goo blog サービス終了のお知らせ 

幸せ音色+ ~reach a last Home~

小さな命たちの灯火を繋ぐお手伝い。 捨てうさぎ、保護うさぎたちの里親さんを探しています。終の棲家を求めています。

今のラルに出来ること。

2013-06-04 20:50:52 | ラル(シェットランドシープドッグ)
神妙なタイトルのようですが、ラルに対してっていうことじゃなくて

こういう…


「ラル~」 


「ハウス!」



「おすわりっ」



「ふーせ」



「ごろーん」



おほほほ。
うちのラルちんってば本当に何でもできちゃうお利口ちゃん♡


「ラル~ アウト(サークルから出てって意味で)」



「ふせ」



「待て」



「まーてー」

(もういい?まだダメ?)


「待て」

(くぅ~お手手におやつ乗せるなんて、地味に意地悪されてる~)

からの
「ごろーん」

お手手を揃えてのゴロンはカワユス (*´艸`*)♪


「待て ほれほれ」

こんなことされても待ってます。
顔を背けて現実逃避しながら「よし」って言われるのを待ってます。

人がその場にいなくても食べるの自体はせずに待てますが、ただじっと待つのは苦手らしくご飯などを前に待ってられないので人間についてまわって「よし」を待ってます。


と、まぁこんな感じで基本的なコマンドはすぐに覚えちゃったラル。

芸っぽいことは覚えさせてないんだけど、ゴロンだけは散歩後の足拭く時に便利なので覚えてもらいました。
(というか本犬が自分でするようになったので言葉をつけて覚えてもらったというか…)


本当に本当にお利口さんなので、病院に行くたびに患者(犬・猫)さんの飼い主さんや病院の看護士さんたち誰かしらに必ず
「お利口ですねー」「おとなしいですねー」っていつも言われております。

これが病院待合での基本姿勢。

(太いのは気にしないであげてください。笑)



普段はおとなしく、家の中でも人の後をずーっとついて歩いていますが、人間が「よし遊ぼう」っていう体勢になるとすかさず手(前脚)が出て人の手を捕まえようとする遊びに誘います。

体調は良好。
貧血も改善されました。
心肥大・心雑音はありますがフィラリア強陽性だからね、これは仕方ない。
昼間はだいたい寝て過ごし、朝と夕方以降はニコニコしています。

そうそう!
声帯切られてるから(?)吠えないってのかなって以前書いていましたが、ある晩夜中に食器を洗っていたら(不精…)
突然玄関の方で暴れるような音とハヒンハヒンと声がして、一瞬ラルが何かの発作でも起こしたのかとビックリして手は泡まみれで玄関に行ってみると、ラルが通らないかすれた声でがんばって吠えていました。

驚いたのと同時に、なんだかじわっと来てしまいました。
玄関に向かって一生懸命吠えて、うちの家族をこの家をラルなりに守ろうとしてくれてる?なんて思って。

と言っても玄関開けても何も不審な影はなく何に吠えていたのかは不明。
人間なのか犬猫なのか、他の野生動物だったりなのか、それとも?←w

しかし声が響かないからねぇ、相手に聞こえているかは疑問。
でもね、ラルのその気持ちだけで嬉しかったよ。

これまでそういう吠え方をしたのは3回。
それ以外で無駄吠えや要求吠えみたいなのはしません。


そんなラルを見ていていつも切なくなる。
おとなしくて頭もいい。人間大好き。

ラルってさぁ。
なろうと思えば盲導犬とか聴導犬とか介助犬とか救助犬とか、なれたんじゃないのー?
もちろんそれが犬の幸せとは思っていないけど、あなたの未来みたいなのが本当は無限にあったんじゃないかって思えて仕方ない。
繁殖犬として生きてきた半生。
フィラリアにも感染し、口内は歯間に毛が詰まりまくり歯石だらけ。
そんな中で生きてきた。

そんなことを思いながら日々過ごしています。

こんな私の思いなどお構いなしに本犬は「あそぼーあそぼー」と尻尾を振ってニコニコしていますが、

歯石は病原菌の巣窟らしいです。

なので来週は麻酔をかけてスケーリングと抜歯予定。
心臓のことを考えると不安がないわけではありませんが、少しでも健康に長生きしてもらいたい。
そう考えて、お願いすることにしました。
状況次第では避妊手術も同時にしてもらいますがこちらははっきり分かりません。口内優先です。


