兵庫県の仏塔をいくつか紹介します。
1.揖保郡太子町の「斑鳩寺 いかるがでら」です。
相輪の柱に聖徳太子伝来の仏舎利を納めた塔です。
2.神戸市西区の「如意寺 にょいじ」です。
南北朝時代を代表する和様塔婆の名作です。
長谷川周「仏塔案内 西国編」東京書籍 を参考にしました。
【子規365日】■1月19日
凍筆(いてふで)をホヤにかざして焦しけり 1900(M33)年
夏井いつき【子規365日】朝日文庫
イメージ
《凍(い)てる・凍(こお)る》の俳句
・氷る灯の油うかがふねずみかな 蕪 村
・手拭のねぢつたままの氷かな 一 茶
・凍て土にこの好日のけふとなり 素 逝
横田正知編「写真 俳句歳時記冬」現代教養文庫 より
谷口璽照さんのコメントです。
《今の政治家にー (谷口璽照)
奈良の法隆寺は、斑鳩(いかるが)の里にあるので「斑鳩寺」と呼ばれ、また聖徳太子の一族が寺内で果てたことから「現身(げんしん)往生所寺(おうじようしよじ)」とも呼ばれ、あるいは宝の龍の寺と書いて宝龍寺とも当て字されます。お寺の名もそうですが、聖徳太子にはいろいろな名があります。厩戸(うまやど)の皇子、豊里の皇子、八つの耳と書いて八耳(はちじ)の皇子、上宮太子。聖徳太子というのは後で付けられた名ですから、太子が生前にそう呼ばれたことはありません。
ところで、あの『憲法十七条』は、どこで構想が練られたと思いますか? 伊予の道後温泉へ遊行された時のことです。〽いい湯だな いい湯だな ここは松山 道後の湯。温泉に入って鼻歌を歌いながら、皆が気持ち良さそうにしている、病気にも効能がある。政治もそのようでなければならない、と。今の政治家に聞かせてやりたいですね。庶民の生活を安らかにすることが、為政者の仕事です。本来、政治の「政」という字は、曲ったことを正すこと、正直の「正」なのです。正しいという文字は、上下一体の形を現しています。上下和して正しく之を行うことを「政」(まつりごと)と言うのです。しかし、筋を通すが人の道、筋の通らぬ御政道。》
ところで、あの『憲法十七条』は、どこで構想が練られたと思いますか? 伊予の道後温泉へ遊行された時のことです。〽いい湯だな いい湯だな ここは松山 道後の湯。温泉に入って鼻歌を歌いながら、皆が気持ち良さそうにしている、病気にも効能がある。政治もそのようでなければならない、と。今の政治家に聞かせてやりたいですね。庶民の生活を安らかにすることが、為政者の仕事です。本来、政治の「政」という字は、曲ったことを正すこと、正直の「正」なのです。正しいという文字は、上下一体の形を現しています。上下和して正しく之を行うことを「政」(まつりごと)と言うのです。しかし、筋を通すが人の道、筋の通らぬ御政道。