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「すごい」の一言

2023-11-17 15:03:39 | 日記

エンジェルス 大谷翔平 満票で2回目のMVP受賞 大リーグ史上初

大谷選手は、2021年に続いて投票した記者30人全員が1位票を入れる満票で受賞が決まり、大リーグ史上初めて満票で2回目のMVP受賞となりました。

目次

大リーグのMVPはレギュラーシーズンに最も活躍した選手に贈られ、全米野球記者協会に所属する記者30人の投票によって選ばれます。

16日、ことしの受賞者が発表され、アメリカンリーグは投打の二刀流で活躍し、ホームラン王のタイトルを獲得した大谷選手が選ばれました。

大谷選手のMVP受賞はおととし以来、2年ぶり2回目で、日本選手では2001年に受賞したイチローさんの1回を超えて最多となりました。

また、大谷選手はおととしに続いて投票した記者30人全員が1位票を入れる満票での受賞となり、満票で複数回MVPを受賞するのは大リーグ史上初の快挙となりました。

▼2位は打率3割2分7厘、ホームラン33本をマークしたレンジャーズのシーガー選手、▼3位は同じくレンジャーズでリーグ最多の185本のヒットを打ったシミエン選手でした。

大谷選手は大リーグ6年目の今シーズン、バッターとしてホームラン44本を打ってアジア出身の選手として初めてホームラン王を獲得し、ピッチャーとしても10勝をあげて大リーグ史上初となる2年連続での「ふた桁勝利、ふた桁ホームラン」を達成しました。

シーズン終盤は右ひじと脇腹のけがで1か月近くの欠場を余儀なくされましたが、それまでの投打の圧倒的なパフォーマンスが評価された形で、また新たに大リーグの歴史にその名を刻みました。

大谷選手 “投打のバランスが良かった”

 

大谷選手はMVPが発表されるアメリカの番組の中継に出演し発表前のインタビューに応じました。

私服姿で登場した大谷選手はことし9月に右ひじを手術しましたが、ソファーに一緒に座っていた犬を右手でなでるなどリラックスした様子で、「投打のバランスがよかったと思うし、高いレベルでこなせた。ただ、最後までで試合に出続けられなかったことが心残りだ」と話しシーズンを振り返りました。

そして、プレー以外での自分の魅力についてどのように考えているかと尋ねられると「野球に集中したいというのが自分のスタイルなのでそのほかのところは後からついてくると思っている。特にシーズン中は野球に集中したいと思っている」と答えていました。

MVPを発表した番組の中で、大谷選手は2位で受賞を逃した昨シーズンをふまえて今回、受賞した心境を聞かれると「去年も獲得したかったがジャッジ選手がすばらしかったし、ことしもシーガー選手やシミアン選手がワールドシリーズで優勝してすばらしい年だった。それに負けないようなシーズンにしたかったけれど、個人的に取れて特別なことだと思う」と笑顔を見せながら話しました。

そして、ことし9月に2回目の手術を受けた右ひじの状態については「けがは順調で1回目の手術をしたときよりもスムーズに来ている感覚はあるので、スムーズに来シーズンに入っていけると思う。焦らずにやりたいという反面しっかりシーズンまでに間に合わせてプレーしたいと思う」と話していました。

過去MVP3回受賞 トラウト選手“誇りに思う”

 

大谷選手とともにプレーし、過去にMVPを3回受賞しているエンジェルスのトラウト選手は、自身のSNSで「おめでとう。MVPにふさわしいすばらしい1年だった。誇りに思うよ、兄弟」と投稿し2人がユニフォーム姿で写る写真を添えて大谷選手の受賞をたたえました。

サンドバル投手“活躍見られて光栄”

 

ことしのキャンプでキャッチボール相手を務めるなど大谷選手と交流のあるエンジェルスのサンドバル投手は自身のSNSで「おめでとう。最前列でこの活躍が見られることを光栄に思うよ」と投稿し、2人がユニフォーム姿で写る写真を添えて大谷選手の受賞をたたえました。

ヌートバー選手“MVPだと思っていた”

WBCでチームメートとして日本の世界一に貢献したカーディナルスのヌートバー選手は大リーグの日本公式アカウントのSNSに動画で祝福のメッセージを寄せ、「翔平、おめでとう。紛れもなく君がMVPだと思っていた。僕もとてもうれしい。1日も早い回復を祈っているがきょうは『おめでとう』と言わせてください」などと話しています。

投票した記者は

 

「MLB.com」でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者は、ことしのMVPの投票権を持っていて大谷選手に1位票を投じました。

ボリンジャー記者は「欠場があったとはいえ、大谷は総合的に最高の数字を残し、誰よりも最高のシーズンを送った。だから、私にとっては本当に簡単な決断だった」と投票に至った経緯を話しました。

その上で「ことしで言えば、7月か8月にはすでに大谷がMVPレースに勝利していたと思う。2019年のトラウトも、最後の1か月近くをけがで欠場したもののMVPを受賞したが、このようなことが起きるのはまれなことだ。大谷が投打両面で成績を残したことで、常にアドバンテージを持っていたと思う」と分析しました。

そして、バッターに専念する来シーズンに向けては「指名打者は守備がない分、誰よりも打たなければいけない。MVPになるには、おそらく50本近いホームランを打たなくてはいけないだろう。レッドソックスで活躍したデビッド・オルティーズが1度もシーズンMVPを受賞していないことから分かるように、指名打者だけでMVPをとるのは本当に難しい」と話し、これまでと違い指名打者1本でMVPを受賞するハードルの高さを指摘していました。

ナショナルリーグMVPはブレーブスのアクーニャJr.選手

大谷選手が圧倒したアメリカンリーグとは対照的に、WARでは大接戦となったのがナショナルリーグです。

リーグトップだったのはドジャースのベッツ選手のWAR8.4で、MVPを受賞したブレーブスのアクーニャJr.選手のWARは8.1でした。

打撃成績では打率、ホームラン、盗塁などでアクーニャJr.選手がベッツ選手を圧倒しましたが、外野手でライトを守ったアクーニャJr.選手に対し、ベッツ選手はライトのほかにセカンドでも70試合、ショートも16試合で守り、守備の指標で上回ったためWARでは接戦となりました。

しかし、実際の投票では大リーグ史上初となる「ホームラン40本、70盗塁」を達成したアクーニャJr.選手の歴史的な活躍が高く評価され、初のMVP受賞をアメリカンリーグの大谷選手と同じく満票で決めました。

両リーグのMVPがいずれも満票で決まるのは大リーグ史上初です。

大リーグのMVPの投票は?