そしてそれが終わったら、ぼちぼちラルの今後も考えないといけないなぁ。。。


ラルとの別れを考えると泣けてくるけど、うちでいいのか?とも思える。
だって子供(人間の)が好きそうなんです。
散歩中にも子供の声が聞こえると立ち止まって尻尾振ったりして。
近所の子供たちに絡まれても上手にちゃんと遊んであげたりもして。

それとマリーはそこそこラルのいる環境に慣れてきたっぽいけど(さすがマリーおねいちゃん!)、末っ子はまだ微妙にビビってるし。

ラルのこの先が長いとも限らない。
老後にきちんと介護できるのか?
面倒見ていけるのか?

自信ないなら本格的に里親募集を始めるのか?
始めるなら早いに越したことはない。
ラルがうちに慣れきる前に始めた方がいいよね…

でも…
この先、もし里親さんがなかなか見つからなかったらずーっとおうちのない子状態で、そんな状態で万一何かあったら後悔しないか?せめて本当の家族になってあげてればよかったなって思わないか?

いや、もし里親さんが決まっても、ラルを手放すその日にラルに
「何か悪いことしたからどっかにやられるんだ」って感じさせてしまったらどうしよう…そんな瞳に耐えられないだろうな…


などなど心に渦巻く無限のループ。


結ちゃん含め今までのうさぎさん達は
「絶対幸せにしてくれる里親さんを探してみせる」
って割り切って一緒に暮らすことを始めていたけど、今回曖昧に預かり始めてしまったから心の中が泥沼です。



はぁ~
ラルは体にはいくつか問題があるけど内面はピカイチ。
何の問題もない、100点。
だからこそ幸せであってほしい。

その幸せのカタチがどうあるのが一番正しいのか分からないけど、そのパズルのピースは我が家でピタリと嵌るのかな…


一つの区切りと思っていた手術の日が近づくに連れ悶々とする日々です。
ラルが可愛くて愛しくてならないからこそ悩んでる。
ちゃぁんと向き合って行こうと思います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

保健所って行ったコトあります?

2013-05-15 19:07:18 | ラル(シェットランドシープドッグ)
バタバタバタバタしてて、記事のUPもたくさん溜まっておりマス。
ブログの下書きがいっぱい。
そうこうしてるうちにどんどん日にちが経ってERLの後編の時の事なんて、もう一ヶ月も前の事に!!
でも、どーにかがんばります…見捨てないでぇww

さて先日の記事に今度書きますって書いた、保健所に行った時のこと。



行ったのは4/9。
こないだも書いたように前から一度保健所というものを見ておきたかった。
なのでラル他あと3頭の子たちの様子を見に行ってきたのでした。

そもそも保健所ってお役所仕事だから平日昼間しか応対しないっていうのがね…なんかおかしくない?
公務員とはいえ、シフト制とかでもよくない?
ってかその休みの間、エサももしかしてやってないの??
やってるなら応対もすればいいんじゃ?
とか考え出すとちょっとイライラしちゃうので、ぐっとこらえて。

とりあえずその日に時間給を取ったのです。

とういうかね。
実は今回のことがあるまで自分の居住区の管轄保健所の名前は知ってても場所は知らなかった私。
調べて行ってみてビックリしました。

外側からだと全然分からないのね。

保健所って犬猫がきっとワンワンキャン鳴いていて、それはそれは近寄るだけで胸が締め付けられるんだろうなって思っていたんです。

実際は普通に官舎で受付して、「裏側に廻ってお待ちください」って言われて行くと大きな倉庫のような建物が。
それでもその時もまだピンと来てなくて、ここからさらに先導されてどこかへ行くのかと思ったくらい静か。

でも担当の人が来て「相当うるさいですから覚悟してくだい」と言われ、やっぱりその建物のドアに手をかけたんです。
それでもうるさくはない。
しかしその開けた扉は15cmくらいの厚みの鉄の扉。
まずそれに驚きました。

そしてその向こうにまた扉があり…
開けるとそれも同じく15cmくらいの鉄の扉。
開けると同時に物凄く凄まじい鳴き声が!!
電気をつけないと真っ暗で、つけてもらうと全面コンクリートで打たれた建物の中いくつかの檻に振り分けられ犬達はいました。
たくさんの犬の吠える轟音がコンクリートの室内で響いて耳が痛いくらいうるさい。
吠える声もだけど、大きな換気扇(?)の音も大きい。
そして鼻が曲がりそうなほどくさい。
垂れ流された糞尿が床にある。
確かに入る前に「忙しくて手入れが全く出来なくて汚れてますけどすみません」とは言われましたが想像以上。
ラルと、ラルと一緒に捕獲されたシェルティは特に汚れていて(保健所に来る前から汚れたいたんでしょうが)素手で触るには勇気がいるくらい。

