

ありがたい・・・(-人-)。

自分自身でさえも休むと思っていなかったので、何の準備もしていませんでした。それでも事情を理解してくださった皆さんには本当に感謝しています…。

むしろ、当分の間、在宅勤務の申請まで通してくれたので、ありがたいやら何やらで恐縮でした。

 

朝、自分でもツッコミを入れたくなったんですが、祖母は具合が悪いながらも布団から起き上がり、私がやっていた朝食の支度を途中からやり始めました。なんでやねんw寝ときなさいよww

でも結局あんまり食べられずにまた布団に入りました。

私も昨晩の睡眠不足がたたったのか、朝食後、その場に突っ伏して寝てしまっていたので、祖母に「あんたも寝りぃ」と言われました。おまいうwww

その日は、午前11時ぐらいまで寝ました。

奇しくもその日は、バレンタインデー。会社ではお菓子好きなパートさんたちがみんなにチョコを撒いたりしているんだろうなと思っていました。

そんな感じで、ある意味忘れられないバレンタインデーになりました(笑)。

 

その後、・・・

この一週間、しばらくは祖母の容態を注視していました。

個人的な見解としては、朝早く起こすのがいけないのかなと思いました。(今までは朝起きないときは起こせと言われてた)

なので、平日仕事の日は、起こさずそのまま寝かせることにしました。

祖母はもうだいぶ耳が遠いので、目覚まし鳴ってても気づかないのをいいことに、朝一起きたら目覚ましをバレないように止めに行ってます。(慎吾ママかよw

まぁ、様子を見る意味も兼ねているんですが…。

 

この一週間、気を張り詰めることが多くて、さすがに疲れました・・・。睡眠も浅かった感じです。

一時はもしもの時のため、葬儀社のパンフレットや貴重品の在処を祖母から教えられ、その時を覚悟したこともありました。

でも何とか祖母の容態は安定してきたみたいでひと安心しました。

親戚も近くの街に住んではいるものの、そちらも自分の親の面倒を見ているので、しかも夜遅くに頼ることはできなくて、一人でたたかっていました。

何も分からない、頼れる人もいない。精神的にもそんなに強くない自分にとって、今回の件は本当に堪えました。

これからもまた同じことが起きないとはいえません。

だから、今回の経験を生かしてこれから自分の支えとしていきたいと思います。

コメント (4)
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