落研仲間のう~る氏に教えてもらった、「枝雀らくごの舞台裏」小佐田 定雄 (著)を読み終えました。
構成は、あらすじのあと小佐田 定雄氏が、噺と人間枝雀師匠をあらゆる角度から分析されてます。
大学の落研時代、一番好きなだった落語家桂 小米と襲名後変身?していく枝雀師匠が、
私の前に現れてきました。
もちろん桂 米朝大師匠、さこば師匠、南光師匠が顔を出し、枝雀ワールドが作られていきました。
落研先輩の雀三郎師にうかがった話で、「南光さんと私は、小米の弟子ですから」。
それを表すエピソードが、《煮売屋》の中にありました。引用させていただきます。
《まず、小米時代の師匠が煮売屋の親父になって、べかこ時代の南光さんが清八、米治時代の雀三郎さんが喜六になって台詞のやりとりをする。そして、次には配役を取り替えて演じるというお稽古で、雀三郎さん曰く
「おかげで、師匠のしゃべる呼吸を勉強させていただきました」》
落語ファンの皆さん、ぜひ一度本を手にとって読んでみて下さい。
枝雀師匠が、蘇ります。(私は、吹田の図書館で見つけました)
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