って言ってもこの日触ってはいません。
触って万一噛み付かれでもしたら私はともかく犬が処分されてしまうから、触ったり近づきすぎたりは最初からしないつもりでした。

いくら忙しいって言ってもねぇ。。。
ぶら下がってる糞のいくつもの塊をハサミで切ることくらいはできるんじゃないのー?
本当に譲渡して命をつなげてあげたいならそれくらいなんとかしないと貰い手見つからなくない?
と、またちょっとイラッ☆

職員さんに聞きたいいくつかの事も犬達の声で全くお互い聞こえません。
会話するには一旦そこから出て行いました。

その時聞いた話。
「この中にいると動物は弱る。
時々は散歩をさせているけどほとんど中にいる」と。

日も当たらず真っ暗で、通気性もない、臭くて湿った固いコンクリートの建物。
コンクリートの床に同じコンクリートで作りつけられた緑のコケの生えた水入れ。
足元にある糞尿。
飼い主と離れてる不安、または置いていかれた不信感。
そして他の犬達と放り込まれているストレス。
そりゃそうだろうなぁ。

どこの保健所も同じなのか、ここだけなのか。
また保健所ではなく「愛護センター」とかってとこならばもう少し何か違うのか、
他へ行ったことない私にはわからないけど…



シェルティは全部で4匹。
それ以外はあと6匹くらい。

雑種なんだけど良い首輪をしてる子もいました。
ダルメシアンもいました。
セッターもいました。

みんな何か言いたげに吠えます。
と言っても警戒ではなく、何か訴えかけるようなそんな感じ。

私、シェルティ以外はあまり直視できませんでした。

私とシェルティレスキューさんで助けられるのはシェルティだけ…
シェルティ達と何も変わらない瞳で見つめて尻尾を振ってくれているのに…

ダルメシアンはすでに貰い手がついている事、
黒の混ざった雑種の子とセッターは性格がいいので譲渡に回すことになると思うということは聞きました。
じゃあ、それ以外の子は?
それでも性格を見極めて譲渡に回されることになったんじゃないかと思うのですが、人間によってここでも選別が行われるんだなぁと思うと、申し訳なくて直視できなかった…
「ごめんね、飼い主さん見つかりますように…」そう祈ることしかできませんでした。

なので写真はありません。

いい首輪を買ってもらえるような状況にあった犬でも、いい金額出して買われたんであろう犬でも、ベッタベタに人好きそうな犬でも、捨てられる。
或いは、脱走だとしても探してもらえない命たち。
その時そこには収容されていませんでしたが、猫もまたその他小動物にしても同じ。

人間ってなんなんでしょうね。
動物は裏切ったりしないのに、人間はいとも簡単に家族であったはずの存在を裏切る。



保健所で(おそらく)繁殖屋による遺棄で出会ったシェルティたち

◆トライ♀(最初の収容・一番大きい・咳・目やに・愛想が良くてずっと尻尾を振っている)
のちのラル。




◇セーブル♀(最初の収容・2番目に大きい・途中から少し離れていた)
一般譲渡へ



▲トライ♂(2回目収容組・3番目に大きい・愛想はいいけどやせ気味)
熊本の団体が代理引き出し後シェルティレスキュー預かりに



△セーブル♀(2回目収容組・一番小さい・やせ気味・人に近寄らず奥の壁際の溝から出てこない)
シェルティレスキュー引き出し




実は、最初私は◇の子を預かることになっていたんですが、職員さんの手違いでその子は私が引き取りに行く前日に一般の方に譲渡されたようでした。
貰われて幸せになれるならそれが一番。

残りの子(この時すでに◆と▲の子のみだった)の中から選び直しになったわけですが、サイズ的には小さい方が助かるものの(私自身がチビッコで腕力がないし、家も用意したサークルも狭いので)♂はオシッコのしつけがちょっと自信なく…
かといって、♀の子は大きいし持病がありそうだから私で大丈夫だろうか…
そんな迷いはあったものの、出会った日にずーっと尻尾を振り続けてくれていた◆の子に決めました。