大リーグのMVPの投票は全米野球記者協会に所属する記者30人が、それぞれMVPにふさわしい選手として上位10人を記入する形で行われます。

1位に14ポイント、2位に9ポイントが与えられ3位以下は1ポイントずつ減っていき10位が1ポイントとなります。

この投票の結果、大谷選手は30人全員が1位としたため420ポイントを獲得しました。

過去の満票での受賞者には2002年のバリー・ボンズさん、1997年のケン・グリフィーさん、1956年のミッキー・マントルさんなどその時代の大リーグを代表する選手たちがいて、今回、大谷選手のMVP受賞を発表したレジー・ジャクソンさんも1973年に満票で受賞しています。

〈投票結果詳細:ポイント順〉
1位:大谷翔平 420
2位:シーガー(レンジャーズ)264
3位:シミエン(レンジャーズ)216
4位:ロドリゲス(マリナーズ)197
5位:タッカー(アストロズ)178
6位:ディアス(レイズ)137
7位:ウィット Jr.(ロイヤルズ)83
8位:ヘンダーソン(オリオールズ)77
9位:ラッチマン(オリオールズ)50
10位:ラミレス(ガーディアンズ)40
(以下略)

恒例の電話会見は中止に

受賞決定のおよそ40分後には恒例の電話会見が予定されていましたが、急きょ中止になりました。

中止の理由について主催者の全米野球記者協会の担当者は技術的な問題が発生したためと説明し、「大谷選手がコントロールできることではなく、彼に責任はありません」と繰り返し説明していました。

評価指標WARでも大谷選手が圧倒

2回目も満票で受賞し、文字どおり「満場一致」だった大谷選手のMVP。

総合的に評価する指標として大リーグで一般的な「WAR」で最終候補の3人を比べても、大谷選手の優位が圧倒的な結果となりました。

WARは、「WinsAboveReplacement」の略で、代替可能な選手に比べて(Replacement)どれだけその選手が勝利を上積み(Above)できたかを表しています。

打撃、守備、走塁、投球を総合的に評価し、データ会社によっていくつかの計算方法があります。

多く用いられているものの1つ、BaseballReference算出のWARだと、平均的なレギュラー選手で2.0以上、オールスターゲームに選ばれるクラスの選手が5.0以上、8.0を超えるとMVP級とされます。

この指標ができたことで、これまで同じ土俵で比べられなかった投手と野手などを比べられるようになったとされ、MVP争いで参考にされるケースが増えています。

2021年の大谷選手はピッチャーとして4.9、バッターとして4.1、合計9.0としてWARで大リーグ全体トップに立ちました。

MVP投票で2位だったブルージェイズのゲレーロJr.選手は6.8で大谷選手が圧倒する形となり、満票でMVPを受賞しました。

去年はホームラン62本を打ったヤンキースのジャッジ選手がWAR10.6で大リーグトップ。

大谷選手はピッチャーとして6.1、バッターでは3.5の合計9.6で2位となり、MVPの投票でもジャッジ選手がトップ、大谷選手が2位でした。

ことし、大谷選手のWARはピッチャーとしては規定投球回に到達しなかったこともあり4.0、ホームラン王を獲得したバッターとしては自己最高の6.0で大リーグトップの合計10.0でした。

MVP投票で2位だったレンジャーズのシーガー選手は6.9、3位だった同じくレンジャーズのシミエン選手は7.4でWARの比較でも大谷選手が圧倒したことが分かります。

WARだけで見ると、サイ・ヤング賞を受賞したヤンキースのコール投手が大谷選手に次ぐリーグ2位の7.5でしたが、コール投手はMVP投票では11位でした。

これは、ピッチャーにはサイ・ヤング賞が設けられていることを理由に近年はMVPでの票を得にくいことが背景にあります。

でした。

 

 西 逈さんのコメントです。

川の流れのように (西 逈)

 将棋の藤井さんもそうですが、大リーグの大谷さんも野球一筋の一本道を歩んでおられます。変な女や金には見向きもせずに迷わず邁進している、その姿に敬意を表したい。 私など、大学を卒業しても就職もせず、つまり自分が何をしたいのかも分からず、京都で一年ほどアルバイトを続けていました。横道・脇道・回り道ばかり。〽デコボコ道や 曲がりくねった道。それでも振り返ってみれば。けっこう面白い人生だったのかも‥‥。》

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川の流れのように (西 逈)
2023-11-18 10:30:45
 将棋の藤井さんもそうですが、大リーグの大谷さんも野球一筋の一本道を歩んでおられます。変な女や金には見向きもせずに迷わず邁進している、その姿に敬意を表したい。 私など、大学を卒業しても就職もせず、つまり自分が何をしたいのかも分からず、京都で一年ほどアルバイトを続けていました。横道・脇道・回り道ばかり。〽デコボコ道や 曲がりくねった道。それでも振り返ってみれば。けっこう面白い人生だったのかも‥‥。
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