さざんかの咲く頃になりました。
子どもの頃に、山茶花究と言う喜劇俳優がいらっしゃいましたが、
この方の芸名は、3X3=9と言う九九をもじってのでしょうね。
《さざんか・山茶花》の俳句
茶梅とも書く。葉も花も椿に似ているが、椿よりもこぶりである。
花の色は白・淡紅が多い。濃紅・紅白交じりもある。
晩秋から初冬にかけて開き、椿よりも侘しい。
庭園・垣根に育ててあるのが普通であるが、暖地には野生のものもある。
・山茶花のしぐるる花のみな平ら 爽 雨
・山茶花や落花かかりて花盛 花 蓑
・山茶花のあらたに散りぬ石の上 王 城
・山茶花の日和に翳のあるごとく 麦 南
横田正知編「写真 俳句歳時記冬」現代教養文庫より
《さざんかの宿 (西 逈)
〽さざんか さざんか 咲いた道(たきび)。千葉のJR船橋駅コンコースに「サザンカさっちゃん」のブロンズ像があり、船橋市民の待ち合わせ場所になっています。サザンカは、船橋市の花なのです。駅に近いラブホテルの入口にも、サザンカが植えられています。私、そのラブホで二年ほど働いていました。或る日の午前10時過ぎに入って来た50歳前後のカップル、その格好に驚きました! 二人ともリュックを背負い、帽子から靴まで登山姿なのです。どちらの山へ? 秩父山脈です(なんてね)。 或る日、船橋の居酒屋で母と飲んでいると、母が私の耳元で囁きました。「隣で飲んでいる二人、さざんかの宿よ」と。〽あゝ他人の妻、ですか。でも、二人とも嬉しそうでしたが(^^♪ 後は知らない、パピプペポ。》