▲の子は、私が帰った後すぐに熊本の団体さんが代理で引出されたのことで、後日そこのHPを見てたら譲渡会にも出るとの事だったので、そちらにもお邪魔してみました。

元気にしているか、キレイにしてもらえてるか気になってて。


毛が長く(ラルのようには刈ってない)暑そうにしていましたが元気にしていました。
仮名はコロ君。
山口県の預かりさんの元で暮らしているみたい。
http://www.setup-jp.net/drk/story.html

その譲渡会場で張ってあったコロ君の体重にビックリ!
8.6kg・・・(確か)
ラルは16.65kg(爆!)
倍くらいあるじゃないの~
そりゃデカイはずだわ~

いっぱい気になる不健康部分があるにせよ、ラルは元気にしています。咳は出ますけど。
週一の通院で診察台に乗せるとその後(私は)腰が痛いけど、本人はニコニコ尻尾ふりふりしている毎日です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

保健所から来た、ラルの話をしよう(長文)

2013-05-08 20:21:36 | ラル(シェットランドシープドッグ)
基本的にうさぎのことを主に書いてるブログではありますが、今日から少しずつ犬のことも書いていこうと思います。

シェットランドシープドッグ(通称:シェルティ)という犬をご存知ですか?
簡単で一番伝わりやすいのは
「コリー犬を小さくしたような犬」と言うと、大概の方が「あぁ!!」と言われます。
見かけることはあるけど、コリーの子犬かミニコリーみたいなものと思われていることも多いみたいですが、
1つの犬種です。

そのシェルティですが、私が小学生の頃から憧れてシェルティと暮らすことを夢見ていました。
私が、というだけでなく、うちの家族みんなが、と言った方が正しいですね。
小学生の頃は我が家は借家暮らし。そこも一軒家だったので飼えないことはなかったのですが、
当時なかなか縁がなかったのでした。
しかし、私が中学生になるのと時期を合わせて家を建て、市外へ引越し。
中学生活が始まって1日目(入学式の翌日)に運命の出会いをします。

それがこの子。

ラッキーといいます。
ラッキーとの話は割愛しますが、ラッキーは迷い犬として我が家に来て、約5年一緒に暮らしました。
とても頭のいい子で、溺愛していましたのでラッキーの死後私は犬を飼わずにいました。

しかし年月を重ね、大人になり実家から出て数年。
当時ちょびを亡くした事をきっかけにまたシェルティ熱が再燃。
「もううさぎは飼いたくない、ちょびへの気持ちは他のうさぎじゃ超えられない」
そんな気持ちも手伝ってシェルティのブリーダーを訪ねたりしていました。
と、言いつつその後迎えたのは結局マリーなんですけどね。笑

でもその時から気になって時々覗いていたのがこちら
「シェルティレスキュー」
実は以前、お問い合わせをしたこともあります。
それはこの子

こんちゃんっていうお名前だったかなぁ?
とにかくラッキーみたい!って思って居ても立ってもいられなくなったのですが、ご縁がなかったのです。

そこからまた更に数年。
Twitterでもフォローしてたシェルティレスキューのブログ更新のつぶやきで見た
「迷子収容◆熊本県○○市」っていう地元の文字にビックリ!!
http://s.ameblo.jp/help-shelties/entry-11496263813.html
(記事中のリンクは現在の子たち)
一気に2頭も!?
心の中がザワザワしました。
もし、飼い主が現れたら一安心だけど、こんな状態のシェルティが2匹で逃げ出すって考えにくいよなぁ。。。
捨てられたんだろうなぁっ…と思いながら数日。
妹達にもメールを送り、このままだと処分になっちゃうかもー?と。
妹達ももちろん思い入れのあるシェルティです。
「シェルティだからなんとかしてあげたいけど…周りにきいてみるね!!」
との返事はありましたが、色よい連絡はその後もありませんでした。

とはいえ、我が家も既に2匹になっているうさぎ、それから短期預かりでの移送予定のダッチ君も来る予定。
実はその子たち以外にもお預かり→募集をしたいと思ってる子とのお話もあって、そこにシェルティは無理…と
いう状況でした。

しかし…。
これが熊本市の話ならこんなに考えてなかったと思う。
殺処分0を目指し、できるだけ譲渡してる熊本市なら他にも道があったんだと思う。
でも熊本市の話でない以上、殺処分はありえる
以前熊本県の殺処分数は全国2位だと見かけました。譲渡数2位じゃなく処分数が2位。
捕獲場所が熊本市内であるかないかというだけで、動物の運命は全く違うものになる…

そこから…。
ずーっと考え続け、でも今出せる結論としては
「うちで飼えるとは言えない」
というものでした。
シェルティを飼っていたとは言え、20年近くも前のこと。
その頃は外飼いで散歩も行かない(勝手に行く)からウンチを拾うっていうこともしたことない。
家の中に犬がウロウロしているという経験もない。
うさぎ達へのストレスだってどうかわからない…
でも、消えるかもしれないシェルティが車で5分ほどのところにいる。。。

そこで、シェルティレスキューさんへ連絡を取ってみることにしたのです。
里親になれるかはわからない。でも、一時預かりなら出来るかもしれない、と。
いただいたお返事は「お願いします」とのこと。
そして預かりから手放せなくなれば勿論そのまま迎える事も可能ですから、とも言っていただきました。
そこからはゼロからのお迎え準備に入りました。

しかし、ここでまた驚きの事態が起こります。
http://ameblo.jp/help-shelties/entry-11504854136.html
(こちらも記事中のリンクは現在の子たち)
1週間の間にさらに2頭またシェルティが同じ保健所に収容されたのです。
4頭のシェルティ…

とりあえず、まずはいつか1度は行こうと思っていた保健所へ見に行くことを決めました。
平日の昼間しか受け付けてもらえないので、これまで行くことができなかったのですが思い切ってもう有給です。

そこでの様子はまた後日書きます。

ちょうど今日からひと月前、その時に出会った犬達。
我が家に今居る子と一緒に捕獲された子(最初の収容組)はもう本当に、はっきり言うと汚かった。
毛はボサボサなだけでなく、毛玉、フェルト状。
そこに更に糞が絡み付いている。くさい。
お腹の下あたりに乳牛の乳首くらいの赤黒い何かがぶら下がっていて「これ、乳首ですか?」と職員の方に聞いたら
「それは糞です」と。
そういうのがいくつもありました。

その時の写真


今うちにいる子は、4頭の中でも飛びぬけて大きくて、でも咳をしたり目やにが出ていて状態が悪そう…
なんだけど、一番フレンドリーで檻の近くでずっと私を見て尻尾を振っていました。

実際見て、どの子にするかと言われたら余計難しいと感じました。
でもその後、シェルティレスキュー内で里子へ行けそうな子や預かり出来そうな子が選ばれて行ったので、
私が決める時には2頭のうちの1頭という状況で、それでも我が家の広さ的に考え用意したサークルの大きさを考えると
一番大きい子じゃないなら大丈夫かな。
ということで先に収容された2頭の中の1頭の小さい子にすることになりました。

が。

また数日後、用品の準備と色んな条件が満たされた時お迎えに行ってみれば…
神様のいたずらか、運命の導きか(笑)本当は職員さんのミスだけど、残っていたのは一番大きい子w

しょうがない!
うちじゃちょっと狭いと思うけど我慢してね!!と連れ帰りました。
とはいえ、糞まみれのみならず尿にもまみれてグッチョグチョ。
ビニールを張った助手席へ乗せて、とりあえずはドッグサロンへ。

ワクチンも打っていないからと数箇所断られた中で、「そんな事情を抱えた犬なら」と快諾いただいたお店です。
3時間後のお迎えの時にはすっかり別犬☆
すごく可愛くてカットしてありました♡



この子はお利口さんらしく、車に乗ると足元に座り(あるいは丸くなり)ます。
シートにあがったりもしなければ、車酔いもしませんでした。





次は家の近くの動物病院へ向かいます。
いろんな検査、そしてフロントラインやフィラリア予防薬をもらました。
うちにはうさぎもいますから、事前にうさぎさんたち(むいむいにも里親さんの了解のもと)にレボリューションでノミダニ予防は済ませています。

それにしても検査の結果は、悪くって…
・体重 16.65kg
・フィラリア強陽性
・貧血
・心臓の勢いが良くない
・(フィラリアによる)心肥大
・耳血腫
・オシッコの付着によるかぶれ
・右脇下にしこり
・軽度の白内障
・口も歯石でボロボロ、死んでる歯多数で年齢もわからない(5歳以上ではあるだろう)
・お腹に寄生虫



予想以上でした。(体重もw)

預かりをすることになった流れで聞いたのですが、4頭のシェルティたち。
家庭で躾けられているであろうことも全くできないことから、この子たちはおそらくブリーダー遺棄ではないかと。
ブリーダーと言えば聞こえがいいですが、所詮繁殖屋ってことです。

ボロボロだった口内。
最初に保健所を訪れた時から気になっていた、口に何か挟まって口が閉まっていないように見えたもの。
病院で取ってもらったそれは毛の塊。
後に聞いた話では、繁殖屋ではフードに水を混ぜて食べさせるのだそうです。
そうすると両方1度に済むからっていう理由らしいです…

ってことは水さえ飲みたい時に飲める環境ではなかったのですね…
そのふやけたフードが歯に付着し、毛を舐めることで毛も歯に巻きついて取れなくなりそれが続いてきた結果
閉まらない口になってしまったようです。
毛の塊を取り去った後の歯はスカスカで外向き(?)な感じで生えています。

そして、この子ですが、実は吠えません。
保健所では声帯を切ってあるようだと言われたのですが、吠えたそうな素振りすらしないので実際本当に声帯がないのかもどうかもわかりません。

保健所→サロン→病院→家
この間、何度も何度も私を見つめてきました。
不安そうで悲しそうな瞳。
「もう大丈夫、なにも心配ないからね」その度にそう伝えました。

病院から帰り、車を降りて、家に入れる前にとりあえず散歩を…と連れて行きました。
オシッコもンコもしました。
ちゃんと我慢していたんですね。なんていい子…。

この子はうちに来て、オシッコもンコも家の中ではしません。
必ず散歩の時にしかしません。

そんな子なのにあんなにも糞尿まみれでいなければいけなかった生活。
辛かっただろうな…

性格は吠えないというのもありますが、基本的にとっても穏やかで優しく人好きの甘えん坊。
他の犬にも人にもフレンドリーですが、近づきすぎずその場でパタパタ尻尾を振ります。
一度怒られたことは2回はしません。
物を覚えるのも得意だし、それをすることも楽しんでいます。
いつも人のやることをじーっと見ていて何か考えてるようです。

食べ物も好き嫌いしません。
散歩も喜んで行きますし、基本あまり引っ張りません。

こんないい子、これから先、私は一体どうしたらいいのでしょうかね…笑


そしてこの子。
仮名を「ラル」とつけました。

我が家では花言葉だったり、石言葉だったりで名前をつけています。
マリーはマリーゴ-ルドの花言葉から。
琥珀は琥珀の石言葉から。

ワンコの名前をどうしようか考えていて、ずーーと以前から実はマリーの時からつけたかったのは
「珊瑚」の石言葉だったのですが、珊瑚という響きが可愛くないと家族により却下。笑

でも意味はとても素敵で
「コーラルには嫁ぐ娘の身の安全・幸福を授ける」とも言われています。

他には

3月の誕生石
厄除け・魔除けの力がある
幸福 長寿 知恵 魔除招福

サンゴには悪運を遠ざける力があるといわれています。
持ち主に愛と生命力を与え、幸福の道へと導いてくれるでしょう。
また、サンゴは人生に英知を授け、富と幸運をもたらすといわれている石です。
持ち主のもとに幸運を運んでくれるでしょう

ひとくちメモ
サンゴは、ピンク色、赤、青、白、黒、金色と様々な色がある。
嵐、火災よけのお守り、子供の魔除けなどに用いられていた。

ジュエルメッセージは大海の豊穣、長寿、出世、沈着、勇敢、聡明、幸福。

とも。

でも、花言葉・石言葉ときて、また石言葉では面白くない。
なので今回は色言葉からも良い言葉で探していたら、あらまぁなんと珊瑚色もなかなか良い。

7月24日の誕生色(コーラルシェル coral shell)
特徴:思慮深く考えてから行動を起こす人&色言葉:洞察力・集中力・分析力・行動力

本犬のこと表していると思います。
(ただコーラルの後にシェルが付くのがよくわかんないけど、シェルティだからいいや、とw)

なので今回のこの子、名前はラル。
コーラルのラルです。

これまで人間によって奪われてきたラルの時間をこれから取り戻してあげなくちゃいけない。
うちで面倒みていくか里親さんを探すのか、まだはっきり決められないけど、ラルのこれからの人生はご褒美の時間。
なんとしても幸せにならなきゃいけないね。




みなさんこれからよろしくお願いします☆ byラル

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする